天城山（万三郎岳〜八丁池・ブナの森散策）

2017年07月01日(土) [日帰り]

• GPS: 09:15
• 距離: 20.8km
• 登り: 1,210m
• 下り: 1,218m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:01
• 休憩: 2:12
• 合計: 9:13

距離 20.8km 登り 1,219m 下り 1,218m

8:29 天城高原ハイカー専用駐車場
8:45 8:50 四辻
9:38 9:56 万二郎岳
10:15 10:17 馬の背
10:28 10:29 石楠立
10:55 11:00 万三郎岳
11:05 11:15 万三郎岳下分岐
11:31 戸塚山（小岳）
11:55 戸塚峠
12:23 12:24 白田峠
13:03 14:09 八丁池
14:56 15:03 白田峠
15:29 15:37 戸塚峠
16:06 戸塚山（小岳）
16:21 万三郎岳下分岐
16:44 16:50 涸沢分岐点
17:12 17:13 101ポスト
17:26 菅引分岐
17:31 17:33 四辻
17:42 天城高原ハイカー専用駐車場

天候

曇りのちガス（強風）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

登山口となる天城高原ゴルフ場までマイカー。
ハイカー駐車場にはトイレと靴の洗い場がある。

コース状況／危険箇所等

全体的によく整備されている。
道迷いの心配も少ないが、万三郎岳〜八丁池へ向かうブナの森は若干踏み跡がわかり辛い箇所があるので注意する。
高低差はあまりないように見えるが、細かいアップダウンがあるので意外と疲れるかもしれない。

