オレは、これからも物語を紡ぐことが出来るんだろうか。。：西上州 物語山

2017年07月22日(土) [日帰り]

• GPS: 04:42
• 距離: 7.9km
• 登り: 724m
• 下り: 706m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:45
• 休憩: 0:56
• 合計: 4:41

9:50 サンスポーツランド前バス停
12:04 12:48 西峰
13:00 13:11 物語山
13:19 13:20 西峰
14:31 ゴール地点

天候

まぁ概ね曇りだったが、てっぺんは爽快な晴れ
下山後、バス待ちの間にカミナリ
バスに乗ったら豪雨
下仁田駅では中々止まず
高崎からの八高線では危うく乗りし越し
小川町では七夕祭りの喧噪に遭遇

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き：自宅駅〜（東上線）〜小川町〜（八高線）〜高崎〜（上信電鉄）〜下仁田〜（しもにたバス）〜サンスポーツランド前下車
帰り：往路をたどる

コース状況／危険箇所等

殆ど崩壊した林道をたどります。
登山道入り口を分け入ると、唐突に急登、沢に沿って、アキレス腱が痛くなるほどの勾配を登ります。
その後、名物の一つとされる大ガレ急登が延々。
油断してると浮き石に足を取られます。
やもすると滑って落ちますから、くれぐれも注意。
鞍部に着くと涼風が吹き抜け、思わず帰りたくなくなりますが、この山、頂点が二つあって、しかも離れてます。
西峰のほうが展望は良いです。
→妙義山の全景が望めます。
逆に一伸び高い本峰は、全く展望無しの地味山ですが、こっちのほうが性に合ってます、、、

