(過去レコ)両神山 ≪赤岩尾根→八丁尾根→狩倉尾根≫
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.5km
- 登り
- 1,324m
- 下り
- 1,308m
コースタイム
- 山行
- 8:48
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 10:12
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
八丁尾根は両神山への一般ルート。 赤岩尾根は藪山のバリルートとして歩かれる人は少なくない。 狩倉尾根は赤岩尾根より好展望でスケール感が大きいが、人にはまず会わない。 三つの尾根ともザイルなどの登攀用具は携行しなかった。 (カメラの不調で赤岩尾根以降は写真撮れず) |
写真
感想
【山行記録投稿=2017年07月12日】
両神山(1723.0m)は、山域としては奥秩父に属するが、山容は典型的な西上州特有の岩山である。
南側は荒川支流の中津川、北側は利根川支流の神流川が流れ、東側には高い山がないので、鋸歯状の尾根を連ねた台形の山が、関東内陸部からよく見える。
時季的にアケボノツツジの綺麗なシーズンでもあり、それぞれの尾根の過去の縦走タイムから、日の長いこの時期、朝早くスタートすれば縦走は可能だろうと判断し、花見を兼ねて三つの尾根を連ねて縦走(周回)した。
赤岩峠から八丁峠までは赤岩尾根、八丁峠から両神山までは八丁尾根、両神山から大笹までは梵天尾根の一部、大笹から1435mPまでは狩倉尾根である。
三つの尾根をつないだ概念としては“コ”の字形で、左の真ん中が赤岩橋、左上が赤岩峠、右上は西岳、右下は大笹、左下は1435mPである。
赤岩尾根は’98年12月下旬に八丁峠から赤岩峠方向へ歩いたことがある。
特に危険な所はなかった記憶だが、一ヶ所4mくらいの高さでオーバーハング状の岩場があり、手の届く所に檜の木があり、その枝につかまって降りた。
今回、そこには握りやすいように節を付けたトラロープが下がっていた。
しかし、オーバーハング状の岩場であり、岩にこすられ、撚り合わせたナイロンは細糸の何本かが切れていた。
14年前には何もなかった岩場にロープが張られ、随分歩きやすくなっていた。
八丁峠から赤岩峠方向へ歩く場合、岩場の急斜面が全て下りとなる。この逆に、八丁峠方向へ縦走する方が安全性は高い。
八丁尾根の西岳から1600mを越えるようになったが、それより高い所のツツジはまだ満開前で、今年は花の付きが良くない。つぼみになる前に枯れたのが目立つ。
標高の高い所では、開いた花びらより濃いピンクのつぼみが多かった。
狭い両神山頂上には10人ほどが先行していた。13回目となればさしたる感動もない。今回は登頂そのものより、三つの尾根をつないで歩くことが目的だった。
浅間山、八ヶ岳には雲が掛かっていたが、富士山は大きく凹んだ笠取山の右に見えていた。
白井差からのルートが有料&事前予約制となったこともあり、今、梵天尾根を歩く人は非常に少ないようだ。この尾根の登山口となる中双里からは標高差1100m、往復10時間半。納宮登山口からのルートのように廃道化しかねない気がする。
狩倉尾根は’00年3月上旬に歩いたことがある。その時は、山と渓谷社の『分県登山ガイド・埼玉県の山』(旧版)を参考にして歩いたが、とても大雑把なガイド本で、テレビアンテナのある1435Pからの下降ルートが分からなかった。
当時、「この赤テープが目印なのだろうか?」と思い、木に巻かれたテープを追って下ると途中で目印はなくなり、その隣の尾根を下ると途中から絶壁で降りられず。
困り果てて途方にくれていた時、右下方向にアンテナケーブルに沿う切り開きがあり、「そうだ、これを降りよう!」とひらめいた。
当時のガイド本でのルートは1435Pから左下となっていて、県道の出合BS近くで落石防止用のフェンスに設置されているドアを開けて県道へ出ることになる。帰りに寄って見たら、フェンスの内側は落ち葉がうずたかく積もって人跡皆無だった。
今回もこのテレビアンテナの所に着き、大きく安堵した。ピークの直下は柔らかい土の急斜面だが、ヤブは全くない。
ずっとケーブル沿いに下り、今は住む人のない小倉沢集落跡の廃屋と化した民家の裏に出た。
狩倉尾根は赤岩尾根より優しいが、歩く人は極めて少なく、部分的に分かりにくい所がある。倒れたままの道標がある所が狩倉尾根入口で、あとは基本的に尾根通し
地面は人に踏まれてない苔むした柔らかい所があり、下りでは滑らないよう神経を使う。頂上が東西に長い狩倉岳を下ると、以後1435mピークまでは一般道並みの歩き易い尾根道だった。
車道を5分歩き、赤岩橋に停めた車の所へ戻る。
車道で、私のすぐ後を単独行の男性が歩いていた。赤岩尾根でも狩倉尾根でも他の登山者には全く会わなかったので、どこへ行ったのか聞くと、赤岩尾根から西に歩き、宗四郎山の先の山吹峠から林道へ下り、以後ずっと林道を歩いたと言う。
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