甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根)
- GPS
- 13:17
- 距離
- 20.7km
- 登り
- 2,620m
- 下り
- 2,613m
コースタイム
- 山行
- 11:08
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 13:10
天候 | 晴れ〜曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道は明瞭です。刃渡りを過ぎると階段がでてきます。8合目上部の岩壁の隙間を登る箇所が急で厳しい。頂上付近はざれ気味です。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
カメラ
無線機
アンテナ
|
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感想
今行かないと、この先じいさんになったら行けなくなるかと、黒沢尾根の日帰りに挑戦してきました。尾白川渓谷駐車場に前泊して4時半に出発。さすが3大尾根、登るのは足に自信のある方ばかりなのか、先に人は見えず、後ろから何人も迫ってきます。こんな猛者の方たちと競ったらヤバいことになると思って、写真を撮る振りしたり地図見る振りしたりしてなにげに道を譲ります。数人抜かさせてあげましたが(抜かれましたが)、中でも何とペラペラのサンダル履きでまるで韋駄天のように登って行くお兄さんが。いやー色々な人がいますねー。私は朝食べたおにぎりが多かったせいか、胃がもたれて、苦しくて全然ペースが上がらない。最初のベンチマーク、笹の平分岐にやっとこ到着しました。ここまで2時間弱かかってしまった。道標には頂上まで7時間!めげます。。。こんな時間書かなければいいのになぁ、と思うのは私だけではないでしょう。その先は平和な尾根道、楽勝〜と思ったら、クマザサ茂る八丁登りへ。これが地味に長くてきつい。たっくさん段差の大きなステップがあって、えいっえいって登ってると、フクラハギがぎゅーんってしてきて、んーヤバいっと思ったら、、つったー。必死に我慢してやり過ごし、また登る。今度は反対の足がぴくーって、、、。まだまだ先長いのに、泣きそうになりながら、もうどうにでもなれで登り続けます。刃渡りに差し掛かりスリルと眺望を楽しむと、足のつりをひと時忘れます。しかし、階段が現れ、ひょこひょこ登ると、階段途中で厳しいつりー。うずくまるスペースなく階段に足かけたまま必死に耐えます〜。10秒ほどで何とか痛みは去り、この後はマヒしたように登って行って、5時間で七丈小屋に到着。おにぎり休息をとっていますと、朝走りながら抜かしていったトレランのお兄さんが熊鈴ちんちん鳴らしながら降りてきました。そばにいた人が聞いたところ、下から2時間50分で頂上まで行って、降りてきたらしい。すごすぎるー。心臓と足はどうなってるんだろう。私は地道に行きましょうってんで、ぼちぼち歩きだします。しばらくすると周りはハイマツになり、はるか上に剣の刺さった岩が見えてきました。レコによれば頂上はあれの先ってことで、はぁまだまたあるナー、再びめげながら登っていると、休んでいるサンダルお兄さんに追いつきました。「サンダルなんてすごいっすねー」「イヤーいつもこれっす」「はぁそうですか」ってなもんで世の中色々です。でも昔の人はわらじで登っていたのかなと思うと、これもありだなと思えてきました。そして聞かれます。「長いっすねー、頂上はあそこですか、甲斐駒はじめてなもんで」「(初めてでサンダルかーと思いつつ)イヤー私も初めてでわかりません、あのピークの向こうにまだあるとめげますよねー」でも見えてたところが頂上でした。サンダルお兄さんの軽快な足取りに勇気づけられて、頂上直下のゴロゴロ坂をサクッと登って頂上到着。7時間かかりました。雲が多く残念ながら眺望はいまいちでした。アマ無線と昼飯で1時間くらい過ごした後下山します。頂上直下で登ってくる3人組とすれ違い尋ねられる「頂上はどこですか、あの2つあるピークの手前の方ですかぁ」「そうですそうです、手前です」「よかったぁ〜」そうですよね、ここまで来て奥のやつといわれるだけでめげます。そのあとずっと降りると七丈小屋付近でテン泊するらしき方々と沢山すれ違いました。そのうち5人組のおじさんおばさん集団、かなり疲れて急なステップの下で止まってます。「先に降りてきていいよー」「はいー」「七丈小屋はここからどのくらいだぁ」「イヤー、ちょこちょこと行ってすぐそこですよ」「またまたー、みんなそういうんだよなー」「いやホントにすぐそこですって」確かに下りでスッと降りた感覚と下からハアハア登ってくる感覚は違いますからね。わかってるんだけど。そのあとひたすら降りて〜下りも長かった。足膝が悲鳴を上げるころ帰還。ミッションコンプリート。行程充実で人も楽しかった山行でした。
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