あ、西峰への登り、右はストーンと切れてます。
前ばっかみて登ると、一巻の終わり、、、

写真

7/22 8:58

電車乗り継いでやってきました下仁田駅。
日本の駅100選のひとつだそうで

7/22 8:58

ポスト有り。
用意してきたヤツを投入

7/22 9:48

んで、あっというまにバス停に到着。
サンスポーツランド前ってバス停。

7/22 9:48

滝とセットでハイキングする人が多いらしいが、今日は山のみにしておく。

7/22 9:48

中央奥は、メンベ岩というらしい。
山名の由来になった話があるとか。

7/22 9:51

橋を渡る。

7/22 9:52

のぞき込むが、川面は見えませぬ。

7/22 9:52

右へ行くとサンスポーツランド。
体育館とかプールとかがあるらしい。

7/22 9:52

左に折れる道がある。

7/22 9:53

話に聞くと、林道を延々遡るとか。

7/22 9:53

では、分け入る

7/22 9:53

今度、機会があったら訪れることにして

7/22 9:54

右へ

7/22 9:55

ここが滝と山との分岐。
右は

7/22 9:55

ボケたが、物語山

7/22 9:55

左はなぜかとおせんぼだが

7/22 9:55

阿唱念の滝

7/22 9:55

分岐は赤丸。
地形図には道無し

7/22 9:57

簡易的に舗装された林道横に

7/22 9:57

お地蔵さん
まもってくだされ

7/22 9:58

お願いしますよ

7/22 9:59

右側には、小さな渓谷美

7/22 10:00

鬱蒼としてる

7/22 10:01

進む

7/22 10:07

大きくえぐれて崩壊してる

7/22 10:09

陽が射してきた。
気温は30℃に届かないくらいだが、湿気が多くてすでに汗だく。

7/22 10:09

側溝が見えると、ここが林道だって事がわかる。

7/22 10:11

なおも進むと

7/22 10:11

落石。
音もなく落ちてきた。
アブねぇ、、間一髪、、

7/22 10:11

あそこから落ちてきたのか。
いまにもがらがらと崩れそうなので、いそいで進む。

7/22 10:12

ここは山道じゃあなく、崩壊した林道を縫うように付けられた道

7/22 10:14

所々、舗装の後が残ってる

7/22 10:17

崩壊してだいぶ時間が経過してるのか、苔むしてる。

7/22 10:17

ケルン有り。

7/22 10:17

ここにも。

7/22 10:18

一つ積んだ。

7/22 10:18

さらに遡り

7/22 10:19

お日さまぎらぎら

7/22 10:20

読めない、てか消えてる道標を左に見て

7/22 10:21

またケルンだ。
要するに道しるべだな。

7/22 10:26

緩く高度を上げる

7/22 10:26

ん〜〜なんつぅか、感覚がマヒする道だ

7/22 10:28

山道っぽくなったり

7/22 10:30

かと思えば林道の様相を回復したり

7/22 10:30

またケルン
道案内よろしくな

7/22 10:31

昔、大雨があって、林道が寸断されたりしたようだ

7/22 10:33

んでお助けリボンもあって

7/22 10:36

お〜〜冷たそうだ！
顔を洗ってひんやりしたいとこなんだが、先を急ぐのだよオレ
は

7/22 10:36

小さなナメ。
何カ所か、こんな小規模なナメがある。

7/22 10:39

林道をさらに進む。

7/22 10:39

ここで”物語山”
いつもだが、時間表示は当てにしない。

7/22 10:40

なぜなら、コースタイム通りに歩けたことがあまりないから。

7/22 10:47

沢を見ると涼しくなる気がする

7/22 10:47

何のことはなく上ってるようだが

7/22 10:48

ジツは、このお日さまのせいでかなり蒸し暑くて、

7/22 10:48

でも足は止まらんのです

7/22 10:49

いつのまにか沢を左に歩いていたよ

7/22 10:54

一応鈴を付けてるが、立ち止まると静寂。
時折鳥がさえずる

7/22 10:55

いくつ目かのケルン

7/22 10:57

石清水がこれもまた涼しそう

7/22 10:58

ぐるっと回り込んで

7/22 10:58

さっきの時間表示と5分しか違わない

7/22 11:01

もはや林道の丁をなしてはおらず

7/22 11:01

歩きにくいのは今更なんだが、時間をかけて自然に戻って行くんだ

7/22 11:07

え〜とここは分岐に見えるんだが、直進は×。
この写真ではわかりにくいが、道標があって、どうも左を指してるようだ。

7/22 11:07

何故わかりにくいかってぇと、ヤツに破壊されまくってる。
どうもヤツは、人工物がキライなようだ。
たぶん、左。

7/22 11:07

で、左折すると

7/22 11:08

案の定お助けリボン。
ありがとござる！！

7/22 11:11

ちょと進むと、お？？とおせんぼか？

7/22 11:12

おもいっきりブレだが、ここが本来の取り付き。

7/22 11:12

いったん沢に降りてから、登り返す

7/22 11:21

山の会の方々、ありがとござる！！

7/22 11:21

でわでわ

7/22 11:21