写真

7/1 8:30

今日は梅雨空の石川を脱出してはるばる静岡へ。
天城高原のハイカー駐車場から天城山（八丁池）をめざします！

7/1 8:31

百名山ハンターではないけれど、とりあえず万三郎岳を目指すことに。

7/1 8:36

幼い森の命。

7/1 8:40

整備された登山道を写真を撮りながらのんびり登っていく。

7/1 8:50

天城ツツジ。
風でほとんど散っていたがギリギリセーフ＾＾

7/1 8:52

花はほとんどなかったが、コアジサイはピークだった。

7/1 8:56

風雨で落ちてしまった天城ツツジの花。
けど、これはこれで美しいと思う。

7/1 9:03

苔むす木の枝にかわいいキノコ。

7/1 9:11

でっかいコシアブラの木。
強風に耐えて森を守ってくれていました。

7/1 9:15

コアジサイロードへ。

7/1 9:16

一面に咲くコアジサイの花畑は壮観だった。

7/1 9:41

とりあえず万二郎岳に登頂。
眺望はなし。

7/1 10:00

このブロントサウルスみたいな木はヒメシャラかな？

7/1 10:01

万三郎岳へ向かってヒメシャラロードを歩く。

7/1 10:17

アセビ（馬酔木）のトンネル。
花の時期は終わっていたけど。

7/1 10:46

こんな苔むした木や岩が多かった。
さすが南国といったところか。

7/1 10:59

基本的に眺望はないが、時々こんな感じで駿河湾を見渡せるポイントがある。

7/1 11:00

万三郎岳登頂。
何人かのハイカーがいたが、樹林帯なので眺望はなし。
この先の八丁池を目指して先を急ぐ。

7/1 11:30

万三郎岳から先はハイカーもほとんど訪れないブナの森となる。

7/1 11:31

ブナの原生林に突入。
実は万三郎岳はオマケでこのブナの森が天城の核心部じゃないか！？とすら思った。

7/1 11:46

ブナの幹にハルゼミが留まって鳴いていた。
森に響くセミの鳴き声が夏山を彷彿させる。

7/1 12:38

ブナの幹に絡みつく苔むしたツル。

7/1 13:04

今日の目的地である「八丁池」に到着。
誰もいなかった。

7/1 13:14

池の周りには草原が広がっていて素晴らしい雰囲気だった。
貸切なのがもったいない。

7/1 14:14

八丁池でひと休みしてから来た道を戻る。
戻る頃には森に霧が立ち込めていた。

7/1 14:18

霧に包まれたブナの森。

7/1 14:19

来た時と同じ道をピストンしてるはずなのに、霧があるのとないのとでは雰囲気が全く違う。

7/1 14:25

森の生命力を感じさせてくれる。

7/1 14:28

今ちょうど「ピアノの森」という漫画を読んでいるが、まさにそんな世界観だと思った。

7/1 14:31

あるいは、もののけ姫のシシ神様が出てきそうな雰囲気と言った方がわかりやすいかな・・・

7/1 14:31

森の精霊ってこういう場所にいるんだろうね。

7/1 14:57

時には疲れてもいないけどベンチに座って世界観を楽しんだり・・・

7/1 15:30

トトロに出てくる木のトンネルをくぐってみたり。

7/1 16:01

せっかくなので往路でスルーしたヘビブナに寄り道。

7/1 16:02

どうしたらこんな形になるのか不思議だ。

7/1 17:44

思う存分南国の森を楽しむことができました。

7/2 6:39

【おまけ1】
翌日・・・せっかく静岡まで遠征してきたので帰りがけに本栖湖へ。右の大きい山はダイヤモンド富士で有名な竜ヶ岳。

7/2 7:00

【おまけ2】
はるばる車に積んできたMTBで湖岸を一周。
朝の清清しい空気を切って走る気分は最高だった。

7/2 9:29

【おまけ3】
富士五湖の次は八ヶ岳へ。
川上村から清里を目指して50kmほどMTBで走りこみます。

7/2 9:45

【おまけ4】
JR最高地点駅である「野辺山駅」へ。

7/2 10:27

【おまけ5】
飯盛山の登山口である平沢峠から八ヶ岳を望む。
残念ながら山頂はガスで覆われていた。

7/2 10:59

【おまけ6】
清泉寮の牧場から北岳を望む。

7/2 11:08

【おまけ7】
目的地である清泉寮に到着！
土日通じて完全燃焼でした！

撮影機器：

Canon EOS Kiss X7 Canon

Canon PowerShot G7 X Canon

感想

がんちゃん

北陸も梅雨入りして日本全国雨模様・・・
その中で少しでも天気が良さそうな場所はないかと物色していると「天城山」が目に留まった。
天城山はこれまで一度も訪れたことがないし、「森の山」だということもわかっていたので梅雨時の今こそ訪れるチャンスなのでは？と思い遠路はるばる静岡へ。
ついでに帰りがけに富士山や八ヶ岳あたりでチャリを楽しもうとMTBを車に積み込んだ。

朝8時過ぎに登山口である天城高原に到着すると今にも雨が降りそうな天気。
それ以上に風が強かった。
森林限界を超えるような高山だったらとても稜線を歩けないかもしれないが、天城山なら深い森が風から守ってくれるだろう。
それに多少天気が悪い方がハイカーも少なくて雰囲気も良いのではないかと思ったし、実際にその通りの結果となった。

百名山ハンターではないので最高点である万三郎岳へ登る必要はないのだが、そうそう来る機会もないので一応ピークを踏む。
しかし、メインディッシュはその先・・・八丁池までの、いわゆる「天城縦走路」だと思っていた。
こちらも期待通りで、ほとんど人とは会わず、かつ霧に包まれたブナの森は「神々しい」という言葉がピッタリで幻想的な雰囲気を演出してくれた。
万三郎岳周回、ではなく、八丁池まで足を延ばしてよかったと心から思った。

----- 以下翌日の備忘録 -----
翌日の日曜日は本栖湖と野辺山でチャリを楽しんだ。
まずは朝一、6時過ぎに人もまばらな本栖湖でMTBを下ろして湖岸を一周。千円札のモデルになった有名な場所だが、肝心の富士山は笠雲で頭を覆われていた。
その後再度車にMTBを積み込んで八ヶ岳を目指す。
ガッツリチャリを楽しみたかったので川上村まで行って車をデポ。
MTBで高原レタス畑を横目に見ながら野辺山〜清里（清泉寮）を目指した。
雨にも降られず、金峰山、瑞牆山、北岳、富士山の絶景を眺めながらのサイクリングは最高でした。
もちろん、清泉寮のソフトクリームも！

コメント

やまちゃん

低木の林、
思い出すな〜。
当時小学生の長男と、富士登山して伊東に移動してビジネスホテル泊まって登りました。
そのときは子連れだし、万三郎岳までだったけど(^^;
今だったらsanchanみたいな登り方を楽しむのにね。
自分が行ったときもガスはないけど曇がちだった気が・・・。
なんか久々に遠征登山したくなってきたな〜。

がんちゃん

Re: 低木の林、
yamachan、こんばんは。
過去に百名山ハンターとして名を馳せていたyamachanにとって天城山は思い出の山だったんですね。
しかも富士登山後に天城へハシゴとは・・・すごいというか、もったいない！
この山は「ゆっくり、じっくり、縦走路へ」という感じじゃないと本当の良さは味わえないのでは？と思いました。
遠征登山は半分旅行気分も楽しめていいですよね。
また玉入れに飽きたらご一緒しましょう。

レッズ

これは意外なところへ
伊豆とはこれまた大遠征、お疲れ様でした。天気を求めてとはいえ、こんな長距離運転する体力がすごい。山よりこっちの方が驚きです。
天城山は（思い出 ）の天城峠から近いのかと思ったら意外と離れているんですね。八丁池のほうが峠に近いのか。天城縦走路は気持ちよさそうだけどなんか理由がないと行かないだろうなぁ。

がんちゃん

Re: これは意外なところへ
レッズさん、こんばんは。

いやいや、レッズさんも実家埼玉にちょいちょい帰ってるじゃないですか〜
長距離ドライブも慣れですよね。
１０時間以上山を歩くことを考えれば７時間運転するくらい大したことはないですよ。
天城は思い出の地なんですか
天城峠から万三郎岳はちょっと遠いですが、万三郎岳よりとにかく天城縦走路の雰囲気が最高だったのでチャレンジしてみてください。