北穂高岳_上高地から往復_5歳半2人を連れて
- GPS
- 35:37
- 距離
- 40.2km
- 登り
- 2,644m
- 下り
- 2,894m
コースタイム
- 山行
- 3:35
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 4:22
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 6:53
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 3:48
- 合計
- 11:34
- 山行
- 10:11
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 11:40
- 山行
- 4:07
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 5:06
天候 | 概ね良好 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 沢渡(さわんど)の駐車場は1日600円。 沢渡から上高地バスターミナルまでは往復割引料金で大人2050円。子供1030円、幼児無料。 各テン場(幕営場所)のトイレはチップ制だが、テント利用料金に含まれており利用者は無料。 テント利用料金は、横尾は大人700円、子供500円、幼児無料。涸沢は大人1000円、小学生以下500円。北穂高岳は誰でも700円。 |
写真
感想
今年の夏は北穂高岳に行くことにした。これまでい奥武蔵の伊豆ヶ岳で鎖場の経験はあったが、本番前にもっと経験を積むためここへの登山前に妙義山(天門巡り)及び両神山(八丁峠コース)で練習をした。
8月4日の朝、埼玉県南東部を出発し、13時頃に沢渡(さわんど)駐車場に着き、バスに乗り、上高地バスターミナルに着き、14時に登山(ハイキング)開始。
明神、徳沢を経て18時半に横尾に到着。
「常時開」(=じょうじひらく)というふだがついている、出っ放しの飲み水あり。子供達には「(おさるの)ジョージが開けた、って書いてあるんだよ」と言ったら信じた。
テン場正面のトイレはくさいがその左のトイレはきれい。
初日の晩は焼肉パーティ♪
翌朝、この日だけゆとりがあり寝坊していい日だったのに、この日だけめずらしく子供達が早起きした。おかげで5時15分に横尾を出発。
本谷橋まではほぼ平坦な道、本谷橋から涸沢までは手を使わずに済む程度の登り道。早起きのせいで娘はお昼ねタイム。その間に息子は石でなにやらガチガチ遊んでいたら自分の指を強くたたいてしまい、爪を割り出血する怪我をしてしまった。やはり幼稚園生・・・
12時過ぎ、涸沢に到着。うちの子はこの時間から北穂まで行けないため、予定通りここで幕営した。涸沢ヒュッテの屋外テーブルで昼食後、時間が余っていたので涸沢小屋までお散歩し、そこから奥穂方面のお花畑にでも散歩しようとしたら3時頃にあっという間に夕立が降ってきて断念。
涸沢ヒュッテ・涸沢小屋、ともに飲み水は無料。水に恵まれてるって幸せ。
テン場は大きめな石がごろごろ。薄い銀色のマットしかクッションを持っていない私達は、大変寝づらかった。翌朝、1枚500円でコンパネのレンタルをしていることを知りショック。たった1000円(2枚借りたいサイズのテント)で快適な夜を過ごすことができたのか。
涸沢のテン場を6時半に出発したのに、すぐにダラダラしたりすぐそばの涸沢小屋でダラダラしたりして、涸沢小屋を出たのは7時45分になってしまった。
その後は途中まで普通の登山道、途中からは大きな岩がごろごろしている登り坂。
途中で3歳の子を肩車したパパと、ママと、5歳の娘さんの4人家族に抜かれた。涸沢にテントなどを置いて空身で往復。パパ強い。娘さんも強い。うちのノロノロペースでは空身でも絶対無理だ。けどウチの子も鎖場やはしご、ガレ場を怖がらず楽しく登っていった。よしよし、頼もしいぞ。私の目でも、両神山の八丁峠コースのほうがお腹いっぱいの鎖コースで難易度が高いように感じた。けど油断せず私達両親はハーネスをつけて子供達はシュリンゲを簡易ハーネスにしてつけて、ロープで繋いだ(アンザイレン)。
15時ごろ、テン場に到着し、テントを立てたあと空身で北穂高岳(北峰)へ向かった。知ってはいたが意外と遠い。