長い長い急登の始まりでござる

7/22 11:23

段差もあって、体力使うのだよ。
しかも汗だらけで、顎から、帽子のつばから、いたるとこから汗がしたたる。

7/22 11:27

ジグザグに

7/22 11:30

ロープで指示がしてあって、それにつかまりながら、半ば老人のようにヨタヨタと登る。

7/22 11:34

このようにタオルが絞れるのさ。
これから登る皆様、数日後には、コレがどくろマークになってますので、良い目印になるかとww

7/22 11:35

あの道標がなぜか恨めしい。

7/22 11:36

尾根に乗ったか？と思いきや

7/22 11:37

乗っ越して

7/22 11:38

どうやら次の尾根に乗るらしい

7/22 11:38

推定地点は赤丸のどっちか。
もはや現在地が曖昧

7/22 11:40

んでこっからが、名物って言われてる、瓦状の石が大量に積み重なった大ガレ場

7/22 11:41

こんなのが大量に、しかも積み重なってるため、浮き石だらけ。
その謎は後から出てくる。

7/22 11:43

そんでもって急登なので

7/22 11:46

ヘタに踏み外すと落石を起こし、やもしれば犯罪者になりかねない

7/22 11:46

これはなんでしょ？
奇っ怪な、、

7/22 11:47

倒木に”生えて”るのは間違いないが、おまぃらはなにを思って生きておる？
それ以前に生きておるのか？さえ解らぬ。

7/22 11:49

お助けロープを遠慮無く使い

7/22 11:51

石を落とさぬよう、滑り落ちぬよう、慎重に通過。
でも、2〜3回石を落としてしもうた。。。

7/22 11:52

ホンマにヤツはこれが気にくわねぇようで。

7/22 11:56

こりゃあ人為的とも言えなくはないが、、、近寄らないと解らぬので、余計な詮索は止める。

7/22 12:00

大ガレ場が終わり、今度は直登気味の急登。
かすかに、遙か彼方に鞍部の光が見えるが、遠い。

7/22 12:06

ジグザグに、適当に立ち休みを入れながら、汗をしたたらせながら、あえぎながら、もうどうにでもして、、

7/22 12:06

あそこを越えると

7/22 12:09

見えたぁ！

7/22 12:10

着きました。
コルでござる。

7/22 12:10

東峰と西峰の鞍部。
さわやかな風が文字通り、さわ〜〜〜っと吹いてきて、一生ここに居たくなるww

7/22 12:17

順番にはこだわらないタチなんんだが、まずは西峰へお邪魔。

7/22 12:19

結構な勾配を登る

7/22 12:21

右はスッパリなので注意

7/22 12:21

前方もスッパリなので注意。
どちも柵などという近代的なもんはありませぬ

7/22 12:22

あの先が

7/22 12:22

西峰ついた。

7/22 12:23

妙義を、いわゆる表っていう方角から見てる。

7/22 12:23

この山域は妙義に代表されるように、基本的に岩峰なので

7/22 12:23

しかも浸食作用による”奇岩”だらけ。
絶景かな！！ってかんじだ。
やばいよ、また帰りたくなくなるww

7/22 12:44

かき込むようにメシを喰らい（写真無し）、鞍部に戻った。

7/22 12:44

では東峰へ。

7/22 12:46

ここもかなりの勾配を登る

7/22 12:46

しかも大ガレ場に転がってた石に似たヤツがごろごろ

7/22 12:47

段差もきつく

7/22 12:47

心拍数が上がる。
きれいな女性をみても上がるのさww

7/22 12:47

これが大ガレ場の正体。
ジャンダルムを構成する逆層スラブに似た構造の岩岩

7/22 12:47

これらが崩壊してあのように積み上がった、って、モノの本には書いてあった。
でもジャンダルムほど怖くはないのでご心配なく

7/22 12:49

ミニ逆層スラブ地帯を抜け

7/22 12:57

細尾根を進む

7/22 12:59

良い雰囲気だ

7/22 12:59

地図では、てっぺん手前の細尾根を進んでる。
黄色エリア

7/22 13:00

う〜〜ドキドキする。

7/22 13:01

てっぺんはまだか

7/22 13:01

あ、あれか？？

7/22 13:01

着きました東峰でございます。

7/22 13:02

ここには三角点あり。
三等なり。

7/22 13:09

殆ど眺望無しだが、遠くに妙義の凶悪な岩峰が垣間見えた。

7/22 13:09

数分滞在後、降ります。

7/22 13:10

が、南西の方角に踏み跡有り。
眺望を期待して行ってみるがなんにも無し

7/22 13:10

尾根伝いにどっかへいけるんだろうけど、迷いたくはないので止めとく。
地図もないし。

7/22 13:11

今回はピストン。
折り返し後の写真も、行きとはまた違った風景が撮れるかな？？

7/22 13:18

急登の逆は急坂なんだが、割と楽に感じる。
でも登りとは異なるつらさもあるのだよ

7/22 13:21

鞍部を通過し

7/22 13:22

あたりまえだが急坂を飛ぶように下る。

7/22 13:42

大ガレ場はすでに通過し、写真無し

7/22 13:48

取り付きまで戻った

7/22 13:49

林道まで戻って一息

7/22 13:56

林道を下る

