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Yamareco

記録ID: 1192205
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ハイキング
日光・那須・筑波

日光白根山 〜季節はいつの間にか…〜

2017年07月09日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 栃木県 群馬県
 - 拍手
GPS
--:--
距離
10.6km
登り
1,086m
下り
1,076m

コースタイム

日帰り
山行
7:05
休憩
1:10
合計
8:15
7:25
110
9:15
9:25
70
10:35
11:00
45
11:45
11:50
0
11:50
0
11:50
90
13:20
13:50
30
14:20
80
15:40
0
15:40
ゴール地点
ルートは手書きです。
天候 晴れのち曇り 南東の風
過去天気図(気象庁) 2017年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
菅沼登山口 1,000円/日
トイレあります
コース状況/
危険箇所等
百名山でほとんどの道がよく整備されています。ただし…
 ●白根隠山方面(白錫尾根)…よく歩かれていますが地図にはない道です。
 ●前白根山〜五色沼…歩く人が少なめなようで、やや荒れています。
その他周辺情報 <湯元温泉>
 〇おおるり山荘 http://www.ohruri.com/yumoto_ooruri.html
  ・17:00まで(最終受付 16:30)
・露天風呂あり。タオルも込みで下の料金です。
  ・500円/人 (子供料金の設定はなし)