北穂高岳山頂に到着!到着が山荘夕食直前くらいの時刻だった為、人のない山頂だったがちょうど北穂高小屋の方から夫婦が上がってきてくれたため家族写真の撮影をお願いできた。
北穂高小屋で夕食のみ利用できるか聞いてみたが、申込み時間にかかわらずダメとのこと。子供達は雲の上のレストランで食事が出来るかもと楽しみにしていたため残念。テントは子供料金や幼児料金はなく全員1人700円。水は500mlで100円。ジョッキビールは800円、ロング缶ビール700円、普通サイズ缶500円で唐沢と同じ金額でこの高度感がリーズナブルと感じさせてくれる。ちなみに販売スタッフに聞いたところ今は全てヘリで荷揚げしているとのこと。20年ほど前の尾瀬では炭酸系やガスボンベはヘリでは運ぶことが出来ずにボッカさんが運んでいた為、もっと割高だった気がする。
小屋の前のくつろぎ場では何人もいて、歓談していたり、槍ヶ岳にかかったガスがとれないか期待しながらカメラを構えたりしている人達がいた。
台湾人が何人かいた。台湾には旅行したこともあり親切な人が多くて好印象な国だ。その他にも登山中にはオーストラリア人、韓国人、香港人などもいた。穂高岳は国際的に人気な山だなあ。
あまり遅くならずにテン場に戻り、となりの空きサイトで夕食。インスタント焼きそば(カップ麺じゃなく袋麺の)を作ったが煮詰めるレシピで意外と調理に時間とガスがかかった。夜には少し雨が降ってきたが、昨晩と違い快適に寝ることができた。
夜中や翌朝はいい天気で、星空や朝焼けがきれいだった。
周りの人達は北穂に登り槍ヶ岳などを見に行ったが、うちは子供を置いていくこともできず、子供は早起きしてくれず、起きてから連れて行ったら時間と体力に不安があり、断念した。
7時半にテン場を出発。快適に下山をするもやはり我が家の子供は虫だ花だおしっこだと休憩が多く超スローペース。
すれ違う人達と会話をしていると、なにやら台風が直撃する予定らしい。げげっ。
この日はヘリで涸沢ヒュッテに荷揚げする回数が10回以上とすごく多く感じた。これも翌日の台風の影響か。
鎖やはしごの下りも子供達は怖がらず進んでったが全体としてはスローペースで、涸沢小屋には2時前の到着となった(道中で昼ごはんも食べた)。この辺から雨足が強くなり、しっかりとかっぱやザックカバーを装着した。唐沢小屋のお姉さんが子供の相手をしてくれました。
横尾に着くのが遅くなることは予想できてはいたが、山で台風を受けながら寝たくないのと、本谷橋までもそれほど急坂ではなく本谷橋からはもっと楽な道なので、最後のほうではヘッドライトを使用することも念頭において横尾まで進むことにした。
雨は強くなったり弱くなったり。ちょっとした立ち休憩以外の休憩なしで進んだが本谷橋に着いたのは5時過ぎ。少し眺めの休憩を取り6時前に出発。やはりこのペースだと横尾付近でヘッドライトを使うことになる予想は変わらず。
横尾到着前、7時くらいにヘッドライトを点け、7時10分に横尾に到着。ふー、これで一安心。翌日は林道をてくてく歩くだけだ。
翌朝起きても雨は止まず。かなりだらだらした後、10時前に出発。この日の工程は林道をただ帰るだけで雨の中のテント撤収も憂鬱だった。しかし雨が降っており早く帰って温泉に入りたい思いもあり、とても早いペースで進むことができた。標準コースタイムの1.2倍程度とは悪天候の中、我が家としては驚異的なスピード。
上高地ビジターセンターにはハーモニカ&オカリナ吹きのおじいさんがいて、うちの子供達が長い間楽しんでいた。
しばらくそこにいると、バス会社の人らしき人がやってきて、台風の影響でいつ釜トンネルを封鎖するか分からないから早く帰れとのこと。急いでバスターミナルへ向かいバスへ乗り込んだ。尚、バスは雨具や濡れたザックなどは座席に持ち込めずとランクになると聞いたので大きなゴミ袋を用意し乗る直前に全員の雨具を入れたので準備しておくことがおすすめだ。
沢渡では駐車場の近くの温泉「梓湖畔の湯」に入った。
http://www.sawando.jp/
自分達が止めた駐車場から目と鼻の先で立地は抜群だったのだが、料金はチト高め(中学生以上720円、3歳以上360円)。外湯は少しヌルめ(主観です)。
今回の登山は最終日の林道以外は概ね天気に恵まれた。子供は、ペースは遅いものの鎖や岩場を楽しんでくれて、妻も3000m級の景色を喜んでくれて大満足。無事安全に帰る事が出来ていい登山の思い出ができた。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する