尾白川鞍掛沢〜金山沢

2017年08月19日(土) ~ 2017年08月20日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 13.9km
• 登り: 1,305m
• 下り: 1,302m

コースタイム

1日目＞日向山・矢立石登山口駐車場8:40ー尾白川入渓10:05ー鞍掛沢11:35ー乗越沢出合13:45−金山沢出合14:45〜15:05ーテンバ15:20(泊）
2日目＞テンバ6:15ー金山沢出合6:30ー1900m二俣8:15ー登山道10:50〜11:20ー日向山14:15〜14:40ー矢立石登山口15:35

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

写真

日向山登山口に駐車し林道を進む。 トンネルを3つ越え、林道終点から残置ロープを頼りに尾白川へ下りる。

水量が少し多いようで、足元を何度かすくわれそうになる。

さて、どこから登りましょうか。

ナメ、ナメ、ナメ…の尾白川

バスクリンを流したような独特の色だ。

胸まで浸かって滝に取りついた。

鞍掛沢に入って2段7mは水流の左を登る。

2段6m。2段目が登れないので、2つとも右から巻いた。

その上もナメ…。

乗越沢出合からは滝がなくなり、単調な河原歩きがうんざりするほど続いて、やっと金山沢出合に到着。

金山沢はテンバに恵まれないと聞いていたので、鞍掛沢本流を50m登った右岸を今宵の宿とし、タープを張った。

お疲れ様でした〜♪

2日目。50m下って金山沢に入る。

金山沢に入るとスケールの大きな滝が次々に登場する。

7mトイ状。上部がぬめっているので一寸ビビった。

1730m三俣には夫々に滝が懸かる。

真ん中の2段滝（8m、20m）を進む。2段目は登れず、左岸を巻く。

3段9mナメ滝。

2段18m。左岸を巻く。

「あーでもない、こーでもない。」と皆でルーファイしながら、滝を登ったり巻いたり…。

遂に40mドーム状滝に到着し、記念撮影。右岸を巻く途中で一寸道を見失ったが、枯れ木を登ると滝の落ち口に出た。

大岩山東2170mの鞍部を目指して、アザミ地獄の涸沢を登る。最後にちょっと迷走して、2230mのピークに出た。

狙った鞍部にピタリと出られず、悔しがるリーダー。沢装備を解き、カラマツの美しい登山道を歩き、日向山から下山した。

感想

midori28

山岳会の沢合宿に選んだのは尾白川鞍掛沢〜金山沢。
当初候補に挙がったのは前鬼川だったが、5月に下見に行った時、巨岩のゴーロ歩きが長く、楽しく登れる滝が少なかったので、合宿には向いていないと思い、下見に付き合ってくれた沢仲間の提案で、この沢に変更した。
鞍掛沢はバスクリン色の釜とナメが続く美しい癒し系の沢。金山沢はスケールの大きい滝が続き、巻きのルート取りが難しい箇所もあり、色々経験できたので、こちらに変えて良かったと思う。
今年は若いリーダーが事前のトレーニング山行を数多く計画してくれ、メンバー全員が充分に沢遡行を経験して本番に臨むことができたことも、合宿が成功した要因であろう。
ただ、若い人について行くのは大変で、2日目の沢のツメではすっかりバテてしまい、翌日は階段の上り下りがままならなくなるほどの筋肉痛に襲われた。
沢には行きたいが若い人に迷惑をかけたくない・・・と、悩む日々である。