迷走台風5号の襲来前に本沢温泉に入りに桜平〜天狗岳へ



- GPS
- 23:00
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 957m
- 下り
- 1,339m
コースタイム
天候 | 1日目:曇ときどき晴ときどき雨 2日目:晴のち曇のち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
高尾7:11(JR中央本線) 大月07:48/07:56(スーパーあずさ1号) 茅野09:08 茅野市役所09:20(本沢温泉送迎車) 桜平10:10 <復路> 稲子湯温泉10:10(小海町営路線バス)¥800 小海駅10:51 小海11:15(JR小海線) 小淵沢12:26/13:08(JR中央本線) 甲府13:47/13:52 高尾15:24 |
写真
感想
2年前八ヶ岳を真教寺尾根から赤岳・横岳・硫黄岳を経てJR小海線海尻駅まで縦走した時に通過した本沢温泉。
その時はすでに夕方であり、海尻駅まで無事にたどり着くことができるかという状況だったので本沢温泉の野天風呂に入ることができなかった。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-715167.html
この週末はあいかわらず日本の南で停滞し続けていた台風5号が九州南部で停滞しており、あまり長いルートを歩くのはやめておいた方がいいような天気が続いている。
そのため本沢温泉に入りに行くのを目的に、寄れたら天狗岳にも行くというスタンスで歩きに行くことにした。
一緒に行く友人が本沢温泉に予約してくれたのだが、1泊2食付きにして4人集まれば茅野市役所前から桜平まで送迎してくれるとのこと。
当日までに他に2名予約者が増えればそれを利用させてもらうことにして、もし増えなければ茅野駅から渋の湯までのバスを使うつもりでいたのだが、結局2名のまま増えなかったのに宿のご厚意で桜平まで送迎してもらえることになった。
青春18きっぷが使える期間なので中央本線の各駅停車で行くつもりだったのだが、起きたらなぜか1時間遅れ。
どうやら目覚まし時計のセットを1時間間違えたようで、一緒に行く友人は待ち合わせた電車に乗っていなかったのでかなり焦ったらしい。
以前自分もその時一緒に行くはずだった今回とは別の友人が寝坊して来なくて、結局一人でスノーシューツアーに参加することになったことがあったが、まさか自分が同じことをするとは思ってもみなかった。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-175410.html
急いで電車を調べると、大月駅からスーパーあずさに乗ればなんとか間に合うことが分かった。
このE351系スーパーあずさは来年にも引退してしまいそうなので、6月に乗鞍に行った時もわざわざ乗ったのだが、また乗れたのでちょっと嬉しかった。
桜平は単に林道の終点地点という感じで、渋の湯のように建物があったりトイレがあったりするわけではなかったが、少し進んだところに簡易トイレがあった。
おそらく夏山シーズンだけのトイレなのだろう。
渓流沿いを登っていくのだが、南から大量に湿った空気が流れ込んでいるため非常に蒸し暑く、汗が止まらない。
見通しの利かない箕冠山から少し進むと、根石岳とその先の天狗岳が見えたので天狗岳まで行ってみることにした。
箕冠山と根石岳の間は平らな砂礫地になっていて、前に見た硫黄岳のもとと同じくらいのコマクサの群落地になっていた。
根石岳に着く頃には陽も出てくるくらいだったので、景色を堪能しつつゆっくりしていたのだが、少し経つとどんどん雲が流れてきて、天狗岳は見えなくなった。
小雨がぱらついてきたかと思うとだんだん本降りになり、自分は天狗岳は5年前に登っているのだが、
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-201343.html
今回一緒に行く友人は前に悪天候で登れなかったということなのでなんとか東天狗岳まで進むと山頂で土砂降りに。
今回は残念ながらここまでにして今回一番の目的の本沢温泉に向かうことにした。
雨は降っているものの、硫黄岳から歩いてきた箕冠山や根石岳が雲間から姿を現していて、これはこれでなかなか趣のある眺めだった。
本沢温泉に到着した後、さっそく野天風呂に向かう。
登山道脇の野天風呂といえば、白馬鑓温泉や妙高山麓の燕温泉小金の湯なども見たことがあるが、ここ本沢温泉は渓流沿いの斜面にいきなりあるのが印象深かった。
そして今回実際に入りに行ってみて、脱衣所なども一切ないことが分かり、ここは野天風呂の中でも随一の「野天」ではないかと思った。
大自然の中でいきなり裸になって入れる解放感はなかなかのもので、このまま変わらずにいてくれたらなあと思う。
湯温はけっこう高めで長く入れなかったので、もっと涼しくなってからまた入りに来たいと思った。
野天風呂は酸性の硫酸塩泉だが、山荘の内湯はアルカリ性の炭酸水素塩泉なので、両方の泉質を楽しむことができた。
夜は土砂降りになったのに、翌朝起きると気持ちのいい晴天。
でも九州を日本海側に抜けると予報されていた台風5号が九州南方から四国南方へと東に進み始め、中部地方に近づいてくる予報に変わっていたため、宿泊者は皆早めに下山するようだった。
みどり池経由で稲子湯に向かうルートは途中湿地帯もある気持ちのいい亜高山針葉樹林帯だった。
稲子湯に着いた頃はまだ天気はもっていたが、2時間後JR小海駅に着く頃にはかなりの曇天になり、小海線から八ヶ岳の姿を眺めることはできなかった。
そして帰りの中央本線の各駅停車で大月市付近を通過するときにはかなりの豪雨になっていた。
今回は台風の雨に直接降られる前にうまく本沢温泉を堪能することできた。
八ヶ岳はいろいろなルートで歩けるので、また違うルートで本沢温泉に入りに来ようと思った。
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