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Yamareco

記録ID: 1171070
全員に公開
ハイキング
近畿

熊野古道 小雲取越〜大雲取越を歩く

2017年06月14日(水) ~ 2017年06月15日(木)
 - 拍手
yamaego その他1人
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
28:07
距離
28.9km
登り
2,405m
下り
2,127m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:52
休憩
0:11
合計
7:03
距離 14.2km 登り 1,040m 下り 1,033m
10:01
145
スタート地点
12:26
88
13:54
13:55
19
14:14
14:24
127
16:31
33
2日目
山行
7:12
休憩
1:22
合計
8:34
距離 14.4km 登り 1,342m 下り 1,090m
5:34
42
6:16
135
8:31
8:41
37
9:18
16
9:34
10:11
64
11:15
11:20
29
11:49
11:54
82
13:16
13:17
27
13:44
14:08
0
14:08
那智大社(ゴール)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
6月14日の朝9:30に田辺市本宮町の熊野本宮大社駐車場へ到着。
駐車場から小雲取越ルートの起点となる請川登山口までタクシーで10分で移動。
小雲取越ルートの終点小口では「小口自然の家」に宿泊。
翌15日は宿泊先から大雲取登山口へ歩き、大雲取越ルートを那智大社へゴール。
熊野交通バスで、那智山バス停〜勝浦駅、勝浦駅〜新宮駅、新宮駅〜熊野本宮へ移動し、徒歩10分でマイカー駐車場へ戻った。
コース状況/
危険箇所等
危険個所はないが、2日目の大雲取越ルートは小口登山口から最高点 船見峠まで標高差800mを登るので体力が必要。今回は天候良かったが雨模様の時は下りで石段が濡れると滑り易いので転倒注意。
道標が300m位の間隔で立っているので道迷いの心配も全くない。
水場は大雲取越ルートで1か所、自販機も1か所だけあるが、小雲取越ルートには全くないので必要量を持参要。
その他周辺情報 1日目の宿泊先は「小口 自然の家」を利用。事前予約必要。
2日目は那智大社ゴール後に熊野本宮までバスで移動し、川湯温泉の「大村屋」に宿泊。
小雲取越コースの請川登山口からスタート、予定より10分遅れ。
2017年06月14日 10:12撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 10:12
小雲取越コースの請川登山口からスタート、予定より10分遅れ。
少し登ると熊野川が見える
2017年06月14日 10:17撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 10:17
少し登ると熊野川が見える
植林杉の中を歩くが、道が整備されて気持ち良く歩ける。天気がいいせいかも。
2017年06月14日 10:29撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 10:29
植林杉の中を歩くが、道が整備されて気持ち良く歩ける。天気がいいせいかも。
石段は少しつらい。でも気持ちいい。
2017年06月14日 10:33撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 10:33
石段は少しつらい。でも気持ちいい。
こんな休憩所も用意されている。ここで一服。
2017年06月14日 11:29撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 11:29
こんな休憩所も用意されている。ここで一服。
昔の茶屋跡らしい。
2017年06月14日 11:30撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 11:30
昔の茶屋跡らしい。
石段が続く。
2017年06月14日 11:30撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 11:30
石段が続く。
今日のルートの1/3を歩いた。
立派な道標。
2017年06月14日 11:50撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 11:50
今日のルートの1/3を歩いた。
立派な道標。
2時間歩いてやっと見晴らしポイント。
「百里阿蕁廚噺世Τ海ら紀伊半島の峰々が見渡せる。
2017年06月14日 12:18撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 12:18
2時間歩いてやっと見晴らしポイント。
「百里阿蕁廚噺世Τ海ら紀伊半島の峰々が見渡せる。
紀伊半島の峰々
2017年06月14日 12:19撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 12:19
紀伊半島の峰々
紀伊半島の峰々
2017年06月14日 12:20撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 12:20
紀伊半島の峰々
このコースの中間には「石堂茶屋跡」。
ここでランチ休憩。
2017年06月14日 13:15撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 13:15
このコースの中間には「石堂茶屋跡」。
ここでランチ休憩。
所々に歌碑が建っている。
2017年06月14日 13:15撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 13:15
所々に歌碑が建っている。
気持ちいい道。
2017年06月14日 13:58撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 13:58
気持ちいい道。
今日見た中で一番太い。結構高齢そう。
2017年06月14日 14:02撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 14:02
今日見た中で一番太い。結構高齢そう。
桜茶屋跡。ここで小休止。
2017年06月14日 14:19撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 14:19
桜茶屋跡。ここで小休止。
2017年06月14日 14:56撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 14:56
どうやら”小和瀬”に着いたようだ。
あと一息で1日目のゴールか。
2017年06月14日 15:47撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 15:47
どうやら”小和瀬”に着いたようだ。
あと一息で1日目のゴールか。
大きな道標がある休憩所。
2017年06月14日 15:58撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 15:58
大きな道標がある休憩所。
熊野川はデカい。