こちらもおすすめ
 〇温泉寺 http://rinnoji.or.jp/precincts/onsenji
・500円/300円(大人/小人)
ズダヤクシュ
2017年07月09日 07:37撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 7:37
ズダヤクシュ
シロバナノヘビイチゴ
2017年07月09日 07:55撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 7:55
シロバナノヘビイチゴ
ゴゼンタチバナ
…出だしからいろいろな花。
2017年07月09日 08:03撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 8:03
ゴゼンタチバナ
…出だしからいろいろな花。
奥日光らしい森
2017年07月09日 08:05撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 8:05
奥日光らしい森
コミヤマカタバミ
個人的に好きな花のひとつ。
2017年07月09日 08:35撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
1
7/9 8:35
コミヤマカタバミ
個人的に好きな花のひとつ。
いい一日の予感…
2017年07月09日 09:00撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 9:00
いい一日の予感…
コイワカガミ
花の色が濃いですね
2017年07月09日 09:04撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
1
7/9 9:04
コイワカガミ
花の色が濃いですね
明るく開けてきたらもうすぐ
2017年07月09日 09:04撮影 by  TG-820 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/9 9:04
明るく開けてきたらもうすぐ
弥陀ヶ池、到着。
白根山どーん
2017年07月09日 09:07撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
2
7/9 9:07
弥陀ヶ池、到着。
白根山どーん
前来た時より瑞々しい雰囲気でした。
2017年07月09日 09:11撮影 by  TG-820 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/9 9:11
前来た時より瑞々しい雰囲気でした。
バイカオウレン?
2017年07月09日 09:11撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 9:11
バイカオウレン?
ミヤマキンバイかな
2017年07月09日 09:13撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 9:13
ミヤマキンバイかな
白いの全部シロバナノヘビイチゴ
思っていたより凄い
2017年07月09日 09:26撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 9:26
白いの全部シロバナノヘビイチゴ
思っていたより凄い
雪解け直後の草原では
ショウジョウバカマが咲いていました。
2017年07月09日 09:28撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 9:28
雪解け直後の草原では
ショウジョウバカマが咲いていました。
サンリンソウっぽい
写真12もそれかもしれません…
2017年07月09日 09:29撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 9:29
サンリンソウっぽい
写真12もそれかもしれません…
たおやかな山並みは、
根名草山〜温泉ヶ岳
2017年07月09日 09:38撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 9:38
たおやかな山並みは、
根名草山〜温泉ヶ岳
ハクサンシャクナゲ
2017年07月09日 09:44撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 9:44
ハクサンシャクナゲ
コケモモ
2017年07月09日 09:45撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 9:45
コケモモ
山頂を見上げて
2017年07月09日 09:49撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
1
7/9 9:49
山頂を見上げて
マイヅルソウ
2017年07月09日 09:51撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 9:51
マイヅルソウ
イワヒゲ
2017年07月09日 10:16撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 10:16
イワヒゲ
イワハタザオ…かな?
2017年07月09日 10:21撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 10:21
イワハタザオ…かな?
火山の造形美…
後ろの影のかたちもおもしろい
2017年07月09日 10:21撮影 by  TG-820 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/9 10:21
火山の造形美…
後ろの影のかたちもおもしろい
山頂はもうすぐ
2017年07月09日 10:26撮影 by  TG-820 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/9 10:26
山頂はもうすぐ
広々とした窪地
山の上にこんなのものがある、よく考えたら凄いなぁ
2017年07月09日 10:59撮影 by  TG-820 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/9 10:59
広々とした窪地
山の上にこんなのものがある、よく考えたら凄いなぁ
まだ雪が残っていました。
2017年07月09日 11:00撮影 by  TG-820 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/9 11:00
まだ雪が残っていました。
白根隠山を望む。
奥には中禅寺湖も見えます。
2017年07月09日 11:05撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 11:05
白根隠山を望む。
奥には中禅寺湖も見えます。
何度見ても飽きない五色沼。
2017年07月09日 11:06撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
4
7/9 11:06
何度見ても飽きない五色沼。
???
どなたかご教授をお願いいたします。
2017年07月09日 11:12撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 11:12
???
どなたかご教授をお願いいたします。
時々刻々と変わる水面の色
「五色沼」の名の通り…
2017年07月09日 11:21撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
2
7/9 11:21
時々刻々と変わる水面の色
「五色沼」の名の通り…
ヤマオダマキ
2017年07月09日 11:22撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 11:22
ヤマオダマキ
日が射すとまぶしいくらい!
2017年07月09日 11:37撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 11:37
日が射すとまぶしいくらい!
森もただ一色ではない
2017年07月09日 11:38撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 11:38
森もただ一色ではない
窪地方面
行ってみたいなぁ…。
2017年07月09日 11:41撮影 by  TG-820 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/9 11:41
窪地方面
行ってみたいなぁ…。
ハクサンチドリ
2017年07月09日 11:43撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 11:43
ハクサンチドリ
前白根避難小屋
こぢんまりした小屋です。立地は最高。
2017年07月09日 11:47撮影 by  TG-820 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/9 11:47
前白根避難小屋
こぢんまりした小屋です。立地は最高。
ツマトリソウ
白錫尾根にはたくさん咲いていました。
2017年07月09日 12:06撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 12:06
ツマトリソウ
白錫尾根にはたくさん咲いていました。
きれいな森
2017年07月09日 12:06撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 12:06
きれいな森
ちょっと近寄りがたい小屋
地震観測小屋って聞いたような聞いていないような…?
2017年07月09日 12:10撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 12:10
ちょっと近寄りがたい小屋
地震観測小屋って聞いたような聞いていないような…?
白錫尾根は続きますが、
今日のところはここまで。
2017年07月09日 12:13撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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7/9 12:13
白錫尾根は続きますが、
今日のところはここまで。
この角度からは新鮮
2017年07月09日 12:19撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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7/9 12:19
この角度からは新鮮
表日光は雲がち
2017年07月09日 12:20撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 12:20
表日光は雲がち
前白根直下の二重山稜?地形
2017年07月09日 12:53撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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7/9 12:53
前白根直下の二重山稜?地形
花なのかい(笑)
2017年07月09日 13:06撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 13:06
花なのかい(笑)
水場。
まろやかで美味しい水です。
2017年07月09日 13:10撮影 by  TG-820 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/9 13:10
水場。
まろやかで美味しい水です。
登りだとこの辺りはちょっとわかりづらいですね…
ということをすれ違った登りの方とお話ししました。
2017年07月09日 13:11撮影 by  TG-820 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/9 13:11
登りだとこの辺りはちょっとわかりづらいですね…
ということをすれ違った登りの方とお話ししました。
五色沼のほとりへ。
2017年07月09日 13:21撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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7/9 13:21
五色沼のほとりへ。
山の中で砂浜を歩くというのも不思議な感覚です。
2017年07月09日 13:25撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
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7/9 13:25
山の中で砂浜を歩くというのも不思議な感覚です。
ツガザクラでいいのかなぁ…
2017年07月09日 13:54撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 13:54
ツガザクラでいいのかなぁ…
ミヤマカラマツかと…
自信ない(笑)
2017年07月09日 13:54撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 13:54
ミヤマカラマツかと…
自信ない(笑)
鹿くん
人に会っても全く動じぬ泰然自若ぶり
こちらが恐れ入ってしまいました。
2017年07月09日 13:58撮影 by  TG-820 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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7/9 13:58
鹿くん
人に会っても全く動じぬ泰然自若ぶり
こちらが恐れ入ってしまいました。
花びらの所にいる虫は、
何を考えているんでしょうかね
2017年07月09日 14:07撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 14:07
花びらの所にいる虫は、
何を考えているんでしょうかね
二匹目
さっきのヤツよりはおどおどしています。
2017年07月09日 14:52撮影 by  TG-820 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/9 14:52
二匹目
さっきのヤツよりはおどおどしています。
考えることはみんな一緒(笑)
2017年07月09日 15:26撮影 by  TG-820 , OLYMPUS IMAGING CORP.
7/9 15:26
考えることはみんな一緒(笑)
下山しました。
無事降りて来られたことに感謝!
2017年07月09日 15:41撮影 by  PENTAX K-50 , PENTAX
7/9 15:41
下山しました。
無事降りて来られたことに感謝!
本日の回収品。
悪意はないものと信じます。
2017年07月09日 15:43撮影 by  TG-820 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
7/9 15:43
本日の回収品。
悪意はないものと信じます。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ 食器 調理器具 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ストック ナイフ カメラ ポール

