不人気で有名な和名倉山〜やぶ漕ぎ付き(二瀬尾根)


- GPS
- 05:53
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,793m
- 下り
- 1,795m
コースタイム
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 0:11
- 合計
- 5:53
食べたもの おにぎり、柿の種、どら焼きで700kcal
天候 | 快晴〜暑い東京で27.4℃ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
〇埼玉大学秩父寮の裏手に吊橋に下りる通路あり ・・見落として意味不明なところから通路に下りた 〇吊橋〜反射板跡 単調な九十九折の登山道 とにかく急斜面が延々と続く 700m付近(吊橋を渡り20分ほど)の場所でスズメバチに遭遇 ・・数センチまで接近されたときは危険を感じた 〇反射板跡〜造林小屋跡 登山道が崩壊していると聞いていたが、崩落も収まり危険を感じなかった トレースもはっきりしている。 〇造林小屋跡には水場あり 〇造林小屋跡より上部は美しい苔が木々に纏わりついた森 一番の見どころ 〇山頂は景色なし、風通しなし ■下山は森林軌道跡地を通らず尾根伝いに下りていく ※積雪期ならまだしも夏道に使うのはスズタケの藪漕ぎを強いられるだけ 好きな人は通ってもいいのでは・・ 危険個所もないです(踏み跡なし) ・1684mで尾根に乗る 密生はしていないがスズタケの藪 気を抜くと尾根を逸れてしまいそうになる ・1639mのピーク この50mほどの登り返しだが、ヤブと踏まれていない土に足を取られ登りにくい。登り返しで体力を奪われた ・1639m〜1515mまで突如スズタケの藪が失せる 下るのも楽勝 ・1515m〜1369mヤブもなくさくさく降りられる ・1369mを順調に降りると反射板跡に下りられます |
写真
感想
和名倉山というと遭難 というキーワードが付く場合が多い
ヤマレコでも今年の1月に28時間かかって下山したとの記録https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1049134.html
最近ではスズメバチの襲撃で37ヶ所を刺されて亡くなった人もいるようだ
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-960684.html
そんな話題を聞くと登りたくなるのが僕・・
本当はもっと早い時間から登りたかったが、レンタカーを借りる時間の制約、または自宅から高速使って秩父まで来ればもっと早いのだろうが、お金がかかり過ぎる。
ならば体力勝負になるが、東京朝発で西武秩父駅でレンタカーでも可能ではないかと思い二瀬尾根から登ることにした。
8時過ぎに西武秩父に到着する
二瀬ダム管理事務所の隣接しているトイレで準備をして9時過ぎに埼大秩父寮
ところがどうやって吊橋の連絡通路に下りるか 分らないし時間もないので半ば強引に急斜面を降りた。
吊橋を渡り九十九折の急斜面を登っていく
突然背後から大きな羽音が聞こえた
見ると大きなスズメバチが1匹、こちらに向かってくるではないか。
スズメバチを追い払うと大群がやってくるという話しはよく聞くので、追い払わずその場所に立ち止まりやり過ごそうとする。
はじめは1mほどのところで様子を見ていたスズメバチは突然距離を詰め2〜3cmに接近して危害を加えるものか無害なものかを判断しているようだ。
20秒ほどだったろうか・・ この時はめちゃくちゃ怖かった。
山で動物の襲撃で亡くなる人の1位はスズメバチの襲撃である 脳裏をよぎったが、そのまま飛び去ってしまった。
本当にほっとした 危なかった。
たぶん追い払ったらオオスズメバチに刺されていただろう 飛び去ったのでこのまま登山を続ける
標高が上がると風通しもよく、ジメジメもしていないのでスズメバチの心配はなさそうだ。
計画では登りは登山道が崩壊した一般登山道 下山に二瀬尾根に沿って降りるつもり
登山道が崩壊していて「ビビった」などのコメントがあるが、僕が通過したのはよく晴れた昼間で登山道の崩壊は収まり、土砂が乗り上げたところも固まって歩きやすくなっていた。問題なし
造林小屋跡地に材木を運び出す機械の墓場になっていた。
よく分からない機械ばかりだが、どこかに斜面を使って下す通路があったのだろうか。ケーブルでつりさげて下す写真もどこかにあったなあ
ここから先はあまりワイヤーもなくなり人が入っていた痕跡は少なくなる。
北ノタル辺りで美しい苔に包まれた森があった
ダケカンバの森もあった。
昔から変わらない景色なのだろう
ひたすら歩くとようやく二瀬尾根分岐 15分も歩けば和名倉山山頂だ
地味な山頂で200名山に指定されていなければ注目をされる山だろう それとも埼玉県の最高峰の登りたい人?
甲武信ヶ岳が最高峰だろうが山梨や長野にとっても譲れない最高峰の山だろう
和名倉山は完全に埼玉の山である
帰り(下山)は二瀬尾根を忠実に下りたい
おそらく秩父から登った人はこの尾根に入り込みスズタケの藪で方向感覚や尾根を逸れ変な方向に下りてしまったのだろう
コンパスを見て(実際にはGPSの地図だが)間違いない方向に下っていく
それにしても勢いがないスズタケといっても結構密なところもある
倒木も多く歩きにくい
登山道を示すテープの類もなくGPSと地形を照らし合わせ慎重に方向を決める
しかし50mほどしかないが微妙な登りが一番体力に堪えた。
地形図でいう1639mピーク付近が一番ひどいヤブだがそれを過ぎるとスズタケは突然姿を消す。
そうなると1515mピークまでの下り そしてさらに200mを下るが問題がない。
ひたすら下ると反射板跡に飛び出る
あとは普通の登山道をひたすら下るだけ
秩父湖の吊橋を渡り埼大秩父寮に這い上がって終わり・・ しかし這い上がったところは駐車場だった。
何やっているのか・・ 無駄な遠回りをしてしまった。
全行程で6時間かかったが、メチャクチャしんどかった。
二瀬ダム管理事務所の前にある自販機で冷たい飲み物を500mlを一気に飲み干すほど水分を欲していた。
トイレで頭から水を浴び、顔の汗を拭きとりさっぱりした。
あとは快適なエアコンの効いたレンタカーで帰宅するだけ・・
お疲れさまでした。
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