残雪の北アルプスの女王燕岳

2017年06月17日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 9.2km
• 登り: 1,363m
• 下り: 1,353m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:00
• 休憩: 3:20
• 合計: 9:20

7:30 中房温泉
8:00 8:10 第１ベンチ
8:30 8:40 第２ベンチ
9:10 第３ベンチ
10:20 10:50 合戦山(合戦沢ノ頭)
12:10 12:30 燕山荘
12:50 めがね岩
13:00 13:20 燕岳
13:20 めがね岩
13:30 14:40 いるか岩
15:40 16:10 合戦山(合戦沢ノ頭)
16:20 16:30 富士見ベンチ
16:50 第３ベンチ

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中房温泉の下に、第1〜第3駐車場まであります。
午前6時半過ぎで第1第2は満車、第3も半分強程埋まっていました。

コース状況／危険箇所等

登山口からいきなり標高で150mはかなりの急登です。ルート全般に道もよく整備され、急な所は木段有で危険らしい危険はありません。
ただし、まだこの時期富士見ベンチから先雪が出始め、合戦小屋から先は結構ガッツリ残雪あります。合戦沢の頭〜燕山荘下の最後のベンチまでの間、稜線少し下斜面上のトラバース気味の区間が続き、ステップはしっかりあるものの雪も緩みがちで、自分としては下り時にちょっとおっかなく感じた場所が2，3カ所ありました。最後のベンチを過ぎると雪は逆に全くありません。

