火打山 〜花と湿原と私〜
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- GPS
- 26:25
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,189m
- 下り
- 1,189m
コースタイム
笹ヶ峰登山口5:25 ⇒ 黒沢橋6:08 ⇒ 十二曲り6:44 ⇒ 高谷池・黒沢池分岐7:27 ⇒ 7:58高谷池ヒュッテ8:40 ⇒ 天狗の庭9:00 ⇒ 雷鳥平9:33 ⇒ 10:05火打山頂10:20 ⇒ 11:30高谷池ヒュッテ
▼2日目
高谷池ヒュッテ6:00 ⇒ 7:50笹ヶ峰登山口
天候 | \欧貉々曇りのち雨(夜中は強風) 雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※IC〜笹ヶ峰間にコンビニ等はありません。 ※コンビニは、ICを右折、国道18号を2分程度行ったところの右側にあります。 コンビニ利用の場合、妙高高原線利用だと短縮できます。 駐車場…笹ヶ峰登山口に2箇所、30台〜50台程度。 男女別水洗トイレ・自販機あり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
▼登山ポスト 登山口にあります。 ※「入山届」と「下山届」が必要です。 ▼登山道状況 〆ヶ峰登山口〜黒沢橋…木道など整備された登山道。樹林帯の中。 黒沢橋〜十二曲り…急坂の九十九折り。階段など整備された登山道。樹林帯だがたまに展望あり。 十二曲り〜高谷池・黒沢池分岐…傾斜が緩やかになる。樹林帯。 す眞池・黒沢池分岐〜高谷池ヒュッテ…分岐直後に展望が開ける。おおよそ水平移動。 ス眞池ヒュッテ〜天狗の庭…高層湿原の中の木道。花や景色が素晴らしい。すれ違う際は譲り合いを。 ε袈蕕猟蹇漸仟濃劃此弔韻辰海Δ靴鵑匹ぁL擲段など整備されている。景色最高。日本海も見える。 ※全体的に危険箇所なし。鎖場なし。濡れた木道は滑るので注意。 ▼ 水場 登山口にはありません。自販機のみ。(下側の駐車場) 沢は豊富だが、要煮沸。各小屋で飲料の販売あり。(朝は冷えていません)。 ▼ トイレ 笹ヶ峰登山口の下側の駐車場に水洗トイレあり。 高谷池ヒュッテ・黒沢池ヒュッテに設置。 ※使用した紙はお持ち帰りです。(トイレットペーパーとお持ち帰り用袋はあります。) ▼温泉 杉野沢温泉 苗名の湯…6:00〜21:00 450円 赤倉温泉 野天風呂 滝の湯…9:00〜21:00 400円 洗い場3人分。 ほか、周辺にたくさんあります。 ▼食堂・土産 明星荘…登山口にある飲食店。カフェ?未確認。 ▼山バッジ 各ヒュッテで販売。火打山・妙高山で数種類。 |
写真
感想
お花と高層湿原、そしてその中でのテント泊、そしてビールと食事を楽しみに火打山へ。
台風の予報もあるので、2日目は天気次第で、即下山か妙高山登山かを決めることに。
上信越道を下りて笹ヶ峰へ向かう途中で日の出を迎える。杉の原スキー場あたりから見る朝焼けがきれい。笹ヶ峰牧場では牛が放牧されていて、のほほんとした感じ。
登山口近くになると、路上駐車している車がちらほらと。駐車場は空いていたが、昨日までは凄かったのだろうなと思われた。
駐車場では何組かすでに準備を始めている。しかし、みんな荷物が小さい。70Lザックの私はちょいと浮いている感が漂っている。でも実は、ザックの大きさではなく、格好、特に足元を見ていく人が多い。黄色の登山靴にカラフルなスパッツ。そして短パン。コロンビア製品を多様すると目立つらしい。でも、一番違和感があったのは、体力ありそうに見える大きなザック、おしゃれに見える格好にもかかわらず、ウエストベルトに載っかっているお腹。わかっているので、一眼レフカメラを首から提げて、腹前にポジショニング。
さぁ、出発。の前に入山届を。しかし、どう見ても下山届用紙しかない。右往左往していたら、後から来た方が、隠し扉?を開けて入山届用紙を出して書き始めた。なぜ?下山届はむき出しで、入山届はそんなとこに?大幅なタイムロスでスタート。