7/22 13:57

なんで目の敵にするかねぇヤツは、、

7/22 14:01

黙々と早足で下る

7/22 14:03

相変わらず暑いのだよ、石清水でも眺めて、心の涼をとる。

7/22 14:05

数多いケルンを通過し

7/22 14:10

これ、唯一目にとまった花。
よく見る花だ。

7/22 14:10

ん？こんなとこにもケルンあったか？
てな具合で、行きに気づかなかった風景が、帰りに見えてくるのが面白い。

7/22 14:17

名無し、というか字無し道標通過

7/22 14:20

荒れてる、崩壊林道の

7/22 14:20

巻き道を戻り

7/22 14:22

傍らにこんな赤い実付けてる。
ハイカーも、この時期は自分くらいだろうから、つぶされる心配も無し。

7/22 14:23

回り込むと

7/22 14:24

苔むした石垣が侘び寂びしい。

7/22 14:25

ほどなく

7/22 14:28

滝との分岐に近づく

7/22 14:30

分岐です。

7/22 14:31

サンスポーツランド。

7/22 14:32

本日はここでログを切りました。

7/22 14:36

彼方には名も無き岩峰がそびえる。

7/22 15:32

秋にまた来ようかな

7/22 15:32

橋の上から、荒船湖からの水を併せ流れる市野萱川が垣間見えた。

7/22 15:34

バス停に着いただよ

7/22 15:35

なにやら雲行きが怪しくなってきた。
遠くに雷鳴が聞こえ始め、少々不安を覚える

7/22 15:36

この道は首都圏じゃあメジャーなR245

7/22 15:36

メンベ岩も心なしかガスって来たようだ

7/22 15:52

バスが来た。
下仁田までの道行き、いろんな話をしてくれて、またこの地に来たくなった。

7/22 16:18

駅到着。出立までしばしの時間。

7/22 16:18

むかしむかしの下仁田駅を描いた絵が飾ってあった。
その昔は大層な賑わいだったようだ。

7/22 16:30

通り雨かと思ったが、まだ降り続いてる。

7/22 16:30

最近の下仁田名物は、カツ丼らしいよ。
んまいお店が何軒もあって、そのうちの1店は並ぶほどらしいが、お店のご主人が変わった人で、すぐ店を閉めちまうらしい

7/22 16:54

では、下仁田を後にする。
秋に絶対また来る。

7/22 16:55

車輌に飾ってあった一枚の絵手紙。
ん〜〜、まだ人生始まったばっかなんだが、と、思うようにしてるww

7/22 16:58

え〜と、しばらくの時間乗ってるんだが、だぁれも乗ってこない。
車内に料金システムがあるバスみたいな電車。

7/22 17:10

この駅はなんと読む？
”なんじゃい”だそうで。

7/22 18:04

そうこうしてるうちに高崎着。
おべんと買って、八高線でゆっくり食べよう。
ついでにビールもなww

7/22 20:05

小川町でざわつきに目が覚め、慌てて降りる。
ざわつきの正体は、七夕祭りだった。
普段静かな街も、人人ひとでごった返してる。

7/22 20:08

夏だねぇ、花火が次々と上がってる

7/22 20:08

たぁまやぁ〜〜〜、なんて言う人はもはやいない。
なんか山登りじゃなくて旅行してきたみたいな今回の山行でした。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS 1s オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト カメラ

感想

journey

え〜〜、以前から気にはなっていたのだが、そのアクセスの遠さに躊躇していた山。

その名も、物語山。

なんでそんな名が付いたの？
と、誰しもが思う山。

さぞやロマンティックな物語があるんだろな、と調べてみたら、どうも戦国期の武将の、少々血なまぐさい話が残っており、それを物語、と呼ぶには、なんとも。

とにもかくにも、先週、あまりの熱波に辟易し関東を飛び出し、涼を体中に感じたことを再体験しようと、思い立って出かけました。

途中経過は写真コメントをごらんいただくことにして、てっぺん、特に西峰の涼しさには、思わず帰りたくねぇ〜〜、とため息が出るほどのさわやかさで。
加えて東峰の地味山さには、北武蔵みたい！！なんてぇ感じで。
写真では、そのさわやかさは、みじんも伝わってきてませんけどww

行き帰りのバス、両方とも同じ運転手さん。
生まれも育ちも下仁田だそうで、”観光PRじゃないけど”って言い訳付きで、『最近はカツ丼がんまいんですよ！！』『八月は祭りがあって、こ〜んなでっかい山車と、豪華な人形を引き回すんですよ！！』『いやいや紅葉もきれいなんですよ、他よりも絶対きれいだから！！』その他諸々、PRをしてくれました。

取り付きからてっぺん〜下りまで、自宅駅から目的地への時間とほぼ変わらない、いや、後者の方が長い、って、今回はちょと変な山行？？

いやいや、道行きではこんないい話が聞けるんですよ。
大満足の山行で、絶対秋の紅葉時期には再訪しようと誓い、帰路につきました。

そうそう、途中の小川町の七夕祭りに遭遇し、普段おとなしい小川人も、この時期になると弾けるらしいですww
日曜24日もやってます。

さてと、思うところあって、次回の山行はお休みを決め込みましたが、優柔不断なので、どっか登るかも知れませぬ。

おわり