金峰山 & 瑞墻山 (共同購入テントの試し張り)
- GPS
- 29:22
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,706m
- 下り
- 1,688m
コースタイム
瑞墻山荘駐車場 06:08 → 07:05 富士見平小屋(テント設営)08:05 → 08:50 大日小屋 09:03 → 大日岩 09:44 → 10:44 砂払いの頭 10:50 →
11:50 五丈岩&山頂 12:47 → 15:37 砂払いの頭 13:44 → 14:27 大日岩 14:35 →
大日小屋 14:59 → 15:37 富士見平テン場
2日目
富士見平テント場 06:05 → 06:28 天鳥川出合 06:35 → 07:50 瑞墻山 08:08 → 天鳥川出合 09:12 → 09:46 富士見平テント場 11:00 → 11:30 瑞墻山荘P
天候 | 1日目 曇り&ガス → 雨 2日目 曇り&ガス |
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過去天気図(気象庁) | 2011年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場は無料(幕営禁止)、トイレは水洗で瑞墻山荘横にあり有料。 登山ポストは駐車場入口にあり。 下山後の入浴は「増富の湯」。 富士見平小屋の管理人さんが割引券を持っています(50円引きで700円のところ650円)。 その他、インターネットでも入浴と食事がセットになった割引券をダウンロード可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・瑞墻山荘P → 富士見平小屋 大勢の人が歩いているのでトレースが明瞭、迷いの心配なし。 ・富士見平小屋 → 大日小屋 尾根道 & 巻き道で歩き易い。 ・大日小屋 → 大日岩 ロープが張ってある岩場が1箇所あるも降雨時のスリップさえ注意すれば大丈夫。 倒木が1箇所あり、跨ぐには辛く、下をくぐるには頭やザックが引っ掛かる。 大日岩下の岩の上を歩く際に注意。 石楠花がとても綺麗です。 ・大日岩 → 砂払いの頭 トレース明瞭だが、ひたすら樹林帯を登る。 ・砂払いの頭 → 金峰山山頂 急に展望が開けてテンションが高くなる。 北側斜面はハイ松、南側は切り立った崖になっている。 大きな岩を乗り越えていく所もあり、ゆっくり確実にクリアすれば問題なし。 ・五丈岩 取り付く人は多いが、上まで登れる人は少ない。 自信がなければ無理をしないこと。 |
写真
感想
金峰山&瑞墻山は昨年も登っているが、今回は先に共同購入したテント3人用
(エスパース・マキシムX)の試し張りが目的で仲間と再び訪れた。
ガスの中、テント装備を担ぎ富士見平小屋まで登り、テント設営後、金峰山を目指す。
大日小屋から大日岩の間は石楠花が満開でとても綺麗に咲いていた。
砂払いの頭以降は展望が開ける場所だが今回は生憎の天気でほとんど見えず。
それでも時を追う毎にガスの切れ間から山頂方面や金峰山小屋、後ろには小川山が見え出し、テンションが上がる。
山頂でワンカップで一人祝杯をあげている間、Yu-min、Kaorin & Eritan の3人は五丈岩に取り付いていた。
山頂や五丈岩で1時間たっぷり遊んで下山。
途中、千代の吹き上げ辺りまで下りた時、瑞墻山がガスの切れ間から一瞬姿を見せた。
これで何となく胸のつっかえが取れた気がする。
その後、弱雨となり翌朝まで降り続く。
翌日は4時過ぎに起床したが、未明のまだ暗い内にまわりのテントで朝食の準備、引き続きテント撤収があり、やかましくて目が覚めてしまった。
高校生20数名のパーティーらしい。
テント撤収の際、テント表面についた雨水を切る為だろうが、しきりにテントをバタバタさせる。
それも1張りだけではなく回りの 3〜4張全てだからたまらない・・・
話し声、歩き回る足音、撤収の最中にコッフェルを何度も蹴飛ばす音等には参った。
早出で止むを得ないのも理解はするがもう少し工夫が出来ないものか・・・。