登山道はしっかり整備されている。木道や木階段など、整備に尽力されている方々には頭が下がる気持ちでいっぱいだが、歩きやすいかどうかは別問題。歩幅が合わない。どこ行ってもそうなのだが、歩幅が合わない。昭和体型だからなのか、歩幅が合わない。私はノーマルな日本人なはずだ。決して足が短いとは自覚していない、いや、したくないのだが、歩幅が合わない。しかし、歩幅が合わないことは周りに悟られないよう、人のいるときは無理してサクサク歩く。そして、おもむろにカメラを構えて、あたかも写真を撮るようにして、息を整える。
いよいよ十二曲り。12/12をだいぶ進むと標識が見えた。もう8/12くらいは来たのかなと期待していたら、11/12。おいおい、かなり曲がって来た筈だぞ、とひとりツッコミ。もう期待はせずに進むと、標識が間抜けしている。おいおい…(省略)。そしてついにラスト。「十二曲り」の看板発見!しかし、有難みのないような、休憩スペースもない、一通過点的な場所で、ガッカリ。ここでプチ達成感を味わいながら小休止しようと思っていたのに。
傾斜が緩くなった。もうすぐ富士見平か?と思いながら、かなり歩かされる。そして、高谷池方面と黒沢池方面への分岐点に到着。単なるY字路で、立ち止まると邪魔になりそうなので即通過。景色がいいなぁと思いつつ先を急ぐと、なんと!そこが富士見平だった。ああ、なんてこった!動揺するも、後続がいるので健脚風を気取って進む。見晴らしがよくなってきたので、一眼レフカメラが大活躍だ(別の意味で)。後続の方に「お先にどうぞ」と声をかけようとしたら、その方もカメラの準備をしている。「さ、先に行かないのですか、そうですか…(ションボリ)」と内心思いながら、場所を譲って先へと進む。
遠くにビール、いや、高谷池ヒュッテが見えてきた。もう少し。光ゲンジのローラースケートばりにサクサク進む。ヒュッテに到着!早速、テントの受付を済ませる。この際、お釣りが出ると迷惑だろうと、その分、ビールを買うことに。しかし、場代400円、ビール500円。いくらビール買っても、半端がでることに今更ながら気づき、とりあえず3本だけにした。その場でビールを1本開け、飲みながら、いろいろ説明を受ける。まぁ、どこでも一緒だな、と思いながらビールを飲んでいると、想定外のことが。
「ウンコをしてお尻を拭いた汚れた紙はお持ち帰りになってください。」
いや、環境のことは理解してます。しかし、ビール飲んでいるのです。脱水でのビールが効きまくり、妄想がエスカレート。とりあえず、気分的に飲めなくなったので、テント場へ移動。テントを設営し、ビールを飲もうか迷ったが、まだ拭ききれない、いや、吹っ切れないでいるので、火打山頂へ向かうことに。
お花がきれい。高層湿原素晴らしい。景色最高!そして脱水。
ビールのお膳立てが出来たので、テント場に戻る。今日の昼食はキーマカレー。ひき肉を持参したが、周りを見ると、もう生肉・生野菜、フライパンは珍しくないようだ。しかし、今回の私は違う。キーマカレーにはやはり、ナンだ!山でナンを焼く。これ、今回の目的。
粉をコネコネしていると、熟年夫婦の方が声をかけてきて、
熟女「それはなんですか?」
熟女好きな私「そうです。よくわかりましたね?」
熟女「・・・」
会話が噛み合いません。
ま、とにかく捏ねたら待つ。発酵するまで待つ。
待つ・・・
待てないので、焼く。
あまり膨らまずに焦げる。
それでも2枚目を焼く。
案の定、焦げる。
説明の際は「こんがりおいしく出来上がり」と書こうと決心する。
それでも、山でナンを焼いたことに満足。
ひとり、ニヤニヤしながら食べる。
誰か見に来ないかなと周りをキョロキョロ見る。
誰もいない。
ひとり、寂しく食べる。
自棄酒を飲む。
記憶薄れる…
夕食は「ほうとう」。鳳凰三山登ったときに、甲府でゲットしたもの。そこに生野菜を入れて煮込む。
ビールを飲む。
うどんは飲み物なので、飲む。
寝る・・・zzzzz
未明は風が強く、テントがばたついていた。でも、台風を見越して、ペグダウンはしっかりしたので、ビクともしない。他のテントからは時折悲鳴が聞こえるが、気にしない。
翌朝、外見ると、ホワイトアウト。小屋が見えない。妙高山登る気にまったくならず、下山を決める。あとはタイミング。隙を見てテントを撤収し、ヒュッテ泊の団体が出発する前に下山開始。誰もいないだろうと思っていたら、けっこう登ってくる人が多い。台風なのに、よく登ってくるなぁと。
早めに下山できたので、温泉&観光を楽しんで、夜に無事帰宅。
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