2017年06月14日 15:58撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 15:58
熊野川はデカい。
ゴールが近いが、ここへ来るまでに迷いまわってしまった。標識が不鮮明で見間違ってしまった。
2017年06月14日 16:22撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 16:22
ゴールが近いが、ここへ来るまでに迷いまわってしまった。標識が不鮮明で見間違ってしまった。
ササユリの群生。
2017年06月14日 16:22撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 16:22
ササユリの群生。
やっと今夜の宿”小口自然の家”到着。
2017年06月14日 18:59撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/14 18:59
やっと今夜の宿”小口自然の家”到着。
翌日は早朝5時半に宿を出発して登山口へ。
2017年06月15日 05:34撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 5:34
翌日は早朝5時半に宿を出発して登山口へ。
歩きやすそうな綺麗な道だ。
しっかりした道標が200mおきぐらいにある。
2017年06月15日 05:56撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 5:56
歩きやすそうな綺麗な道だ。
しっかりした道標が200mおきぐらいにある。
杉の植林の中の道だが明るくて景色的にはいい。
2017年06月15日 05:58撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 5:58
杉の植林の中の道だが明るくて景色的にはいい。
円座石(わろうだいし)と言う苔だらけの岩。
円形の座布団と言う意味らしく、熊野の神々がここに座って休憩したとのこと。
2017年06月15日 06:08撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 6:08
円座石(わろうだいし)と言う苔だらけの岩。
円形の座布団と言う意味らしく、熊野の神々がここに座って休憩したとのこと。
円座石の解説。
2017年06月15日 06:09撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 6:09
円座石の解説。
このルートで一番上りがきつい所?
とにかく2時間ほど こんなきつい上りが続く。
2017年06月15日 06:15撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 6:15
このルートで一番上りがきつい所?
とにかく2時間ほど こんなきつい上りが続く。
歌碑が一定の距離で建てられている。
2017年06月15日 06:20撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 6:20
歌碑が一定の距離で建てられている。
2017年06月15日 06:31撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 6:31
一輪だけだがササユリを見た。
2017年06月15日 06:31撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 6:31
一輪だけだがササユリを見た。
胴切坂(どうぎりざか)と言う 一番上りがきつくて長いところがあった。
2017年06月15日 07:46撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 7:46
胴切坂(どうぎりざか)と言う 一番上りがきつくて長いところがあった。
きつい上りが終わり、やっと地蔵茶屋跡。
もうすぐランチタイム。
2017年06月15日 09:40撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 9:40
きつい上りが終わり、やっと地蔵茶屋跡。
もうすぐランチタイム。
2017年06月15日 10:55撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 10:55
2017年06月15日 10:55撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 10:55
鳥兜?
2017年06月15日 11:33撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 11:33
鳥兜?
2017年06月15日 11:47撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 11:47
2017年06月15日 11:47撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 11:47
大雲鳥越ルートの最高点 船見峠。
2017年06月15日 11:48撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 11:48
大雲鳥越ルートの最高点 船見峠。
2017年06月15日 11:54撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 11:54
勝浦が見えてきた。
2017年06月15日 11:54撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 11:54
勝浦が見えてきた。
真っすぐなスギ。
京都の北山杉のよう。
2017年06月15日 12:10撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 12:10
真っすぐなスギ。
京都の北山杉のよう。
2017年06月15日 12:10撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 12:10
2017年06月15日 13:10撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 13:10
那智山高原
2017年06月15日 13:25撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 13:25
那智山高原
2017年06月15日 13:25撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 13:25
無事に那智大社へ到着。
2017年06月15日 13:49撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 13:49
無事に那智大社へ到着。
那智の滝は遠目に見るだけ。
2017年06月15日 14:06撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 14:06
那智の滝は遠目に見るだけ。
素晴らしい!
これから熊野へ移動。
2017年06月15日 14:06撮影 by  Canon PowerShot G9 X, Canon
6/15 14:06
素晴らしい!
これから熊野へ移動。
撮影機器:

