白馬岳(大雪渓ピストン)ライチョウとツクモグサ
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- GPS
- 06:12
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,825m
- 下り
- 1,840m
コースタイム
- 山行
- 5:13
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 6:20
天候 | 概ね曇り 梅雨どきの高曇りの空でした |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
AM5時半過ぎで10数台程度停まっていました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※特別危険を感じるような箇所はありませんでした。 ○大雪渓 所々、枝や石にピンクテープが付いているので、ルート上から大きく逸脱しないよう注意して進みます。 (落石の通り道に侵入しないよう注意です) オンシーズン通してですが、落石注意。 特に今年は3号雪渓からの崩落が大きく、落石が長い帯状に連なっています。 杓子岳からの落石も相変わらず多いです。 小雪渓の下部は傾斜が急になるため、まだ前爪アイゼンは必要です。 夏道は一部の区間で出ていました。 |
その他周辺情報 | 下山後に最寄りの小日向(おびなた)の湯(日帰り入浴700円)で入浴しました。 |
写真
感想
6/9日曜日は久方ぶりに白馬岳へ。
この日は天気予報も体調も微妙・・・。
遠出しようかと計画していましたが、結局近場で短めの行程にしてしまいました。
朝は4時過ぎに自宅を出発。
日曜にもかかわらず猿倉登山口はガラガラなのはこの時期ならでは。
ハイシーズンの週末ともなれば、とてもこの時間では停められないだろうに。
準備して出発して早々、猿倉荘の名前が変わっていてビックリ。
どうやら営業期間前に、ドラマか何かの撮影現場になっているようでした。
いつも通り林道を歩いていくと、思ったより残雪期の花が残っています。
白馬尻前から雪渓に乗り、思っていたより雪が多い印象でした。
小屋の部材も未だ全て雪の下。
以前5月末に歩いた時はもう少し雪解けが早かったように記憶しています。
雪解け後に小屋が建つであろうあたりからアイゼン着用し、あとはひたすら雪渓歩きです。
天気は終始曇り空。時折雲が流れ、上部が見渡せるようになります。
さほど悪くはなさそうな天気に一安心しながらサクサク登っていきます。
途中の大規模崩落個所はニュースでも報じられていたので、どんなもんかおっかなびっくりではいましたが、ルート上からは外れており一安心。
杓子岳からの落石の多さも相変わらず。直近を通過時にも終始カラカラと小石が落ちてきており、斜面上の落石音に警戒しながら(雪渓上では音はしないですが。)進みます。
小雪渓への登りは斜度が上がり、特に注意を要します。
下りは苦労するかなと思っていましたが、前日と当日に歩かれた方のステップがしっかりと出来ており、思いがけず歩きやすくなっていました。
小雪渓手前の斜面は一部夏道は出始めていましたが、結局上り下りとも雪渓上を利用しました。
避難小屋より上の階段あたりでアイゼンを外し、最後の登り。
村営宿舎あたりからは高山植物が出始め、ウルップソウも早くも咲き始めています。
小屋前の最後の雪渓を越えると稜線へ出ます。
一週前に降った雪は消え、稜線上は全て夏道が出ています。
天気は相変わらず曇り空ですが、さほど寒くはなく、展望も良好。
梅雨時の高曇りで、立山〜剱岳や毛勝三山、白馬鑓ヶ岳の奥に槍ヶ岳、旭岳の裏には日本海も見えます。
悪くない天気と展望に満足しながら白馬山荘を過ぎ山頂へ。
山頂手前でライチョウのつがいに出会いほっこり。
ライチョウはこの日は、さすがは曇り空とも言うべきか、計5羽も見掛けました。
以前は山頂前にツクモグサのスポットが複数あったように記憶していたのですが、山荘少し上の登山道から外れたところに1か所遠目で確認できたのみ。
山頂でお会いした方と少し話したのち、前回同様ツクモグサを探しながら小蓮華方面へ少し降りていきます。
程無くして所々にツクモグサを見つけます。
うち1か所は数が多く、登山道上から何とかカメラが届く範囲に咲いており暫く撮影タイム。
多くは咲きたてで、曇り空だったことから、蕾は閉じていましたが、中には綺麗に花開いているものもあり満足。
適当なところで山頂へ引き返し、来た道を戻りました。
下りは雪が緩んでいましたが、想定よりは難易度低めでした。
途中からは足滑りで降り、雪渓が切れてからは、行きに撮らなかった花を眺めながら下山しました。
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