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Yamareco

記録ID: 118379
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

[滝&山頂動画] 本仁田山〜コブタカ山〜川苔山(川乗山)〜足毛岩の肩〜百尋の滝

2011年06月25日(土) [日帰り]
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GPS
06:31
距離
24.5km
登り
3,952m
下り
3,878m

コースタイム

氷川国際釣場11:36→本仁田山(ほにたやま)13:11→コブタカ山13:29→川苔山(昼食)14:44→足毛岩の肩15:17→百尋の滝(ひゃくひろのたき)16:10→細倉橋(ほそくらはし)16:53→氷川国際釣場18:15

※GPSが位置をロストし、endマークが途中に付いていますが、実際には氷川国際釣場まで戻っています。

全行程:25.28km(GPSロガーより) 線がプルプルしているので実際は2割引ぐらいか
移動時間:6時間39分

消費飲料水…1.9ℓ
出会ったハイカー…約20人
天候 晴れ→曇り→小雨→雨→土砂降り→小雨(降ったり止んだり)

気温(気象庁データ:小河内) 23.4℃(11:40)→22.0℃(18:20) 最高28.3℃(午前9時頃)
過去天気図(気象庁) 2011年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自転車
自転車です。


個人的メモ
行き 約2時間7分(日原街道入口まで)。
コース状況/
危険箇所等
氷川国際釣場→本仁田山
しばらく道路を歩いて、山道に突入。ひたすら登ります。
道は広めで明瞭です。
黒くて細長いアブに終始つきまとわれました。

→コブタカ山→川苔山
コブタカは少し下ってすぐに到着。その後は、崖沿いの狭い道を下ったり、登ったりの危険な道です。所々に広い場所も有りますが、多くは狭いです。この行程は要注意。

→足毛岩の肩→百尋の滝
下り開始。ここも狭い。濡れている時は要注意。滝が多く沢沿いなので景色的にはとても良いです。三頭大滝のあるコース(苔天国)を思い出しました。

→細倉橋(道路合流地点)
橋多し。渓谷の上を行ったり来たり。なかなか楽しいです。

→氷川国際釣場
日原街道を延々と下ります。途中、吊り橋があったので、寄り道。その後日原街道と合流します。
川苔山登山口の標識。ここから山道となります。
by  IS01, SHARP
川苔山登山口の標識。ここから山道となります。
序盤の九十九折り。「つくもおり」と読むんだと思っていましたが「つづらおり」でした。
by  IS01, SHARP
序盤の九十九折り。「つくもおり」と読むんだと思っていましたが「つづらおり」でした。
序盤とは風景が変わって、中盤の登り。
by  IS01, SHARP
序盤とは風景が変わって、中盤の登り。
前の写真の後に岩場を登って、終盤の登り開始。とおもいきや、この時点ではまだ3/4ぐらいでした。この後もう一登り有ります。
by  IS01, SHARP
前の写真の後に岩場を登って、終盤の登り開始。とおもいきや、この時点ではまだ3/4ぐらいでした。この後もう一登り有ります。
本仁田山 壊れかけた屋根付きのベンチ(写真左)が有りました。山頂は狭いです。
by  IS01, SHARP
本仁田山 壊れかけた屋根付きのベンチ(写真左)が有りました。山頂は狭いです。
コブタカ山 同じく狭い。ベンチなし。
by  IS01, SHARP
コブタカ山 同じく狭い。ベンチなし。
川苔山への道です。こんな感じ。
by  IS01, SHARP
川苔山への道です。こんな感じ。
分岐点です。
このような崖沿いの狭い道を進みます。日原街道方面へ降りた所に、滑落事故が多いと書いて有りましたが、納得の道です。急がず慎重に進みます。
by  IS01, SHARP
このような崖沿いの狭い道を進みます。日原街道方面へ降りた所に、滑落事故が多いと書いて有りましたが、納得の道です。急がず慎重に進みます。
豪快な倒木。
アップダウンを繰り返し、広場に出ました。川苔山まで200m地点。船井戸という地点が途中にあるらしいですが、見つかりませんでした。
by  IS01, SHARP
アップダウンを繰り返し、広場に出ました。川苔山まで200m地点。船井戸という地点が途中にあるらしいですが、見つかりませんでした。
川苔山(川乗山)です。このときは小雨がしとしと降っていましたが…。続きは感想で。
by  IS01, SHARP
川苔山(川乗山)です。このときは小雨がしとしと降っていましたが…。続きは感想で。
足毛岩の肩です。名前の割りに何もなく地味なところです。わざわざ遠回りしてまで来ることもないでしょう。
by  IS01, SHARP
足毛岩の肩です。名前の割りに何もなく地味なところです。わざわざ遠回りしてまで来ることもないでしょう。
足毛岩の肩の標識の奥です。ここが「肩」の部分?
by  IS01, SHARP
足毛岩の肩の標識の奥です。ここが「肩」の部分?
下っている途中に滝を発見!
by  IS01, SHARP
下っている途中に滝を発見!
下山道です。
鉄階段が登場。他にも有ります。
by  IS01, SHARP
鉄階段が登場。他にも有ります。
グロ注意! ヤツワクガビルです。生きているのを見たのは2回目です。人の血は吸わないので、山ビルよりかはいいかな。
by  IS01, SHARP
グロ注意! ヤツワクガビルです。生きているのを見たのは2回目です。人の血は吸わないので、山ビルよりかはいいかな。
百尋ノ滝です。詳細は感想の動画で。
by  IS01, SHARP
百尋ノ滝です。詳細は感想の動画で。
渓谷に架かる木製の橋です。幾つも有ります。沢沿いの道は、涼しいし、景色がきれいだし、とても癒されます。
by  IS01, SHARP
渓谷に架かる木製の橋です。幾つも有ります。沢沿いの道は、涼しいし、景色がきれいだし、とても癒されます。
またも滝が登場。滝だらけです。
by  IS01, SHARP
またも滝が登場。滝だらけです。
低いですが、ダブルの滝です! 奥にこっそりと、渡ってきた木造の橋も写真に収めます。
by  IS01, SHARP
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低いですが、ダブルの滝です! 奥にこっそりと、渡ってきた木造の橋も写真に収めます。
また滝。近寄れないので遠方からの撮影。
by  IS01, SHARP
また滝。近寄れないので遠方からの撮影。
見事な苔ワールドです。川苔谷の名に相応しいです。
by  IS01, SHARP
見事な苔ワールドです。川苔谷の名に相応しいです。
道路に到着。ここが細倉橋地点でしょうか。この後は携帯の電池不足で撮影不可。そんなときに限って、初めて鹿さんに遭遇。
by  IS01, SHARP
道路に到着。ここが細倉橋地点でしょうか。この後は携帯の電池不足で撮影不可。そんなときに限って、初めて鹿さんに遭遇。
撮影機器:

