千畳敷〜空木岳（残雪期中央アルプス縦走）

2017年05月02日(火) ~ 2017年05月03日(水)

• GPS: 32:00
• 距離: 16.9km
• 登り: 616m
• 下り: 2,374m

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

菅ノ台バス停始発7:15，しらび平駅始発8:00

コース状況／危険箇所等

空木岳直下，小地獄・大地獄

写真

5/2 8:25

千畳敷カールは思っていたより，雪がある。今年は多雪傾向か？

5/2 8:25

平日だが上る人多し。ただし，極楽平方面は少ない。

5/2 8:30

極楽平を直登。降雪後は危険な斜面。今日はとても締まっているため，急だが登りやすい。

5/2 8:30

スキーヤーが多い。

5/2 8:50

富士が見える。

5/2 8:58

30分ほどで極楽平。

5/2 8:58

三ノ沢岳がかっこいい。独立峰みたい。いつか厳冬期に行きたい。もっと知られてもいいと思う山。

5/2 9:04

宝剣は寄らず，三ノ沢岳を見ながら南下。

5/2 9:18

空木岳への縦走路。とてもかっこいい。セルフ撮影もずいぶん慣れた。

5/2 11:18

檜尾岳。ギャップが思っていたよりある。

5/2 11:18

三ノ沢岳の南東側。

5/2 11:18

堂々としている空木岳。

5/2 11:34

県警のヘリ？荷揚げ？パトロール？
実はこの日のこの時間に池山尾根が滑落事故があった。それを知るのは翌日のこと。

5/2 11:35

檜尾岳の小屋。ロケーション最高。ただし吹き曝し。

5/2 11:55

ギャップが激しい…少し歩いては休憩。18キロの荷物が肩に刺さる。

5/2 12:35

雪面にトレースをつけていく至高の時間。

5/2 13:07

熊沢岳。

5/2 14:14

空木岳の直下。頂上直下の岩稜を直登か，巻くか…ザイルはいらなさそう。

5/2 15:02

東川岳で30分の昼寝。とても気持ちいい。

5/2 15:07

南駒もかっこいい。

5/2 16:03

今日の小屋…

5/2 16:04

の冬季小屋。

5/2 16:10

ドアが閉まっておらず，雪が吹き込んでいた。ちゃんと締めましょう。

5/2 16:10

中は快適そのもの。小屋の方，ありがとうございます。

5/2 18:04

夕暮れの南駒。コーヒーと読書でしばしリラックス。

5/3 6:41

二日目はいきなりの急坂。雪が少なく大したことはない。

5/3 6:41

高度を稼ぐ。

5/3 7:01

雪がある急斜面。岩稜の下を夏道通りに進み，怖いトラバース，ダガーポジションでの直登を繰り返す。

5/3 7:03

第一ピーク後は，稜線上を進む。

5/3 7:27

稜線。

5/3 7:27

右の夏道は避け，直登。

5/3 7:40

頂上。やっと着いた。頂上までトレースがなく，緊張と不安も少しありながらの楽しい山行。

5/3 7:52

空木カール。とても広い。

5/3 7:54

駒峰ヒュッテは雪に埋まっている。

5/3 8:11

駒石。

5/3 8:14

空木岳も遠くに…

5/3 9:39

大地獄から下降は，とても緊張。雪が腐りはじめている。午後に通貨のは危険。ザイルが必要だ。

5/3 9:55

夏と比べて雪がつくと，途端に難しくなる。無理はしないように。

5/3 10:58

マセナギ。

5/3 13:22

お疲れさまでした。

撮影機器：

COOLPIX L19 NIKON

感想

ゲスト

久しぶりの一泊二日の残雪期山行。
一日目は快晴であたたかい。空木岳に至る稜線は，思っていた以上にギャップがあり，結構甘く見ている人が多いが，ある程度の経験がないと危ない。熊沢岳のトラバースで3メートルほど滑落してしまった。滑落停止で事なきを得たが，これまでの10年以上の山行で一番の滑落だった。滑落停止訓練をしていてよかった。それ以外は快適な尾根歩き。三ノ沢岳を見ながらの登山は最高。この日の宿は，木曽殿の冬季小屋。快適だった。
二日目，核心部の空木岳〜木曽殿越はザイルの必要性があり，もしダメなら檜尾尾根を使って下山することを考えていた。ここは登りより下りの方が難しい。もっと雪がついていたら危険。その後の雪の大地獄は思っていた以上に危なかった。大地獄直下の崖下に，散乱したペットボトルなど。「だれか滑落したのか」と思った。しばらくして登る人と出会い（極楽平以降初めて），昨日，滑落事故があったことを知る。池山尾根は空木岳へのメインルートであるが要注意。GWでも，池山小山まで凍結箇所がたくさんあった。12本爪アイゼンとピッケルは必須。
下山後は，久々の本格的な登山で疲労。ゆっくり，こまくさの湯に入り，帰宅。ここ数年ではかなり達成感を感じられた山行。