荘厳なる槍ヶ岳(爆風のため槍ヶ岳山荘まで)

- GPS
- 51:44
- 距離
- 42.1km
- 登り
- 1,823m
- 下り
- 1,822m
コースタイム
- 山行
- 6:02
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 7:16
- 山行
- 8:55
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 10:35
- 山行
- 2:34
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 3:11
| 天候 | 初日:快晴 二日目:曇りのち雨(山頂はあられ) 三日目:快晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2017年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
飛行機
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
槍沢までは急崖からの崩落や転石が所々あります。また槍沢から先は残雪が続き、場所によっては50cm大の巨礫が雪上に転がっていて、落石には要注意。 残雪が多いがすでに春の雪になっており、道中クサレ雪。締まってはいます。つぼ足、キックステップでも問題は無いですが、比較的急な斜面が長いところもあるため、念のためアイゼン・ピッケルの使用を勧めます。 |
| その他周辺情報 | 二日目の下山中に強い雨に降られ、テント諦めて横尾山荘に宿泊。素泊まり7000円。石けんシャンプーの使用は禁止だがお風呂あり。トイレはウオシュレット付き。8人部屋だが非常に快適。お店の人の対応も◎。 |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
装備
| 個人装備 |
アウター(厚)
フリース
長袖インナー
薄手ダウンジャケット
タイツ
ズボン
靴下
キネシオロジータープ
グローブ
アウター手袋
予備手袋
雨具
バラクラバ
帽子
ヘルメット
登山靴(冬)
ゲイター(厚)
ザック70リットル
アタックザック19リットル
テント
シュラフ
シュラフカバー
10本爪アイゼン
ピッケル
ストック
ご飯(7食分)
行動食(チョコ
塩キャラメル
柿ピー)
飲料(ハイドレーション+ウォーターパック3.5リットル)
マグ
スティックコーヒー
シート
地形図
計画書
筆記用具
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
保険証
JRO登録証
携帯
高度計付き腕時計
温度計
サングラス
タオル
ホッカイロ
ビニール袋数枚
カメラ
替Tシャツ
携帯トイレ
ティッシュ3つ
ウェットティッシュ1つ
ツェルト
細引き
エマージェンシーシート
キネシオロジーテープ(予備)
痛み止め
お風呂道具
着替え
サンダル
エアーサロンパス
|
|---|
感想
今回は槍ヶ岳。皆さんご存じの標高3179.7mの百名山です。日本に21座ある3000m峰のうち、5番目の高さを誇ります。産総研の地質図では山頂付近は3億年前後前の変成岩とあります。周辺の地質は170〜700万年前の火山噴出物なので、この時代の違いは何?一体何が起きたのでしょうか。
昨年大雪山北海岳で出会った岡山の愉快な3人組。再開を願って黒岳で別れてからFBで連絡をとりあって9ヶ月。初めてコラボが実現しました。ひょんなことから私が岡山へ遊びに行くことになり、それが槍ヶ岳登山まで盛り上がり、最初はマジかっ!って思っていましたが、なんと行ってしまいました。
移動ですが、途中で拾ってもらうことを考え、神戸便をスカイチケットで予約。安いですねえ。手数料込みで8700円。便利な時代になりました。で、神戸空港で再開を果たし、そのまま高山方面へ移動開始。3時間半の長旅の末、一つ手前の飛騨高山ドライブステーション板蔵で仮眠。起床後あかんだな駐車場に移動。タクシーを利用して上高地入りしました。タクシー運転手さんの名前がなんと川上哲治さん。「やめてよ〜」が口癖のとても面白いおじさんでした。ありがとうございました。
さて山行です。2泊3日テン泊での予定で入山。初日はババ平までの移動です。途中ザックをデポして明神池に立ち寄る。水がなんともキレイだ。北海道でもここまでキレイなものはないな。ザックを再度担ぎ、あとはババ平までのだらだら移動。なかなか標高が上がらないためそれほど疲れませんが、水分を足して総重量17.5kgのザック、ショルダーが肩に食い込みます。槍沢で遅れてきた東京の方と合流。なんと1.5時間も早く追いついたようです。すんげ健脚!槍沢を過ぎると徐々に登りがキツくなり、雪渓も増えてきます。しばし歩いてババ平到着です。流石に仮眠2時間程度でしたので、テントを組み立てお昼を取ると一気に夢の世界へ。目が覚めたら22:00過ぎでした。