感想

今日は早起き!(自分としては) なぜなら理由は雲取山登頂に挑戦するからです。現地まで自転車移動をルールとしている自分としては、雲取山は遥か彼方です。2年前までは三頭山すら遠いと思って諦めていました。その三頭山は去年登頂し、今年は無謀にも更に大幅に遠い、雲取山を夢見ます。

ほぼ予定通りに家を出て、雲取山へ向かいます。狙うルートは冨田新道。登り口まで自転車で行ければ、4時間ぐらいでピストンできる計算です。八丁橋までしか自転車で行けなかった場合は、徒歩6時間を見込んでいます。そこまで行けなかった場合は残念ながら諦める予定で、出発しました。

最大の難所は日原街道の傾斜です。ルートラボで調べると、日原街道は日原鍾乳洞手前までで、約9.9km平均斜度2.9%です(家から冨田新道入り口までは54kmです)。雲取山まで行くかどうかは日原街道の傾斜次第です。奥多摩駅前を通過し、信号で右折します。日原街道へ突入です。しばらく順調に進みます。1〜2km走ったところで、急な登りに差し掛かります。ぅ〜ん、登れない。見る限りでは、坂の終わりが見えません。そのとき思いました。

ダメだこりゃ ヽ(´ー`)ノ

これは登れないと思い早々に諦めます。道路に座り込み、代わりの登山コースを探します。すると近くに川苔山があるじゃないですか! しかもぐるっと一周するコース取りも可能です。コースタイムは7時間20分+道路(約4km)です(計8時間20分ぐらい?)。6時間半ぐらいで歩けるかな? と見積もり、出発です。

で、ようやく登山開始。本仁田山までは登り一辺倒。ひたすら登ります。気温が高く、体温的にあまりペースを上げられません。ハイカーともぱらぱらとすれ違います。本仁田山までは大変ですが、コブタカ山までは楽でした。川苔山までも標高があまり変わらないので、緩い登りを期待していたのですが、ここは曲者でした。

まず、道が終始崖沿いで狭い。小雨が降っているので、土砂崩れも怖いです。とてもではないですが、急げる道ではないです。事故がない様に慎重に進みます。しかも、結構アップダウンも有ります。ここの行程も結構 人とすれ違いました。結局、川苔山まで約20人ぐらいとすれ違ったかな。ちなみに川苔山以降は0人です。時間的に、妥当な結果です。皆さん優良ハイカーなので、早朝から登って、午後には下山しているのでしょう。私も早起きの修行をしないと…。

船井戸の標識が見つからないまま、川苔山に着き、人がいないので、撮影です。山頂をぐるっと一周撮ります。
それがこれだ!



