2017.7は雲取山と飛龍山(でんでいろ尾根・ミサカ尾根を歩く)


- GPS
- 08:31
- 距離
- 31.2km
- 登り
- 2,519m
- 下り
- 2,539m
コースタイム
- 山行
- 7:59
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 8:33
天候 | 曇り、ときどき晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:鴨沢バス停→奥多摩駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
2つの集落跡のあいだの巻き道。 2〜3ヶ所斜面がザレていて歩きにくい所有り。 |
写真
感想
6週間ぶりの山歩きです。
前回の山行から4週間空いたとき、さすがにまずいと思い3回ほどジョギングしてお茶を濁しました。
2017年は雲取山に毎月のぼると決めたので、7月に雲取山を歩くのは必須です。
日の長い7月に飛龍山を絡めようと思いつつ、30km近い距離を歩くので、できるだけ涼しい(暑すぎない)日に行こう、なんて思っていると真夏日が続き、ヒヨること2回。
一向に気温が下がる気配がないので、いよいよ17日(月)に雨が降らなければ決行!と思ったら当日の予想最高気温(東京)が35度… (T_T)
熱帯夜でなかなか寝つけない中、3時間ほど睡眠を取り朝4時に家を出ます。
奥多摩駅で始発電車を降りたのは10人もいなかったのでは。
鴨沢西行きのバスは自分を含めて乗客は3名。
終点まで乗っていたのは当然自分ひとり。
今回の山行は、天平(でんでいろ)尾根・ミサカ尾根を歩いて飛龍山まで行き、奥秩父縦走路を雲取山まで進み、石尾根・鴨沢コースで下山するという約30kmのコースです。
ヤマプラのコースタイム×0.7で設定しても鴨沢16時発のバスまでに下山できないので、×0.8設定で18時半のバスに乗る予定です。
時間的、体力的にキツイときは飛龍山から雲取山へ向かわずに、三条の湯へ下りることにしました。
車道を20分歩き、親川から登山道に入ります。
意外と道標が整備されているので迷わずに進めます。
事前情報によると、でんでいろへ行く途中に集落跡が2ヶ所あるようです。(^^;)
廃村・廃墟マニアではないので(むしろ苦手)とっとと通過することにします。
とはいえ高畑集落は開けた明るい土地があったので、しばらく休憩してしまいました。
もうひとつの集落も建築物が一切残っていないので、斜面に石積みの平坦地があるといった感じでした。
2つめの集落から巻き道を離れ、尾根(保之瀬でんでいろ)に向かって上り始めます。
でんでいろは尾根が広く迷いやすそうですが、実線コースだけあって、踏み跡がしっかりしており、テープも親切すぎるほどあるので、道迷いの心配はないように感じました。
とにかくほぼ平らなので快適に歩くことができます。
明るい森だか林を歩いて、ちょっときつい斜面を上ったら熊倉山に着いたという感じです。
熊倉山から先へ進むと、やせ尾根や岩場などが出てきて、やっと登山らしくなります。
前飛龍の手前は結構急な岩場になります。
とはいえ、上りで使う分にはさして危険も感じず、いい感じで高度を稼げます。
露岩のピーク(現地の標識は前飛龍)は東側の展望が開け、休憩に最適な場所です。
10分ほど休んで、飛龍山への最後の上りに備えます。
飛龍権現は奥秩父主脈縦走路との分岐にあります。
無事下山を祈願し、飛龍山頂へ向かいます。
斜度のゆるい、緑の生い茂る、人ひとり分の踏み跡をたどっていくと飛龍山頂に到着します。
頂上は見晴らしはないですが、平らで広く、木陰には事欠かないので、のんびり休憩できます。(自分は先を急ぐので3分しかいませんでしたが)
×0.8で設定した時間より1時間ほど早いので、雲取山までの歩き方次第では、鴨沢発16時のバスに間に合うのではないかとソワソワし始めました。
飛龍山頂からリボンを辿り、主脈縦走路に出ます。
桟橋の連続する道を進むと北天のタルにつきます。
三条の湯へ行くにはここから下山するのですが、当然雲取山へ向かいます。
北天のタルから三条ダルミまでは奥秩父主脈を巻きまくります。
長沢背稜の縦走路もこんな感じで稜線を巻く道だったなあ。
三ツ山付近で50mほど上り返しますが、その先の狼平から三条ダルミまではほんとに水平に移動する感じでした。
コースタイムの半分の所要時間で三条ダルミに着いたとき、4時には鴨沢に下山できるなと思いました。
三条ダルミから雲取山まで250mの標高差を登ります。
前飛龍以来のまともな上り道です。
さすがに山行後半での急坂の上りはこたえます。
ゆっくり着実に歩いていくと、避難小屋&山梨県の山頂標のあるピークに着きました。
もうひとつの山頂へ向かいます。
2017年、7度目の雲取山山頂です。
山頂には10名ほどの人がいましたが、しばらくすると自分一人になりました。
16時のバスに余裕を持って下りたいので13時15分に下山を開始します。
その後は石尾根・鴨沢コースを快適に下り、無事鴨沢バス停に下山できました。
6週間ぶりに歩いたわりには会心の山行だったので大満足です。
飛龍山までの上りが、距離があるわりに斜度が緩く、前半で思いのほか疲労しなかったのが奏功しました。
天気にも恵まれました。
基本的に曇りで、たまに太陽がのぞくという具合だったので、ほとんどが樹林帯歩きのコースと相まって、暑さをまったくといっていいほど感じませんでした。
もちろん運動による汗はかきまくりですが…。
思ったほど虫がいなかったのもラッキーでした。
100均で買った顔からかぶる虫除けネットも不要でした。
親川から飛龍山までの「でんでいろコース」は面白かったです。
またお気に入りのコースができてしまいました。
今度は巻き道を使わず、尾根をずっと歩いてみよう。
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