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Yamareco

記録ID: 1148194
全員に公開
ハイキング
奥秩父

不人気で有名な和名倉山〜やぶ漕ぎ付き(二瀬尾根)

2017年05月23日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
05:53
距離
16.6km
登り
1,793m
下り
1,795m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:42
休憩
0:11
合計
5:53
9:21
15
埼玉大学秩父寮
10:40
10:40
30
11:10
11:10
5
11:15
11:17
63
12:20
12:20
11
12:41
12:49
11
13:09
13:09
76
14:25
14:26
42
15:14
埼玉大学秩父寮
消費した水 スポドリ500ml 真水300ml
食べたもの おにぎり、柿の種、どら焼きで700kcal
天候 快晴〜暑い東京で27.4℃
過去天気図(気象庁) 2017年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
埼玉大学秩父寮の駐車場にクルマを停める
コース状況/
危険箇所等
〇埼玉大学秩父寮の裏手に吊橋に下りる通路あり ・・見落として意味不明なところから通路に下りた
〇吊橋〜反射板跡 単調な九十九折の登山道 とにかく急斜面が延々と続く
 700m付近(吊橋を渡り20分ほど)の場所でスズメバチに遭遇 ・・数センチまで接近されたときは危険を感じた
〇反射板跡〜造林小屋跡 登山道が崩壊していると聞いていたが、崩落も収まり危険を感じなかった トレースもはっきりしている。
〇造林小屋跡には水場あり

〇造林小屋跡より上部は美しい苔が木々に纏わりついた森 一番の見どころ
〇山頂は景色なし、風通しなし

■下山は森林軌道跡地を通らず尾根伝いに下りていく
※積雪期ならまだしも夏道に使うのはスズタケの藪漕ぎを強いられるだけ
好きな人は通ってもいいのでは・・ 危険個所もないです(踏み跡なし)
・1684mで尾根に乗る 密生はしていないがスズタケの藪 気を抜くと尾根を逸れてしまいそうになる
・1639mのピーク この50mほどの登り返しだが、ヤブと踏まれていない土に足を取られ登りにくい。登り返しで体力を奪われた
・1639m〜1515mまで突如スズタケの藪が失せる 下るのも楽勝
・1515m〜1369mヤブもなくさくさく降りられる
・1369mを順調に降りると反射板跡に下りられます







埼玉大学秩父寮 左側に停めました(たぶん無断駐車に相当するでしょう)
2017年05月23日 09:21撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 9:21
埼玉大学秩父寮 左側に停めました(たぶん無断駐車に相当するでしょう)
秩父湖(二瀬ダム)
2017年05月23日 09:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 9:26
秩父湖(二瀬ダム)
はじめは一応柵付きの登山道
2017年05月23日 09:32撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 9:32
はじめは一応柵付きの登山道
2017年05月23日 10:04撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 10:04
1時間20分かかって反射板跡地
2017年05月23日 10:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 10:40
1時間20分かかって反射板跡地
一部崩れているが問題なし
2017年05月23日 10:52撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 10:52
一部崩れているが問題なし
ああこれねっ 大規模崩壊の登山道
2017年05月23日 10:55撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 10:55
ああこれねっ 大規模崩壊の登山道
特に問題ないです 大雨の時は通れないだろうけど・・
2017年05月23日 10:56撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 10:56
特に問題ないです 大雨の時は通れないだろうけど・・
いい感じに木にステップが切ってあります
2017年05月23日 10:58撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 10:58
いい感じに木にステップが切ってあります
造林小屋跡地
2017年05月23日 11:06撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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5/23 11:06
造林小屋跡地
森林軌道のレール? そうは思えず・・
2017年05月23日 11:14撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 11:14
森林軌道のレール? そうは思えず・・
機関車かな
2017年05月23日 11:14撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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5/23 11:14
機関車かな
たぶん巻き上げ機
2017年05月23日 11:15撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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5/23 11:15
たぶん巻き上げ機
「ごとんごとん」と走ってた時代があったのだろうか
2017年05月23日 11:15撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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5/23 11:15
「ごとんごとん」と走ってた時代があったのだろうか
ワイヤーも散乱
2017年05月23日 11:15撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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5/23 11:15
ワイヤーも散乱
巻き上げ機
2017年05月23日 11:16撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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5/23 11:16
巻き上げ機
造林小屋跡地は水は豊富のようです
2017年05月23日 11:20撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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5/23 11:20
造林小屋跡地は水は豊富のようです
2017年05月23日 11:46撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 11:46
2017年05月23日 12:02撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 12:02
2017年05月23日 12:21撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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2017年05月23日 12:29撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 12:29
二瀬(ふたせ)分岐  
2017年05月23日 12:31撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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5/23 12:31
二瀬(ふたせ)分岐  
木々が伐採されたのでは?
2017年05月23日 12:33撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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5/23 12:33
木々が伐採されたのでは?
そんなハズはありません 山火事で木々が無くなっただけです。
2017年05月23日 12:38撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 12:38
そんなハズはありません 山火事で木々が無くなっただけです。
山頂標識があり驚く 周りは木々に囲まれ景色ないです
2017年05月23日 12:41撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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5/23 12:41
山頂標識があり驚く 周りは木々に囲まれ景色ないです
往路と同じでは面白くないので尾根伝いに下山します
2017年05月23日 13:38撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 13:38
往路と同じでは面白くないので尾根伝いに下山します
よく見るとスズタケ
2017年05月23日 13:39撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 13:39
よく見るとスズタケ
もう強引に突破するしかない
2017年05月23日 13:40撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 13:40
もう強引に突破するしかない
大型ザックでも通れないこともないが、外付けマットはボロボロになりそうだ。
尾根伝いなのでトレースに見えないこともない
2017年05月23日 13:57撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 13:57
大型ザックでも通れないこともないが、外付けマットはボロボロになりそうだ。
尾根伝いなのでトレースに見えないこともない
突然スズタケの藪から解放されます
2017年05月23日 14:25撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 14:25
突然スズタケの藪から解放されます
このドラム缶が見えれば正規の登山道は間もなく
2017年05月23日 14:26撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 14:26
このドラム缶が見えれば正規の登山道は間もなく
反射板跡地に飛び出ます
2017年05月23日 14:28撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 14:28
反射板跡地に飛び出ます
吊橋が見えてきた 
2017年05月23日 15:08撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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5/23 15:08
吊橋が見えてきた 
ビクトリーロード
2017年05月23日 15:08撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 15:08
ビクトリーロード
約6時間の山旅・・ お疲れさまでした
2017年05月23日 15:13撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
5/23 15:13
約6時間の山旅・・ お疲れさまでした
祭りの湯は営業休止中(見つかってはいけない病原菌が見つかったらしい) その代わりフードコートでかき氷600円
2017年05月23日 16:48撮影 by  TG-4 , OLYMPUS CORPORATION
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5/23 16:48
祭りの湯は営業休止中(見つかってはいけない病原菌が見つかったらしい) その代わりフードコートでかき氷600円

