白馬大雪渓
- GPS
- 15:13
- 距離
- 26.3km
- 登り
- 1,763m
- 下り
- 2,231m
コースタイム
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 8:32
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 6:32
天候 | 6/9 晴れ 6/10 みぞれ時々雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白馬尻小屋の約200m手前から雪渓になります。 雪は豊富でクレバスやスノーブリッジはありません。 晴れた日は午前中から雪が緩み始めるので、特に葱平直下の急斜面は滑落に注意が必要です。 6/9の登り途中ではかなり落石が見られました。 村営白馬頂上宿舎から白馬岳山頂までは雪がありません。 |
その他周辺情報 | 八方の湯に入りました。¥800 お昼は白馬駅近くのレストラン、グリンデルに行きました。美味。 |
写真
感想
今シーズンの雪山納め、白馬大雪渓へ行ってきました。
以前にもこの時期に行って楽しみと苦しみを味わっていますが、今回は安全ルート選択と早めの行動開始でまったり山行になりました。
今回もご一緒していただいたlunetteさん。白馬も大雪渓も初めてです。登れるかどうかと不安がることしきり。早朝、駐車場からきれいに晴れ渡る空に聳える白馬鑓と杓子岳に胸躍らせながら、タクシーで猿倉荘へ移動します。
平日だからか人はおらず、ゆっくり歩き出しました。木道に入ると両脇の雪に倒された枝が行く手を塞いでいて足を引っ掛けないようにするのが大変でした。まもなく広大な雪渓に出て、前回は白馬尻小屋でアイゼンを着けたことから、今回は雪が多いと思いました。
まさに大雪渓の名にぴったりの広大な谷間。遠近感が狂いっぱなしです。はるか彼方には先行者の姿が2人ほど。雪質はあまり良くなく、ザラメ状でアイゼンの刃も滑ります。しかし食料の軽量化を図ったおかげか、快調に登っていきました。
さて大雪渓は落石の事故も多いことで有名です。今回初めて落石を見ることが出来ました。前方で左から落石雪の上を転がってきて、先行者の近くで止まりました。先行者は身構えていましたがとくに影響なくまた歩き出していました。先行者とどの程度離れていたかわかりませんが、比較して頭の2倍くらいの大きさでした。まったく音は聞こえなかったので、自分も周囲にはよく目を凝らしていました。
登るにつれて傾斜はきつく、足元は悪くなっていきます。新雪のように柔らかいところと固く凍ったところが斑になっていて、どちらも一長一短。葱平直下は本当に急斜面で、ジグザグに登らないと脹脛が破裂しそうでした。秋道が出ているところがあったので小休止。82歳の元気なおじいさんとお話させてもらいました。このあたりでは杓子岳の上部から落ちる小さな落石がカラカラと音を立てていました。
小雪渓に入ると傾斜は一段落。頂上宿舎の屋根も見えてlunetteさんのエンジンがかかりました。どんどん引き離されますがなす術もなし。小屋開け作業中のスタッフさんに断って裏のテント場へ。なんと雪がありません。貸し切り状態で一番いいところに設営し、山頂へ向かいます。
小屋裏の雪の斜面を上がると、そこから先はまったくの無雪状態。アイゼンはデポしてのんびり散歩気分で上がっていきました。剱岳や後立山、遠くに槍ヶ岳も見えて、素晴らしい景観でした。山頂からは明日のルート小蓮華山の道が、やはり雪に隠れることなく見えていました。しかし他に人影はなく、二人並んでの写真も撮れなかったのでした。
帰り道、白馬山荘に寄って明日の天気の情報を聞くと、曇り時々みぞれまたは雪、のち雨とのこと。事前の予報以上の悪さです。状況によっては雪渓から下りることも検討することにして、まずは乾杯。腹いっぱい食べたらさっさと消灯。明日も早起きするために。
夜中吹き荒れる風に、フライシートがバサバサと音を立て、テントの壁が体を押してきます。眠ったのか眠ってないのかわからないまま起床の時刻を迎え・・。強風下では休憩もままならないと、弁当にする予定だった朝食を済ませ、撤収しました。
小蓮華山から大池、栂池へと下るルートはあきらめ、大雪渓を下ります。予想通り雪渓側は風が遮られてほぼ無風。曙光に浮かぶ頸城山塊を正面に、慎重に下っていきました。ときおり雨がぱらつき、一度はあられが降ることもありました。稜線はどんどんガスがかかっていき、逆に麓では日が差すこともありました。途中2人の若い男性とすれ違いましたが、行けるところまで行ってみるとのこと。雪渓の出口でも4名、猿倉荘までに10数名、猿倉荘でも5・6名の登山者がいました。
途中から雨が強くなったので猿倉荘で雨宿り。コーヒーと抹茶バウムを楽しみました。雨も上がり、バスは運休中と判明して、第2駐車場まで歩くことにしました。lunetteさん曰く、今日は運動不足。駐車場まで約2時間、車やバスで移動しているとわからない、いろいろなものが見れました。
駐車場は八方の湯の駐車場でもあり、温泉はそこに入ることにしました。ここも客が少なく、のんびり疲れを癒せました。露天風呂から眺める白馬の峰は、どんよりとガスを頂いて、早く行動し始めて正解だったと思いました。
というわけで、絶景を存分に楽しみ、危険からは素早く回避するというお手本のような山行になりました。寝不足が心配だった帰りの高速も、無理なく走ってこれました。今回行けなかった栂池側は朝日岳〜栂海新道のときに使うかもしれません。lunetteさん、お疲れさまでした。また次回頑張りましょう。
白馬大雪渓を歩きたいという私の願いを「いいですよー」とPLをしてくださったBBCさん。ありがとうございました。雪渓はもうおなか一杯っていうほど堪能しました。このひろーーーいい雪渓。距離感がつかめない。いつもならすぐ着く目標に、まだまだ着かない。登りはうんざり。。。が。時々パラパラと小さく落石があり。過去落ちた大きい落石を見やりつつ、緊張感が常にありました。私の歩みのノロノロ。。。。体力が落ちていると反省しながら、、、緊張しながら、、、登りました。平日だけあり人が少ない。照り返しが容赦ない。空は青より藍に近い。
単独でスキーを背負った日に焼けたかっこいい女性に会う。花を見に来たという。
下りはスキーだから日帰り。気を付けて。私はこの傾斜は怖くてダメです。
誰も居ない白馬岳頂上はゆっくり景色を味わう。
が悪そうな雲が押し寄せている。白馬山荘に寄りトイレを利用させてもらい天気予報を聞く。明日はやはり天候が悪い。営業したばかりの山荘はヒンヤリしている。そこから白馬白馬頂上宿舎に張った自分たちのテントは暖かい。というか暑い。
この日のうちに下山すべきだったかなー。夜の風はすごかった。翌日は早立ちで、早々に下山。雪も締まっていて安全下山。登りは雪が腐っていて怖かったが下山は楽だった。今回もBBCさんにお世話になりました。ありがとうございました!
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