#085【明神ヶ岳】金時登山口〜明神ヶ岳〜明星ヶ岳〜宮城野
- GPS
- 04:49
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 815m
- 下り
- 1,012m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
初めての箱根方面。金時山と迷ったが混雑してそうなこと、距離が物足りなそうということで東側にある明神ヶ岳へ。
行ってみた率直な感想は
”こんなに良い山なのにどうしてマイナーな山なのか?!”
だ。百名山どころか三百名山にも選ばれていない。こんなに天候が良い日曜日だというのに金時登山口から明神ヶ岳山頂まで会った人数はたったの5人。
都心から1時間半〜2時間程度で着ける距離感がまずお手軽だ。コースタイムで5時間半、累積標高差680m、距離は12km。それなりの満足感を得られる。
山容は終始なだらかで危険な箇所は皆無。岩場、鎖場といった醍醐味はない。だがスリリングだけが山ではない。のんびりした山旅もまた心地よいのだ。
登山口からコースタイムでわずか40分で稜線に出る。そこからはわずかなアップダウンがあるだけでのんびりとした稜線歩き、縦走感覚を味わえる。
残念ながらのんびりした山はそれに比例するようにおうおうにして眺めがない。これはある種宿命のようなものだ。だが、この山は違った。
今回は雲に埋もれてしまっていたが富士山をはじめ、相模湾、箱根の街並み、大涌谷の噴煙、その上を行き来するロープウエイ。それらが要所要所サービス満点に現れる。
とにかく飽きない。飽きない山は良い山だ。
「あーもう車道に着いちゃった」久しぶりに味わった感覚だった。
場所が箱根なのだから下山後も大満足である。
宮城野へおり、駐車場までタクシーを利用。地元の運転手さんには必ず聞く。「おすすめの立ち寄り湯はどこですか?」。一言目に「箱根湯寮だね」。箱根湯本駅近くだ。30分ほどバイクを走らせ向かう。
こちらも大変良かった。リニューアルしたばかりの建物は新しさと古さをほどよくミックスさせたもので非常にここち良い。だれが設計したのかすごく気になる。商業くささや懐古主義や奇をてらったふうをまったく感じさせない自然なもの。高尾山の隈研吾にはだせない手法だと思う(これはこれで良いが)。
植栽、庭園設計がまた素晴らしい。こちらもどなたかご存知のかたは是非教えて欲しい。
お湯は僕好みの熱すぎずぬるすぎずで、まさに明神ヶ岳ののんびりとしたものだった。
どうしてこんなに人気が無いのか。その謎は深まるばかり。是非。
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