瑞墻山も朝早い内は人もまばらで、ひたすら登る。
山頂に着いた時、裏側の不動沢方面から登ってきた中・高校生の山岳部と引率の教師ら約20名ほどのパーティーが現れて山頂は賑やかになる。
ガスで展望もないので山頂写真だけ撮り、そそくさと下山開始。
この頃になると下からドンドン上がってくるので交差する際に待つ事もしばしばあり。
今日も昨日の金峰山と同じく清掃登山で、登山道周辺のゴミをレジ袋で回収しながら下りる。
テン場に戻りテント撤収後、富士見平小屋の管理人さんにご挨拶。
この方は相川さんと云われ、学生時代にはこの小屋でアルバイトをされていた方です。
学業を終えてから海外生活が長く、リタイヤ後、最近帰国されたようです。
奥様と35〜36年ぶりにここに登ってきて荒廃した小屋に唖然とし、すぐさま下山し、
市の観光協会に赴き、長いこと管理人不在だった小屋の管理を申し出た由。
奥様と2人、3月より準備を始め、4月下旬より小屋を開けるに至ったそうです。
小屋入り口の土間には真新しい木のテーブル、椅子、物置台等が並んでて、
そのうち、小屋の外にもテーブルや椅子を設置したいとの事でした。
宿泊設備として新しい布団も取り合えず20組ほど入れ替え済みで、
今後あと数十組追加で入れるような話でした。
今まで不評だったトイレですが、なんと一日に20回も掃除したそうで、その成果も出てきているようです。
とても使いやすく綺麗になってきたみたい。
数日前、下の瑞墻山荘に電話をした際、富士見平小屋には売店はないと聞いていたのですが、
相川さんが簡単な物は担ぎ上げて、ビール、コーヒー等は揃えておられました。
お陰さまで冷たいビールが美味しかったです。
今後は食事の提供も考えておられるようで、ストーブを始め調理設備が整えば、
鹿肉や猪肉を使った料理を出すらしいです。
相川さんのご趣味は料理だそうですから期待したところです。
また、奥様手作りのパンとローズジャム、そして暖かいコーヒーで朝食も可能になるみたいです。
その為、奥様は今バラの収穫(?)に忙しいそうです。
意欲的に小屋の復興に取り組まれている相川さんに燃えるような熱意を感じました。
ローケーション的には最適地で訪れる人も多い事から、相川さんの努力が報われ、
昔のような良い小屋に蘇る日も近いでしょう。
また、小屋には有志により小屋復興の為の義援金ボックスが設置されていました。
我々も相川さん達の考えに賛同し小額ながら箱に投入してきました。
相川さんはご自身中学生の頃からこの近辺の山を登っていたので
近隣の岩にも精通しているようですから我々の山行相談にも応じてくれるでしょう。
またテン泊者への応援も惜しみなく、酒は飲まないそうですが一緒に語り合いたいと云っておられました。
ゆくゆくは周年営業を目指すそうで、富士見平小屋が落ち着けば上の大日小屋の方にも手を入れて行きたいそうです。
今度は紅葉の時期にここで仲間達とテント合宿したいなぁ。
滋賀県より来られて小屋に泊まられたご夫婦も管理人さんの熱い情熱に打たれて、
いつかまた来たいと話されてました。
また、今回の本来の目的であった共同テントの試し張りにはちょうど良い天気だったかもしれません。
雨の中、夕食や朝食の調理でかなり長い時間ガスを使いましたが、バスタブ部分には結露が見られるも、
X-TRECKファブリックのシングルウオールテント本体には全く異常はありませんでした。
前室確保の為にオプションで購入した前室フライはテント出入りの際に雨がテント内に入りずらく、とても役に立ちました。
前室自体の広さがもう少しあればとっても良いと思います。
オプションで出入り口に吹流しも取り付けられるので冬季の雪山山行にも十分耐えられるスペック。
天井のハンモック部分はオプションでたった900円で濡れたグローブや帽子等、
軽い物を置くには便利。
今回は4名での山行故、別にソロテント1張あったが、マキシムX には3名で寝られるスペースは充分確保出来て
違和感や不満は特に感じなかった。
テントの試し張り、取り合えず成功でした。
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