その他周辺情報

登山口が中房温泉、立ち寄り湯もあります。（〜16：00）
すぐ下に有明温泉、県道327号槍ヶ岳矢村線を下っていくと、安曇野市内に穂高温泉郷があります。

写真

6/17 5:20

朝の甲斐駒
朱に染まる姿も凛々しく

6/17 5:20

北岳こっちからも見えるんだ

6/17 7:10

第3駐車場も朝6過ぎでもうこんな感じに

6/17 7:20

舗装路を登る事数百m、登山口の中房温泉着

6/17 7:45

しばらく急登にあえぐ
木々の間から、下の建物の屋根を見て高さ確認

6/17 7:58

こんな感じの割と歩き易い道続き

6/17 8:29

2番目のベンチ
1hぐらいなら悪くないペース

6/17 8:33

栄養補給におにぎりセット

6/17 8:39

あとバナナも。甘くておいしい

6/17 8:44

稜線はまだまだだいぶ上

6/17 8:48

コイワカガミに心癒される

6/17 9:13

お向かいの有明山も高さの良いベンチマークに

6/17 9:27

富士山見えた

6/17 9:28

登り始めて2h程、雪が現れ始める

6/17 9:45

富士見ベンチ。ここまでくれば合戦小屋も割と近いはず

6/17 9:46

雪が徐々に
ステップしっかりしてるので何の不安もなく余裕

6/17 9:55

6/17 10:11

段々と積雪の峰々が目の高さ近くに

6/17 10:16

ところどころ、ミニスノーブリッジ状態
帰りがけ踏みぬきました

6/17 10:18

合戦小屋着。ここでもしばし休憩

6/17 10:19

スイカは来週からの様です。
今はこれで。

6/17 10:20

由来

6/17 10:20

大王

6/17 10:43

稜線の上に、先週も見たシルエット

6/17 10:43

穂先。かなり近い

6/17 10:56

合戦沢の頭着。ここは眺望が良い。
うわーガッツリ雪だなここから
アイゼンは無くても可と言えば可だけど…

6/17 10:56

燕岳の頂上はきっとあのあたり

6/17 10:59

行動速度を落とさない為にも、念の為チェーンスパイク装着。
ワンタッチで楽ちん

6/17 11:01

いざ出発

6/17 11:18

一登りして振り返る。
北アルプス三大急登と言われてる割には、そこまで物凄い傾斜でもない様な…でもこれ以上傾斜あったら自分には無理だ

6/17 11:21

まだまだ続くトラバース
右下はコワいので見ないで足元をしっかり見て進む
アイゼン付けてない人も多く要らないけど、合った方が…

6/17 11:37

燕山荘が見えてきた
最後の傾斜は急だなあ

6/17 12:04

さっきまでいた最後のベンチを振り返る
あの辺りで、緊張感で気付かなかったけど若干バテ気味に。
あそこから上は雪無し、アイゼン外してゆっくり休憩

6/17 12:14

ついに、とうとう、at last、稜線に着きました。

6/17 12:14

手前に大天井に常念と続く稜線、奥には槍穂高の絶景
来て良かった

6/17 12:16

表銀座縦走はこのコースか…小屋も見える

6/17 12:16

あれが常念岳…かな？

6/17 12:17

天を衝く、槍

6/17 12:19

先週に続き、いや先週以上の、大絶景
裏銀座を一望

6/17 12:19

徐々に北側へ目を向ける
うーん、これいつか歩いてみたくなるな…

6/17 12:21

そして女王様、燕岳。
花崗岩をまとう姿が、シルエットが、優美。

6/17 12:22

燕山荘の玄関へと回る。
物凄く立派な小屋

6/17 12:22

小屋前の標識

6/17 12:24

6/17 12:39

荷物をデポって山頂へGO
すぐに、噂のイルカ岩着。
魚をあげるポーズ
手の下には槍

6/17 12:41

エメラルドグリーンの川

6/17 12:43

空荷だと体が軽い
正味15分ほどであっという間にこの距離移動

6/17 12:49

ハイ松の緑の向こうに、刻まれた深い谷の皺、
そして見上げていくと、冠雪の尾根尾根

6/17 12:58

メガネ岩

6/17 13:00

山頂へあと一息
甲斐駒みたいにザレてないのでだいぶ登り易い

6/17 13:06

かなりのんびりやってきて、
着きました山頂

6/17 13:15

6/17 13:15

久々に山頂でのあのポーズ

6/17 13:16

えーと多分劔と針ノ木岳？
生で見るのは初めて

6/17 13:19

凄い絶景の中にいるんですね

6/17 13:43

燕山荘前から、山頂を振り返り

6/17 13:43

色とりどりのテント

6/17 13:44

帰り道へ

6/17 13:44

何度見てても飽きない

6/17 13:45

笠ヶ岳の存在に今気づく

6/17 13:45

燕の山頂に立つ人1人

6/17 13:51

小屋前のベンチの先は…
ひゃー切れ落ちてるおっかねえ

6/17 13:52

…端にはあまり寄るまい

6/17 13:52

先週と反対側から安曇の町を眺める

6/17 13:57

小屋に入って食事をする事に
だってすごく美味しそうな匂いしてるし

6/17 14:00

小屋裏にも積雪

6/17 14:09

来ましたカレーうどん。
めっちゃうまそう。

6/17 14:11

うまー！
ハフハフ食べて、スープも1滴残らず飲み干しました。

6/17 14:27

山男

6/17 14:28

山頂に人増えた

6/17 14:30

小屋のすぐ上にゴリラ岩

6/17 14:31

大天荘…かな？

6/17 14:33

どこまでも蒼い空

6/17 14:37

小屋の裏を通り過ぎる

6/17 14:37

さて、下山にかかるか…
いやー遥か下まで見えてるな

6/17 14:52

ある程度締まってた雪もグズグズのシャーベットに
基本ステップあるけど、ちょっとフラットじゃなく斜度あると、
チェーンスパイクじゃ爪が効ききれず少しズルっと

6/17 15:06

ストックの石突プロテクタも外し、
3点確保の様に、一歩一歩利かせながら、登りと同じぐらい時間かけて慎重に下りました。
途中、ちょっと斜面下るトコとか1，2カ所あって、冷や汗
バランスを保ち、キックステップでカカト蹴りこみつつ下り

6/17 15:40

はー緊張した。
通りがかる人らにもインタビュー
「おっかない」派数名、「いや、んな大した事ない」派数名
ピッケル・12本爪完全装備派若干名
票が割れました

6/17 15:58

雪は下りの方が大変だわ
もう滑落の危険はないものの、そっからはペース良く、
でもズボッとはまる事1，2回合戦小屋まで降りてきました

6/17 16:26

あとはスピードアップ！
合戦小屋から下はもう下りでもアイゼンも要らない
石突にもプロテクターをかぶせて、ひたすら下る

6/17 17:08

雪のトコでちょっと時間遅くなっちゃったので取返し
下り転倒には気を付けつつも、ガンガン下る

6/17 17:25

第2ベンチから第1ベンチまでは15分ほど
下り意外と長いよなあ
第1ベンチで最後の休憩
沢山残ってた水も飲んで、行動食も食べて…

6/17 17:34

道祖神

6/17 17:58

ついに下山
最後の下りが急だった

6/17 18:19

中房温泉あたりでまったりした後、
駐車場までのんびり歩いて帰る
川から湯気が…温泉？

6/17 19:13

さよなら山よまた来る日まで

6/17 19:19

自分の他には誰もいない
ゆっくり運転して帰ってると、お猿さんの大群が！
停めて写真を撮る

6/17 19:34

更にカモシカさんによるお見送りもありました。

撮影機器：

TG-820 OLYMPUS IMAGING CORP.

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ 長袖インナー ハードシェル 予備手袋 ゲイター アイゼン（チェーンスパイク）

備考

爪の長いアイゼンの方が安心感あったかもしれません

感想

rossy

先週出遅れて登れなかった燕岳に、
鷹狩山や何かからの絶景も忘れられず、どうしても目の前で景色を見たい気持ちも
有り、前日早寝早起きしてリベンジで今回もやってきました。
最初は良いペースでしたが、雪上の歩行にはかなり苦戦しました。
ですが、安全のために必要な措置、今の自分には適切と思えたので、それはそれで
良しじゃないかと思います。
梅雨近い時期でしかも高山でしたが、運良く土曜日は丁度凄い快晴、
山が微笑んでくれたとしか思えないぐらい素晴らしい景色の中で半日を過ごせました。