二日目は山頂アタックです。前日から予報が最悪なのは確認済み。お昼に最高に風速が強まる予報から、少しでも早く山頂目指そうと4:20に出発。順調に高度を上げていき、殺生ヒュッテに差し掛かると一気に爆風に。耐風姿勢を何回もとりながらなんとか槍ヶ岳山荘に到着。9:00前の到着でしたが天候はすでに最悪段階。風速30m/s前後の風で、最後の岩塔は危険と判断。今回はここ槍ヶ岳山荘を山頂としました。西風だったため、ここまで来ることができました。リベンジネタが出来ましたが、春山残雪期の標高3000m越えに十分満足。
下山はもちろん尻滑り!雪渓が長く比較的締まった雪だったので、推定ですが最大で1km越えの尻滑りができました。岡山組、東京の方は初めてだったらしく、最初はおっかなびっくりでしたが、最後には楽しんでくれました。最後には尻滑りの師匠と呼ばれましたヨ。北海道では当たり前なので、ちょっと恥ずかしかった(笑)。
高度を下げると途中から雨に変わり、ババ平ではかなり強く降ってきました。テント片付けておいて正解。この日は徳沢のテン泊予定でしたが、手前の横尾山荘に急遽変更。お風呂が嬉しかったあ。っちゅうか山小屋でお風呂があるってすげえです。もちろん夜は大爆睡。
三日目最終日は平坦路を歩くのみ。散策ですね。みんな足取りが軽い軽い。途中明神池側にルートを変更して森林浴を満喫。あっという間に上高地バスターミナルに到着です。ゴールが近づくにつれて寂しくなってきました。こんなこと今までなかったぞ。
北海道の山で出会った全く違う地方の方とのコラボ。こんなことってあるんですね。素敵な仲間に出会えたことに心から感謝です。二日目は天候に恵まれませんでしたが、素敵な仲間のお陰でとにかく楽しい山行でした。またやりたいね。
北海道に戻って次は何処へ行くかな。しばらく余韻に浸るのもありかな。でも行っちゃうんだろうな。さてさて次回は何処へ〜。










登頂は残念でしたが思い出に残る山旅になりましたね
上高地の写真が懐かしかったです。
飛行機を使っての遠征は天気が気になるところですが
私の時はどうかな・・・(^_^;)
またチャレンジですね!遠征お疲れ様でした!
ikenoyaさん、おはようございます。コメントありがとうございます!
無事戻ってきました!二度目の北アルプス、簡単には山頂をゲットさせてくれませんね。そのおかげで違う楽しみ方ができました。これも山行ですよね。素敵な仲間に感謝です
天気ですが、実はてるてる坊主君の効果、絶大でした。山荘内でカバンから出したとたん、晴れ間が出現。信じられないことにあの悪天候で槍ヶ岳の山頂を見ることができました。ikenoyaさんも是非作ってみてください
ikenoyaさんの山頂登頂、晴れの天候、無事の帰還を祈ってます
死ぬまでに出会う人は限られてます。
コメント読んでいて涙が出てきました
tenjinyamaさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
残りの人生、一体何人の人と出会い、分かれていくのでしょうか。一人一人との出会いを大切にしていきたい。
今回の山行、誘っていただき、本当にありがとうございました。こんな素晴らしい出会いは今までになかったです。他のメンバーにも、よろしく、よろしくお伝えください。
なかなか簡単にはお会いできませんが「これからもよろしく!」です!
yo-shaさん、こんばんは。
そして、北アの 槍ヶ岳・・・ご苦労さまでした。
標高3179.7mですか・・・
想像を絶する高さです。
そうなんですか・・・
昨年の大雪山で・・・
人の縁とは実に良いものですね。
そんなこともあるんですね。
ほんとにマジかっ!って思いますね。
東北の域を出たことが無い私にとって・・・
歩く距離も累積標高差も・・・
そして景色も・・・すべて私には未知の世界です。
二日目の山頂アタックは生憎のお天気で残念でしたが・・・
小屋まで行かれたのであれば十分だったでしょう。
しかし・・・山頂は本当に「槍」なんですね。
名前通りにすばらしい山ですね。
それに雪渓の角度・・・
あの斜度を登られるだけで・・・
今の私には無理のようです。
移動もなかなか大胆なコースで・・・
札幌から神戸ですか・・・
片道8700円ですか???
本当に便利な時代になりましたね。
秋田空港にも格安便が飛んでくれるといいのですが・・・
そうですね。
本当に素敵な出会いで・・・
ステキな山行でした。
ご苦労さまでした。
750RSさん、こんばんは。コメントありがとうございます!
北アルプス槍ヶ岳、「荘厳」と呼ぶにふさわしい風格でとても素晴らしいお山でした
750RSさんのレベルなら楽勝で登れます。私でさえ登れましたから
山で知り合った縁というのはとてもいいもので、他の場面で知り合った人とは違うと感じます。なんでしょうか、お互いリスペクトしているというか、同列いうか。。。どんな山に登ろうが差別のない世界に感じます。居心地がいいですよね
しかしまさかの山行でした。最初は大山に登り、岡山に戻って「ばら寿司」食べながら一杯と考えていたんです。メッセをやり取りしていくうちにメンバーの一人が「槍ヶ岳へ行こう」と言い出し、とんとん拍子で決まりました。北海道から槍ヶ岳に行くのに神戸空港合流、なかなか大胆ですよね
偶然レコで750RSさんの素晴らしい写真を見て出会えたのも私にとって素敵な出会いです。私のわがままですが、いつか一緒に山行させてください。天井遥かな太平山や秀麗無比なる鳥海山を
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する