記録ID: 1215693
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沢登り
北陸
登川水系 米子沢
2017年08月05日(土) [日帰り]
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 547m
- 下り
- 530m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・米子橋を渡った第4駐車場ほか橋手前と料金所対岸の工事用道路に入ってすぐに 新しく駐車場ができています。 ・一日500円。バイク300円。料金所の方に支払います。帰りにでもOK。 ・登山届ポストは料金所横と第4駐車場登山口にあり。古いトイレあり。 ・前泊テントは禁止。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■米子沢(地元では「コメゴ」と濁ります。) 長い出だしのゴーロを抜ければすばらしいナメ滝が連続します。 中盤は小ゴルジュ、それを抜ければこの沢を一躍有名にしている開放的な 大ナメが続きます。奥の二俣を左に進むと(右は自然保護の観点から立入禁止) 平穏な小川の詰めとなり、最後まで詰めず巻機山避難小屋で遡行終了。 遡行時間4時間半(早い人)〜7時間以上(ゆっくりな人および大人数PT) 下山は一般登山道の井戸尾根で2時間〜3時間半以上。クマさん多いです。 遡行グレード:2級下〜2級 想定リスク: ・水量多い時はリスク高くなる。普段は何でもないナメ徒渉で足をすくわれ 滝に滑落。過去重大事故多発。 ・高巻きは雪国特有の根曲がり灌木なので、ここに乗るとしなりもあり滑る。 ・ゴルジュ入口の二俣は一旦中間尾根を登るがそのまま踏み跡を登らないこと。 これを追ってしまうと踏み跡もなくなり、ゴルジュ上部に戻るのに懸垂2P することもある。 二俣中間尾根の岩を5m登ってから左本流のゴルジュ入口に向かってトラバ ースする。 ・今年のように残雪多い年は雪渓やスノーブリッジがある。ブリッジは水流、 気温により一見安定していてもアッという間に大音響とともに崩壊する。 また冬季に積もった積雪層の違いにより剥離崩壊がある。これに巻き込まれた 事故も複数あったが、死亡など重大事故になっている。 雪崩の弱層は世間に知られているが、雪渓においても雪質の差は要注意。 ■入浴 291号線で魚野川を渡ったらすぐ左折、金城の里に金城の湯(アルカリ単純泉) がある。320円と安価でよい温泉。 ■食事 魚沼といえば「へぎそば」。国道沿いの有名店「田畑屋」はメニューも豊富。 |
写真
感想
今年は残雪が多いとは聞いていましたが、巻機山のヌクビ沢と天狗尾根ルートはまだ雪渓および大きな崩壊中のスノーブロックに覆われているのが見て取れました。
これでは米子も残っていると、スノーブリッジやブロックという沢では一番恐ろしいリスクを想定して行動判断の中に入れ出発。
果たしてここを登ったら降りられるかという判断も加えて遡行。
こちらとしてはゴルジュ周辺に出てくるかと思っていましたが、それより下流のツバメ岩を越えたところで厚さ10×長さ30mほどのスノーブリッジが登場。
行動基準通りに中退することにしました。
一見するとまだ厚みもあり橋桁も安定はしていますが、どうやら剥離崩落の痕跡もあり、気温も高くなってきたし、今後上流にも同等のものが出てくれば危険な通過時間帯となることからの決定です。(他PTは潜っていったようですが、会山行と違い講習なのでロシアンルーレットはしません)
沢下降は遡行よりもランクが上がりますが、ホールド、スタンスを指示しながらゆっくりクライムダウン。
遡行途中、栂ノ沢すぐ上で左岸から合わさるガレ沢の上をクマちゃんが横断していきました。サイズからして今年産かな。おそらくその先にお母ちゃんが先導していたかと思います。今年初のクマちゃんだったので変かもしれないけど見られてうれしい。
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