北ア・八方尾根から唐松岳往復
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 909m
- 下り
- 894m
コースタイム
- 山行
- 5:13
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 6:11
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
八方ゴンドラ&リフトでJAF会員またはモンベル会員の特典が受けられる。 JAF会員の特典は、1人あたり\200分の商品券。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1ヶ所滑り易い急坂あり。 |
写真
感想
今年の夏季休暇は例年に無い長さで、6連休となった。その6連休を無駄にすることなく、どこか山に行きたいね…ってことで、弟子(妻)と2人で8月14日から1泊2日の登山を企画してたんだけど、8月15日の天気予報が悪すぎたため、8月14日に八方尾根から唐松岳を日帰りで往復することになった。ちなみに、2010年9月にも弟子と2人で同じコースを歩いてる(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1230342.html)。前回のファミリーハイク(西大巓往復、https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1199906.html)で1988年からずっと使ってるマウンテンダックスのザックの不備を指摘され、新しいマウンテンダックスのザック(笑)を買った。今回はそのおニューのザックでの初めての山行になる。
朝4時に起床し、4時半に『キャラメルハウス』をクルマで出発。富山西I.C.から糸魚川I.C.まで北陸道に乗ったけど、強く雨が降る箇所もあって、「もしかしたら今日の日帰り登山も中止?」と登山じたいの中止も危ぶまれる天候。国道148号で信州に入った頃から雨が止みはじめ、白馬村では雲が広がってるものの雨は降っていなかった。八方のゴンドラ乗り場の目の前にある「B」駐車場にクルマを入れた。
ゴンドラとリフトを乗り継ぎ、八方池山荘に到着。ガスが濃く、展望は全く無い。8時ちょうどに歩行開始。ハイカーのほかに観光客が多く混じるなか、濡れて滑りやすい石の道を往く。やがて、木道に変わり、木道脇のベンチでは多くの登山者が遅い朝食を喰ってて、空いてる席は無い(苦笑)。沢沿いを登るようになると、すぐに公衆便所の屋根と第2ケルンが見える。多くの登山者が記念撮影をする八方ケルンを過ぎ、ひと登りで道が分かれ、八方池に下りないほうを選択。八方池山荘から50分で、第3ケルンに到着。第3ケルンからは八方池が一望できるけど、やっぱりガスで見通しが効かない。それでも、ほんの一瞬だけガスが切れて全貌が見渡せる機会もあった。
第3ケルンから先を目指す。小屋跡付近に女性だけの登山教室っぽい団体さんが居て、講師から八方尾根の逆転現象について解説を受けてる。ダケカンバの林のなかを歩くようになっても天候はすぐれず真っ白なままで、展望は全く無いけど、その替わりにお花畑が我々の目を楽しませてくれた。1ヶ所、扇雪渓の手前で、滑りやすい急坂があって、上りのひとと下りのひととの行き違いに難渋し、渋滞してた。扇雪渓に出ても丸山ケルンまですぐと勘違いし、そのまま休憩も取らずに歩く。そのせいか、丸山ケルンがもの凄く遠く感じた。丸山ケルンに10:08着。お花の写真撮影に夢中で遅れ気味だった弟子がかなり遅れて丸山ケルンに到着。丸山ケルン直前の階段状の道を踏み外し、3段くらい転落したとのこと。幸い、行動に影響するような怪我は無いとのこと。天候が怪しかったことから、状況によっては丸山ケルンで引き返すつもりで歩いてたけど、ここまで来たら頂上行かないとウソでしょう〜ってことで、先を進むことにした。
丸山ケルンからは、いかにも岩屑やハイマツがある北アらしい道が続く。2010年9月に登った時には、板切れを渡しただけのアブナい箇所があって、その時のインパクトが大きく、今まで「あんな道は子供たちが怖がって歩けない」と考えていつもの娘たち(ポッポとリンちゃん)は今回連れて来なかったんだけど(苦笑)、そのアブナい箇所がすっかり改修されて解消されてる。弟子と「これならポッポとリンちゃんも連れて来れるね!」と話し合った。頂上山荘方面から下山してくるお兄さんに「もう少しで小屋ですよ」と声がけされる。この手の声掛けで近かった試しが少なかったことからあまり信用しないで歩いてたら、お兄さんの言うとおり、ひょっこりと頂上山荘の裏手に出た(苦笑)。丸山ケルンから頂上山荘まで40分かかってなかったことから、そのまま頂上を目指す。頂上山荘から一旦は少し下る。砂礫地にコマクサが咲いてる。ここのテン場、到着が遅いと凄く下に行かされるね…(苦笑)。ガスのなか頂上を目指す。たまにガスが切れてこれから歩く道がみえた。11:20に唐松岳頂上に到着。ガスで真っ白で、何も見えませ〜〜〜ん。
10分で頂上を後にし、頂上小屋まで戻る。頂上小屋前でカップルの登山者から頂上までどれくらいかかるか訊かれたけど、自分の歩いた感覚だけを頼りに「10〜15分くらい」と答えた。正確には今日は17分かかってる(下りでも16分かかってる)のに、ウソ吐きだなぁ〜、オレ(苦笑)。頂上小屋では弟子がトイレを借りるというので、暫し弟子待ちタイム。トイレ使用料が「1日\300」というので、私は第2ケルンまで我慢することに(苦笑)。頂上山荘の前で待機してたら、一瞬だけ頂上部分のガスが晴れた。頂上部分の撮影に成功。ガスが晴れたのはほんのわずかで、弟子が戻ってきた頃には頂上はガスに覆われてた(苦笑)。
頂上小屋からは往路を戻る。途中、人だかりが出来てるので、見てみたら、ライチョウだった(笑)。私はどこに居るか分かったけど、弟子は最後までどれがライチョウか分からなかった模様。下りはスムースで、上りの時にスルーした扇雪渓まで50分で下りた。ここで10分休憩。次の50分で、第3ケルンも八方ケルンも第2ケルンも通り過ぎ、公衆便所へ。ここでようやく私もラクになった(爆笑〜!!!)。八方池はガスのせいで朝より幽玄さが増し、第2ケルンあたりでは離れ離れになった家族がお互いに呼び合う声がこだましてた(苦笑)。
公衆便所からは木道。朝あれだけ賑わってたテーブルもイスも誰も使っていない(苦笑)。朝滑りやすくて難渋してた石の道も、石が乾いたせいで朝よりは歩きやすかった。雨が降る前に下山することを目標に歩いて、なんとか雨に捕まる前に八方池山荘に到着。リフトは雨降りが影響するので、兎平まで下りてから、ソフトクリーム喰ったりして寛いだ。
歩くひとが多く、歩き易いのは前々からだけど、唯一のネック(と思ってた)板渡しが無くなってたので、子連れでも大丈夫でしょう。次回はポッポとリンちゃんも連れて来ます!(笑)
朝から曇りでガスって何も見えないような天気だったため、日焼け対策をサボってたら、見事に焼けた。ガスっててもみなさん、気をつけましょう!
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