感想

 やっと山に行ける!と思った時には、もう前回歩いた山を忘れてしまうぐらい、随分と山から遠ざかっていました。これだけ行けずにうずうずしていたので、もう何処へ行っても楽しめそうですが…ちょっと高いところに行きたいね〜ってことで日光白根山へ。

 自宅を30分遅れ(汗)で出発し、菅沼登山口に7:00着。コンビニに寄った時間も含めて2時間半ほどで着けました。もうちょっと遠いようなイメージを持っていました。
 登山口の気温は16℃。そして抜けるような青空……気分を上げるなというほうが無茶なくらい(?)な中から登山開始。
 気づけば準備に30分かかっていました。改善の余地アリ。

 菅沼からの道は、登りでは初めてですが、下りでは一度使ったことがあります。その時の雷鳴に怯えて駆け下った記憶と、やたら長く感じた印象とが頭の中にあって、登り始める時も覚悟を決めて(さすがに大げさ)、出発しました。
 行程以上に長々とした印象を与えるのは、おそらく針葉樹林の淡々とした道だからでしょうが、今回歩いてみるとその雰囲気がかえって気持ちよく感じました。甘い針葉樹の香りが漂う、でも北八ツのじめじめした雰囲気とは違い乾いてさっぱりしている、これぞ奥日光!という感じがします。
 さらに、意外といろいろな花が咲いていることにも気づきました。花に気づけるようになっただけでも成長できたのかな(笑)
 木漏れ日がまぶしく、時々覗く空はもう梅雨が明けてしまったかというような濃い青空で、早くも素晴らしい一日になりそうな予感が…。

 弥陀ヶ池に着くと、期待通りの「さかさ白根」。
 とりあえず畔で休憩…さすがに日差しは暑い…長く休んでも仕方ないので軽く行動食を放り込んで出発。
 ここから白根山への登りは初めての道です。
 歩いてみての感想…思ったよりも歩きやすい道でした。ほかの道に比べると足場がしっかりしていて、ちょっとした岩場もあり楽しいです。
 天気は相変わらずですが、このころから南東の風が雲を運んできて晴れたり翳ったりを繰り返すようになってきました。遠望する表日光連山には早くも雲が。下界はよほど暑いんでしょうか。
 特に困難もなく、白根山山頂に到着。