感想

2017年6月の事だが、二日間に渡る熊野古道ウォーキングなので記録しておくことに。
当時、膝の怪我でリハビリがてらに熊野古道を歩くことになり、少しでも山風の歩きをと言うことで、小雲取・大雲取ルートを選んだ。
1日目の小雲取ルートは、標高差400mの14km程なのでハイキングに毛がはえた程度の山歩きで、梅雨とは言え、湿度が低くて快適な歩きができた。
全般に、道中は眺望は殆どなく、”百間ぐら”のところくらいしか眺めは良くなく、ひたすら杉林や自然林の中を歩く。
平日と言うこともあるが、とにかく人が歩いていない。一人もすれ違わなかったように思うし、追い越されることもなく、ほんとうに世界遺産なんだろうかと思うほど人気がないようだ。
ルートは道標もしっかりしていて迷うことはないが、小口に着いてゴールの”小口自然の家”を目指す段階で、ルート表示が不鮮明で迷ってしまい、20分ほどの距離を迷いまわって1時間かかって”小口自然の家”に到着。
宿泊客は少なく、食堂では、日本人は我々二人だけで、他は10名ほどの外人さんだけ。外人さんは一つの団体ではないが、見ず知らずの人同士でよくしゃべる。英語が飛び交い、なにか海外にいるようだった。

2日目は、那智大社で泊まらずに熊野大社に帰らねばならず、距離が15km、標高差も1日目の倍の800mほどあるので、早朝5時半に宿を出発。
朝食は宿では早朝過ぎて無理なので行動食を持って出発。
大雲取ルートは、いきなり急登で、とにかく急登が長く続く。
前半が特にきつい。
宿の主人からは、リタイヤするなら”越前峠”しかないと。
タクシーが入ってこれる林道は”越前峠”しかないので、ここで決断せよとの事。
相棒はもともと膝が弱いほうで、自分は半月板損傷が癒えてないので不安だらけだったが、二人とも気合が入っていたので弱音はくことなくゴールまで歩くことに。
途中、地蔵茶屋跡でお湯を沸かしてラーメンランチ休憩、重たい燃料とコッフェルを担いできた甲斐があった。
このルートでは男性一人が反対方向から歩かれていてすれ違いざまに少し会話をしたが、同様に人が少ないことを驚かれたようだ。
他には外人さんが二人だけすれ違っただけ。
宿で一緒だった外人さんは遅く出発したようだがすごいスピードで追い越された。オーストラリアの若い一人旅の女性もさすが脚は達者で早い早い。
最後の那智高原からの長い下り階段では、怪我しているほうの膝ではなく反対の元気なはずの膝が少し痛くなり、本格山歩きが少し心配になった。

那智大社では、疲れ果ててお参りもそこそこに那智の大滝を遠目に見て路線バスに乗って紀伊勝浦駅まで。
紀伊勝浦駅からはJRで新宮駅へ。
新宮駅からは熊野交通バスで熊野大社へUターン。
とにかく”陸の孤島”、交通の便が観光地なのに悪すぎる。待ち時間ばっかりでやたら時間がかかる。
熊野大社の無料駐車場に停めたマイカーまで辿り着いて、予定では素泊りの宿を探して泊まる予定だったが、さすがに疲れ果ててしまい、温泉民宿で夕食を頂いて温泉で疲れを癒してぐっすり寝た。

翌日、中辺路をマイカーで走って帰路に着いたが、観光バスが多くて、随所で古道ウォーキングイベントが見られた。
どうやら、険しい小雲取・大雲取ルートは観光客から敬遠され、中辺路コースなど2〜3kmほど歩いてバスで移動するのが人気があるようだ。

2日間、29km、累積標高差1200m、無事に歩けてやれやれ。
梅雨の最中に、雨にも合わず、からっとした快適な森の中を歩けたのは良かった。
機会あれば他のルートも歩いてみたいものだ。



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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5

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