感想

和名倉山というと遭難 というキーワードが付く場合が多い
ヤマレコでも今年の1月に28時間かかって下山したとの記録https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1049134.html
最近ではスズメバチの襲撃で37ヶ所を刺されて亡くなった人もいるようだ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-960684.html

そんな話題を聞くと登りたくなるのが僕・・
本当はもっと早い時間から登りたかったが、レンタカーを借りる時間の制約、または自宅から高速使って秩父まで来ればもっと早いのだろうが、お金がかかり過ぎる。
ならば体力勝負になるが、東京朝発で西武秩父駅でレンタカーでも可能ではないかと思い二瀬尾根から登ることにした。

8時過ぎに西武秩父に到着する
二瀬ダム管理事務所の隣接しているトイレで準備をして9時過ぎに埼大秩父寮
ところがどうやって吊橋の連絡通路に下りるか 分らないし時間もないので半ば強引に急斜面を降りた。

吊橋を渡り九十九折の急斜面を登っていく
突然背後から大きな羽音が聞こえた
見ると大きなスズメバチが1匹、こちらに向かってくるではないか。
スズメバチを追い払うと大群がやってくるという話しはよく聞くので、追い払わずその場所に立ち止まりやり過ごそうとする。
はじめは1mほどのところで様子を見ていたスズメバチは突然距離を詰め2〜3cmに接近して危害を加えるものか無害なものかを判断しているようだ。
20秒ほどだったろうか・・ この時はめちゃくちゃ怖かった。
山で動物の襲撃で亡くなる人の1位はスズメバチの襲撃である 脳裏をよぎったが、そのまま飛び去ってしまった。
本当にほっとした 危なかった。
たぶん追い払ったらオオスズメバチに刺されていただろう 飛び去ったのでこのまま登山を続ける

標高が上がると風通しもよく、ジメジメもしていないのでスズメバチの心配はなさそうだ。
計画では登りは登山道が崩壊した一般登山道 下山に二瀬尾根に沿って降りるつもり
登山道が崩壊していて「ビビった」などのコメントがあるが、僕が通過したのはよく晴れた昼間で登山道の崩壊は収まり、土砂が乗り上げたところも固まって歩きやすくなっていた。問題なし

造林小屋跡地に材木を運び出す機械の墓場になっていた。
よく分からない機械ばかりだが、どこかに斜面を使って下す通路があったのだろうか。ケーブルでつりさげて下す写真もどこかにあったなあ

ここから先はあまりワイヤーもなくなり人が入っていた痕跡は少なくなる。
北ノタル辺りで美しい苔に包まれた森があった
ダケカンバの森もあった。
昔から変わらない景色なのだろう 

ひたすら歩くとようやく二瀬尾根分岐 15分も歩けば和名倉山山頂だ
地味な山頂で200名山に指定されていなければ注目をされる山だろう それとも埼玉県の最高峰の登りたい人?
甲武信ヶ岳が最高峰だろうが山梨や長野にとっても譲れない最高峰の山だろう
和名倉山は完全に埼玉の山である

帰り(下山)は二瀬尾根を忠実に下りたい
おそらく秩父から登った人はこの尾根に入り込みスズタケの藪で方向感覚や尾根を逸れ変な方向に下りてしまったのだろう
コンパスを見て(実際にはGPSの地図だが)間違いない方向に下っていく
それにしても勢いがないスズタケといっても結構密なところもある
倒木も多く歩きにくい
登山道を示すテープの類もなくGPSと地形を照らし合わせ慎重に方向を決める
しかし50mほどしかないが微妙な登りが一番体力に堪えた。
地形図でいう1639mピーク付近が一番ひどいヤブだがそれを過ぎるとスズタケは突然姿を消す。
そうなると1515mピークまでの下り そしてさらに200mを下るが問題がない。
ひたすら下ると反射板跡に飛び出る

あとは普通の登山道をひたすら下るだけ
秩父湖の吊橋を渡り埼大秩父寮に這い上がって終わり・・ しかし這い上がったところは駐車場だった。
何やっているのか・・ 無駄な遠回りをしてしまった。

全行程で6時間かかったが、メチャクチャしんどかった。
二瀬ダム管理事務所の前にある自販機で冷たい飲み物を500mlを一気に飲み干すほど水分を欲していた。
トイレで頭から水を浴び、顔の汗を拭きとりさっぱりした。
あとは快適なエアコンの効いたレンタカーで帰宅するだけ・・

お疲れさまでした。

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