晴れていたのは序盤だけで、その後は曇りと雨です。展望は今日も全く有りませんでしたが、この時期の雨は なかなか乙でいいものです。

撮影が終わり昼食です。食べ始めるとすぐに雨足が強くなります。
シトシト → ポツポツ → ボツボツ → ザーザー → ドシャーーー!
あっという間に土砂降りです。急いで木の下に行きますが、そんなことはお構いなく濡れまくります。“焼け石に水”ならぬ“土砂降りに木の下”です。急いで食事を済ませましたが、食べ終わる頃には全身ビッショリ(パンツまで濡れていました)。そして、寒い…。この時期にこんな体を冷やされるとは思ってもみませんでした。体温を上げるために急いで下山します(動くことと、標高を下げることで体温上昇を目指します)。

できるだけ最短コースで下山しようとも思いましたが、なぜか遠回りの足毛岩の肩へ向かいます。少し下って足毛岩に到着。特に何も有りません。標識があるだけです。まぁこんなもんだな。半ば予想通りなので落胆は有りませんでした。後は気兼ねなく下るのみです。

慎重かつやや急ぎ気味に下って、百尋ノ滝に到着です。雨は順調に小降りになり、すでに服も乾いてきています。結果的には、汗を洗い流してくれただけの有り難い雨になりました。これだけ歩いて、服がサラサラです。

この百尋の滝が凄い。気に入りました。佇んでいる場所もいいし、水量が多く、滝壷に近づくと、細かい飛沫と 水が落ちたときに起きる風が体に当たり とても気持ちがいいです。
その百尋の滝がこれだ! 遠目と滝壺付近の2連続でどうぞ。






※風のような音は水が落ちて起きる風の音です! これが心地良い…

この後も滝の連続です。渓谷の上を渡る橋も多く有り、楽しい沢沿いの道です。三頭大滝の有るコースと同様気に入りました。ここのコースはまた歩きたいです。

細倉橋のところで道路になります。トコトコ下っていると、右手の崖から大きな“ガサガサ”という音がしました。大きめの鳥かなと思い見ると…なんと鹿です! しかも2匹! 奥多摩なのでさほど珍しくもないと思いますが、自分は野生の鹿を見るのは初めてです! 感動! 写真を撮りたいも、電池不足で不可です。しょうがないので、じっと鹿を見つめます。鹿もこっちを見つめます。しばしの見つめあいの末、鹿は去っていきました。鹿ってあんな崖みたいなところも歩くのですね。鹿さん凄い。ちなみに聖滝は見つかりませんでした。標識とかあるのかな?

林道(?)を降り切ると日原街道に出ます。しばし下ると、上空に線路があってトロッコが載っています。映画「天空の城ラピュタ」に出てくる炭鉱のトロッコのようです。これも写真撮りたかった。

更に進むと、吊り橋があります。近寄って見ると渡れるようです。というわけで渡ってみます。地図を見ると、そのまま対岸の道を進んでも、道路に戻れそうです。戻れる方に賭けて、そのまま進みます。どんどん道路が遠ざかっていきます…。“大丈夫戻れる” そう自分に言い聞かせて進みます。すると民家に出ます。これは道路に出られるでしょう! と自信を深めつつ進むと、T字路に出ます。右か左かの二択です(両方外れ,当たりの可能性も有りますが)。右を選びますが、これが外れ。一旦引き返し、左へ進むと無事 日原街道に合流。

後はスタート地点の釣場に戻って、本日の山歩きは終了。予定は変更しましたが、良い運動になったし、百尋の滝というお気に入りスポットや初めての野生の鹿なども見られて満足な山行となりました!


おしまい




[追記] 個人的メモ 雲取山自力移動のみでの登頂作戦
下山後に日原街道を約4km歩いたが、自転車での登りを断念したところが最も傾斜&距離がきつかった。あそこを登れば、その後はしばらくきつくない。ただ、やっぱり自転車で富田新道登山口までは駄目そう(普通の自転車使用)。八丁橋までは時間をかければ行けそうだが(推定3時間半)、八丁橋からの徒歩が6〜7時間ぐらいかかりそうなので、最低でも家を7〜8時までに出ないと間に合わなさそうである。ちゃんと寝ないと体力的に厳しくなるし、これが自分としては難しい。とりあえず今年は気温と日の長さ的にもう断念。来年の5〜6月に早起きできれば可能かもしれない。



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