白馬岳 白馬大雪渓ピストン

2017年06月11日(日) [日帰り]

• GPS: 08:04
• 距離: 13.1km
• 登り: 1,713m
• 下り: 1,695m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:24
• 休憩: 0:40
• 合計: 8:04

3:10 猿倉荘
4:06 4:15 白馬尻小屋
6:27 岩室跡
7:34 7:45 白馬岳頂上宿舎
8:05 8:10 白馬山荘
8:25 8:40 白馬岳
10:27 白馬尻小屋
11:14 猿倉荘
11:14 ゴール地点

天候

晴　稜線強風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

・この日の朝は雪渓最下層から雪の表面は固く、帰りは雪も緩みましたが軽アイゼンではまだまだ難しく、本数の多いアイゼンが必要です。
・落石多発時期に入ったようで非常に危険な状況です。　杓子側からの落石が二度、雪渓中央までものすごい勢いで転がった来て、内ひとつは自分めがけて飛んできました。避けることができましたが、急傾斜でつらくても常に落石を監視していないとなりませんでした。

その他周辺情報

林檎屋のおそば

写真

6/11 3:10

三山行ってくる予定だったので早めの出発でした

6/11 3:10

気温は5度程度。

6/11 3:32

作業道をえっちらおっちら歩いていると、段々と東の空が明るくなります

6/11 3:41

保健保安林の標柱の所から雪道に。
表面は凍っていて滑りやすいです。

6/11 3:44

橋も凍っているのでツルツル。
こけないように慎重に。

6/11 3:50

雪渓最下層
雪はまだまだ大量です。

6/11 3:52

雪面固いので、ここからアイゼン

6/11 4:06

白馬尻小屋
2年前と去年の5月後半とは比べ物にならないほどの雪

6/11 4:16

東の空が優しい赤に染まりました

6/11 4:35

大雪渓のモルゲンは初めてです＾＾

6/11 5:09

クラスト気味なので物を落とすとツツーッと落ちていきます。
俺のストック・・・15mくらい滑っていっちゃった

6/11 6:08

朝焼けが終わると一気に暖かに
それと同時に、杓子側・白馬側共に絶え間なく落石が発生しはじめます。
非常に危険。

6/11 6:27

岩室跡付近
このあたりからの傾斜がガツンときつくなります。
ピッケルに変えます

6/11 6:45

いつ来てもこの角度撮ってしまう

6/11 6:45

浅間山、先週行った四阿もくっきりと見えました

6/11 6:50

急登を終えれば頂上宿舎が見えてくる

6/11 7:35

来月はお世話になります。
晴れますように・・・。

6/11 7:36

稜線直下はかなり固め
前日登られて、天候悪化で宿舎に泊まった方とお話ししましたが、早朝のクラスト具合は相当なものだったようです。

6/11 7:48

稜線に出る。
このあたりから急に膝が痛みだし、ゆっくりゆっくり

6/11 8:15

白馬山荘を抜けて頂上へ

登頂です

6/11 8:27

ここから見る水平線が大好きです

6/11 8:27

毛勝三山と左奥は白山でしょうか

6/11 8:27

剱・立山

6/11 8:28

栂海新道憧れます

6/11 8:28

小蓮華方面
頸城の山々。去年は妙高にお邪魔したので、今年は火打に行ってみたいです。

6/11 8:29

猿倉を見下ろしながら

6/11 8:29

八ヶ岳まで見えましたが南ア・富士山は見えず

6/11 8:29

後立山の山々と奥には常念・槍穂
やや右に見えてる針ノ木岳
やっぱりかっこいいなぁ。

6/11 8:36

杓子と鑓はまたの機会に。

6/11 8:41

頂上宿舎と剱・立山
立山の左は黒部五郎でしょうか

足の痛みが酷くなるばかりなので、残り2座は諦めて下山開始です。

6/11 9:34

かなり飛んで小雪渓過ぎたあたり。

ごまかし抜きのこの急斜面
雪は愚図ったので踵を押し込みながら慎重に下りました。

滑落してしまい岩場で止まった方がいたけど大丈夫だったのかな・・・。

6/11 10:20

白馬尻にはいくつか花が。
エンレイソウ

6/11 10:25

ミソガワソウ・・・・いや違う？
これなんの花かなぁ？？
分かりません・・・・知ってる方いましたら教えてください！！

6/11 10:27

シラネアオイ

6/11 10:27

マクロフィルター入れてきてよかったです

6/11 10:31

落石・固い雪質・足の痛み
かなり危険な山行になってしまいましたが、無事に雪渓を下れた事に感謝です。
また来ますね！

6/11 10:57

作業道にて
ニリンソウ

6/11 10:59

6/11 11:01

もうすぐ開花のタニウツギと白馬岳

6/11 11:16

6/11 11:14

足の痛みもそこまで悪化せず無事に下山！
今回の落石、雪質のコンディションで登り続けた事について反省しながら帰路につきました。
例年とは違いまだまだ危険の多い白馬大雪渓。
良い勉強をさせていただきました。

撮影機器：

NIKON D750 NIKON CORPORATION

iPhone SE Apple

装備

個人装備

長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 予備靴ひも ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 飲料 水筒（保温性） ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 携帯 時計 サングラス タオル カメラ ポール

感想

nikonist_1979

過去2回、いずれも5月後半に大雪渓から登っていますが、落石の頻度は今回が一番酷かったです。
雪渓に点在する石の数もまだ少なく、まさにこれから落石多発時期に入るのだろうなと感じました。

コメント

naochan

落石注意！
nikonistさん　今日は
　私も昨日行きましたが、ちょうど杓子に陽が当たりだすと5〜15ｃｍ位の石が、どんどん落ちてきました。吹き降ろしの強風とクラストした雪面でどれもスピードありました。3個ほど私のそばを通りましたが、1つは２ｍほどの耳元でうなり声をあげて飛んでいきました。この後５ｃｍほどの石の直撃を受けましたが、これはあまりスピードがなく大事に至りませんでした。
　確かにこれからますます要注意ですね。

nikonist_1979

Re: 落石注意！
naochan様
初めまして 　山行記録を拝見しまして、大雪渓で見つけた新しいアイゼンの跡がnaochan様のものだったのだなぁと、なんだか嬉しくなりました！
小雪渓から直進で丸山経由だったのですね。その所要時間を拝見して「この人凄いなぁ！」と感服していました

まさにおっしゃる通り、日が差し始めてから一気に落ちだしましたよね。
杓子側からの落石が自分めがけて転がってくる時・・・
獲物に狙われてるかのような気分になりました。
お互い、大きな怪我もなく無事に下山できたこと、本当に良かったと思います＾＾

下山中、naochan様の山行記録で懸念されている通り
岩室跡付近で滑落した方を見ました。
幸い１５ｍくらい下の岩にザックからぶつかって止まり、遠くで見ていた感じでは大丈夫そうに見えましたが、この大雪渓にはいろんな危険がまだまだ潜んでいることを思い知りました。

またどこかの山で山行記録が同日であることを楽しみにしております＾＾
コメントありがとうございました！！