日光白根山 〜季節はいつの間にか…〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 1,086m
- 下り
- 1,076m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り 南東の風 |
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過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレあります |
コース状況/ 危険箇所等 |
百名山でほとんどの道がよく整備されています。ただし… ●白根隠山方面(白錫尾根)…よく歩かれていますが地図にはない道です。 ●前白根山〜五色沼…歩く人が少なめなようで、やや荒れています。 |
その他周辺情報 | <湯元温泉> 〇おおるり山荘 http://www.ohruri.com/yumoto_ooruri.html ・17:00まで(最終受付 16:30) ・露天風呂あり。タオルも込みで下の料金です。 ・500円/人 (子供料金の設定はなし) こちらもおすすめ 〇温泉寺 http://rinnoji.or.jp/precincts/onsenji ・500円/300円(大人/小人) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
食器
調理器具
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
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感想
やっと山に行ける!と思った時には、もう前回歩いた山を忘れてしまうぐらい、随分と山から遠ざかっていました。これだけ行けずにうずうずしていたので、もう何処へ行っても楽しめそうですが…ちょっと高いところに行きたいね〜ってことで日光白根山へ。
自宅を30分遅れ(汗)で出発し、菅沼登山口に7:00着。コンビニに寄った時間も含めて2時間半ほどで着けました。もうちょっと遠いようなイメージを持っていました。
登山口の気温は16℃。そして抜けるような青空……気分を上げるなというほうが無茶なくらい(?)な中から登山開始。
気づけば準備に30分かかっていました。改善の余地アリ。
菅沼からの道は、登りでは初めてですが、下りでは一度使ったことがあります。その時の雷鳴に怯えて駆け下った記憶と、やたら長く感じた印象とが頭の中にあって、登り始める時も覚悟を決めて(さすがに大げさ)、出発しました。
行程以上に長々とした印象を与えるのは、おそらく針葉樹林の淡々とした道だからでしょうが、今回歩いてみるとその雰囲気がかえって気持ちよく感じました。甘い針葉樹の香りが漂う、でも北八ツのじめじめした雰囲気とは違い乾いてさっぱりしている、これぞ奥日光!という感じがします。
さらに、意外といろいろな花が咲いていることにも気づきました。花に気づけるようになっただけでも成長できたのかな(笑)
木漏れ日がまぶしく、時々覗く空はもう梅雨が明けてしまったかというような濃い青空で、早くも素晴らしい一日になりそうな予感が…。
弥陀ヶ池に着くと、期待通りの「さかさ白根」。
とりあえず畔で休憩…さすがに日差しは暑い…長く休んでも仕方ないので軽く行動食を放り込んで出発。
ここから白根山への登りは初めての道です。
歩いてみての感想…思ったよりも歩きやすい道でした。ほかの道に比べると足場がしっかりしていて、ちょっとした岩場もあり楽しいです。
天気は相変わらずですが、このころから南東の風が雲を運んできて晴れたり翳ったりを繰り返すようになってきました。遠望する表日光連山には早くも雲が。下界はよほど暑いんでしょうか。
特に困難もなく、白根山山頂に到着。
山頂はちょうど4年ぶり。その時はガスガスで、ただなんとなく「やけにデコボコしているなぁ〜」というのが印象に残っていました。今日はそのデコボコの構造もよく分かり、越後三山まで見渡せる好展望。北アルプス方面はさすがに無理でしたが、梅雨時としては十分すぎるぐらいの天気だと思います。
そして、「百名山だから」かなりの人の出を覚悟していたのですが、思ったほどでもありませんでした。むしろ前回(ガスガスの時)のほうが混んでいた気が…?
我が家は北側から登ってきてまず北峰で「休憩する?」―――しばらく考えて「もうちょっと先にしよう」。下って登って今度は中央峰(本峰)で「休憩する?」「え〜どうしよう?ここにしようか?」「でも狭いよ…」―――「じゃあ向こうにしようか」と更に南峰へ。ようやく南峰で満足のいく場所を見つけたのでありました。時間の無駄といわれれば何も言い返せない…(笑)
結論を言えば、休憩なら北峰の東側斜面と南峰一帯、それに南端の窪地エリアがいいかと思います。
ふんわりピザパンと羊羹で胃袋を満たし、次なる目標、白根隠山へ。
避難小屋への下りは前回ザレザレの道に苦戦したのを覚えています。4年たってもザレザレなのは一緒ですが、さすがに前ほど苦しむことはありませんでした。
それに花がとても多い……
白根山全体で言えることですが、種類は少なくても花は多いなあという印象を受けます。申し訳ないことに我が家では「白根山の花」=「シラネアオイぐらい?」というイメージがあり、今回の計画の際にも『花の那須か、展望の日光か』という感覚で選んだぐらいでした。白根山には大変失礼いたしました。
やがて樹林帯に入って平らになり、右手に窪地への道を分けつつ避難小屋へ。
窪地ルートも気になるなぁ…。登山道から見ると奥にすうっとの続いていく回廊のように見えてやけに惹かれます。そのうち行くことにして、とりあえず今日はパス。
避難小屋から登り返して、稜線に出たところで右の踏み跡へ。憧れの白錫尾根にちょこっとだけお邪魔します。が…。
開けた最初のピークで、娘が休憩したいと言い出しました。はい、このタイミングでの休憩要求とその直前のだらだらした歩き方は明らかにイヤな兆候です(笑)
予感は外れることなく、「ちょっとしんどいから帰ろう」と。
娘はGWの両神山以来2ヶ月ぶりの登山でした。まあ、久しぶりだしちょっときつかったかぁ――――と言っているうちに一年終わっていきそうな気がしないでもないですが(笑)
ともかく、ここは最弱者尊重という登山の鉄則に則り、白根隠山は諦めることにします。まあでも、実際時間もそんなにあるわけではないですし、天気も曇りがちになってきたので、後ろ髪を引かれるということはありませんでした。前髪を引かれて何度か振り返ってしまいましたが。
引き返す前に、そこのピークがとても気持ちよかったのでしばらく休憩します。栃木側から風が吹き上げてきて気持ちいい…白根隠山、そしてはるかに望む錫ヶ岳。いつか歩き通すことを誓い、白錫尾根にさよならします。
五色沼まで下って、またそこで休憩…これはもうだらだら登山の様相。しかし五色沼のほとりは泊まりたくなるような場所です。水場はあり、平地もあり、綺麗な池があって、鹿もいる。…だからといってテント指定地にされたりしたら大変でしょうがね…。
そろそろいい時間になってきたので下山にかかります。弥陀ヶ池を抜けて菅沼新道に入ると、北の山のほうからゴロゴロと雷鳴らしき轟音が聞こえてくるではありませんか。
風は南東ですし、雷鳴といっても遠くで雲がゴロゴロいっているだけなので身の危険を感じるほどではありませんでしたが、それにしたって2回中2回雷鳴の中下ることになるとは。因縁、もはや運命と言ったほうが良いかも…菅沼ゴロゴロ新道、恐るべし。
「雷に急かされたというわけではない(本人談)」ようですが、下りに入って娘が飛ばす飛ばす…。こんにゃろう、さっき「帰ろう」といったのは誰だ(笑) ――聞けば早く温泉に入ってやよい軒で食べたいという。
そんなこんなで転がるように下り(?)、鹿さんに出会い、思ったより早く下山することが出来ました。
下山後は湯元のあつあつの硫黄泉で汗を流し、希望通りやよい軒でごはんをおかわりして帰宅。
やっぱり山はいいなぁ〜。
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