 山頂はちょうど4年ぶり。その時はガスガスで、ただなんとなく「やけにデコボコしているなぁ〜」というのが印象に残っていました。今日はそのデコボコの構造もよく分かり、越後三山まで見渡せる好展望。北アルプス方面はさすがに無理でしたが、梅雨時としては十分すぎるぐらいの天気だと思います。
 そして、「百名山だから」かなりの人の出を覚悟していたのですが、思ったほどでもありませんでした。むしろ前回(ガスガスの時)のほうが混んでいた気が…?
 我が家は北側から登ってきてまず北峰で「休憩する?」―――しばらく考えて「もうちょっと先にしよう」。下って登って今度は中央峰(本峰)で「休憩する?」「え〜どうしよう?ここにしようか?」「でも狭いよ…」―――「じゃあ向こうにしようか」と更に南峰へ。ようやく南峰で満足のいく場所を見つけたのでありました。時間の無駄といわれれば何も言い返せない…(笑)
 結論を言えば、休憩なら北峰の東側斜面と南峰一帯、それに南端の窪地エリアがいいかと思います。

 ふんわりピザパンと羊羹で胃袋を満たし、次なる目標、白根隠山へ。
 避難小屋への下りは前回ザレザレの道に苦戦したのを覚えています。4年たってもザレザレなのは一緒ですが、さすがに前ほど苦しむことはありませんでした。
 それに花がとても多い……
 白根山全体で言えることですが、種類は少なくても花は多いなあという印象を受けます。申し訳ないことに我が家では「白根山の花」=「シラネアオイぐらい?」というイメージがあり、今回の計画の際にも『花の那須か、展望の日光か』という感覚で選んだぐらいでした。白根山には大変失礼いたしました。
 やがて樹林帯に入って平らになり、右手に窪地への道を分けつつ避難小屋へ。
 窪地ルートも気になるなぁ…。登山道から見ると奥にすうっとの続いていく回廊のように見えてやけに惹かれます。そのうち行くことにして、とりあえず今日はパス。
 
 避難小屋から登り返して、稜線に出たところで右の踏み跡へ。憧れの白錫尾根にちょこっとだけお邪魔します。が…。
 開けた最初のピークで、娘が休憩したいと言い出しました。はい、このタイミングでの休憩要求とその直前のだらだらした歩き方は明らかにイヤな兆候です(笑)
 予感は外れることなく、「ちょっとしんどいから帰ろう」と。
 娘はGWの両神山以来2ヶ月ぶりの登山でした。まあ、久しぶりだしちょっときつかったかぁ――――と言っているうちに一年終わっていきそうな気がしないでもないですが(笑)
 ともかく、ここは最弱者尊重という登山の鉄則に則り、白根隠山は諦めることにします。まあでも、実際時間もそんなにあるわけではないですし、天気も曇りがちになってきたので、後ろ髪を引かれるということはありませんでした。前髪を引かれて何度か振り返ってしまいましたが。

 引き返す前に、そこのピークがとても気持ちよかったのでしばらく休憩します。栃木側から風が吹き上げてきて気持ちいい…白根隠山、そしてはるかに望む錫ヶ岳。いつか歩き通すことを誓い、白錫尾根にさよならします。
 五色沼まで下って、またそこで休憩…これはもうだらだら登山の様相。しかし五色沼のほとりは泊まりたくなるような場所です。水場はあり、平地もあり、綺麗な池があって、鹿もいる。…だからといってテント指定地にされたりしたら大変でしょうがね…。

 そろそろいい時間になってきたので下山にかかります。弥陀ヶ池を抜けて菅沼新道に入ると、北の山のほうからゴロゴロと雷鳴らしき轟音が聞こえてくるではありませんか。
 風は南東ですし、雷鳴といっても遠くで雲がゴロゴロいっているだけなので身の危険を感じるほどではありませんでしたが、それにしたって2回中2回雷鳴の中下ることになるとは。因縁、もはや運命と言ったほうが良いかも…菅沼ゴロゴロ新道、恐るべし。

「雷に急かされたというわけではない(本人談)」ようですが、下りに入って娘が飛ばす飛ばす…。こんにゃろう、さっき「帰ろう」といったのは誰だ(笑) ――聞けば早く温泉に入ってやよい軒で食べたいという。
 そんなこんなで転がるように下り(?)、鹿さんに出会い、思ったより早く下山することが出来ました。
 下山後は湯元のあつあつの硫黄泉で汗を流し、希望通りやよい軒でごはんをおかわりして帰宅。

 やっぱり山はいいなぁ〜。

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