リハビリハイク☆一切経山・家形山
- GPS
- 06:29
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 681m
- 下り
- 673m
コースタイム
天候 | 晴朗なり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・磐越道磐梯熱海インターより、母成グリーンライン(r24)、R115、r30、磐梯 吾妻スカイライン(r70)経由。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はとくにありません。 浄土平より一切経山への直登ルートは通行禁止措置がとられています。 また、地理院地図にある家形山へ直登する道は、ありません。山と高原地図のものが 実際のルートです。 |
その他周辺情報 | 中ノ沢温泉 ・花見湯:500円/400円 (大人/小人) ・強酸性の硫黄泉。露天風呂あり。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
食器
調理器具
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
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感想
我が家がいかにして夏休みを棒に振ったか ―――書いたところで夏休みは還ってこないのでそんな事は書きませんが、とにかくアルプスの縦走はおろか日帰り登山さえも叶わないまま、2ヶ月近く山から遠ざかっていました。
今までの記録をめくってみても、これだけのブランクはここ数年なかった、逆に言えば、紆余曲折しながらも、細々ですがずっと山を登り続けてきたということです。
題目に「リハビリ」と入れたのは、もちろん本当のリハビリでもあるのですが、それだけでなく精神的な部分、山に戻ろう、という思いからくるものでもあります。
というわけで、好天予報で山容も穏やかな一切経山を目指しました。
前回(2012年)は福島側からアクセスしましたが、Googleで確かめると、どうやらものすごく遠回りらしいことが判明し、磐梯熱海から向かうことに。思えば、5年前は「経路検索」なんて使った覚えがありません。
浄土平は風が強いものの天気はまずまず。
いつものようにもたもたと準備をして出発します。
涼しい(寒い)ものの、景色はまだまだ夏で、山肌のむくむくと湧き立つような緑の中を登っていきます。…前回、こんな綺麗なところを登った印象がないなぁ。忘れただけでしょうか。
にぎわう登山道を登りきると酸ヶ平。ここまでは順調。
酸ヶ平避難小屋が山に埋もれたようにポツンと建っている、そういう手つかずな感のある景色を見ると、「東北らしいなぁ」とたいして東北の山を歩いてもいないのに思ってしまう、これは不思議です。
その埋もれかけの避難小屋(失礼)で一息つき、一切経山への登りへ。沢を渡って沢を横目に高度をあげていく道で、ここもかなり歩かれた道でした。途中左に見える窪地が気持ちよさそうだな…とおもいつつ、稜線に乗っかって快適な道を歩いていきます。
そして山頂に着くやいなや、山頂標も素通りに「魔女の瞳」が見える所へ。
五色沼。そんな神秘的な名前を、いったい誰がつけたのだろう。
山頂で休んでいると、ちいさな飛行機の飛んでいくのが見えました。
午前中のことです。
いくらリハビリといっても一切経山だけでは物足りないので、予定通り家形山へ向かいます。途中で大きなザックを背負った方とすれ違いました。縦走でしょうね…うん…いまさらながら南アルプス行きたかったなぁ…時間が戻らないとはわかっていても、そういう無益な思いを抱きたくなることはあります。
下り切って、その勢いでぐいっと登り返すと、家形山の山頂らしき所に出ました。思ったより近かった印象です。
ちなみに、山頂は藪の中の模様…。踏み跡はありそうです。ついでに言うと、私たちが休んでいる間にも、一人入っていった方がいました。
ゆとりのある日程にしたので、昼食をきちんと作ることにしました。
ベーコンエッグ。普通に食べても美味しいのに、山ならなおさら。
五色沼と一切経山を眺めながら、焼けたベーコンとぷりぷりの卵を頬張り、シャキシャキしたキャベツを食べる…不思議な時間であります。
ふいにこんなことを思いました。
日光白根山にそっくりだなぁ。
「魔女の瞳」に対抗して日光白根山の五色沼にも「○○の瞳」と名付けよう、というしょうもないことを議論しながら一切経山へと登り返します。幸い天気は安定してくれているようで、青空が垢抜けています。高気圧ありがたや。
酸ヶ平まで引き返し、ここから鎌池・姥ヶ原経由で予定通りに行きます。
酸ヶ平にはウメバチソウはじめ色々な花が咲いており、時折風が吹き抜けると草原の穂がゆらゆら揺れて、これが楽園かなと思うような景色でしたが、そうしているうちに少しずつ雲が出てきました。
鎌池をくるりと廻って姥ヶ平に出ます。
「右 谷地平」という悪魔のささやき…。
こちらが行きたくなってしまうのを分かってあえて誘惑するような響き、まったく卑怯です(笑)…というのはさすがに言いすぎでした。谷地平は卑怯ではなく秘境ですね。とにかくいつか歩いてみたい…。
十字路を左に曲がると、あとは浄土平までひたすら下り。途中から階段地獄になってしまうのがやや味気ないですが、明るい雰囲気で下りやすい道です。悪いところをあげるなら階段よりも泥濘の方かと。ゲイターは要らないと思いますが…。
ちょうど3時頃に下山しました。
下山後は中ノ沢温泉→あたみ食堂と流れて、磐梯熱海インターより帰途へ。
これは下山翌日に知った事ですが。
27日午後二時ごろ、ふくしまスカイパークを発った小型飛行機が、吾妻山近くのつばくろ谷に墜落し、1人が亡くなったということです。
ご冥福をお祈りする次第ですが、"登山者"の目線からするとこれはちょっと恐ろしい事故です。もし場所が悪ければ、登山者が巻き添えを食いかねないのでは…?あまりにも近いところで事故があったので怖くなってしまいました。
こんなことを書いてもどうにもならないのですが、改めてご冥福と、空の安全をお祈りします。
さて。
久しぶりの登山が素晴らしい天気に恵まれたことに、まず感謝。
登らせていただいた一切経山と家形山にも、また感謝。
そしてここをまた新たな出発点とし(←大げさ)、楽しい登山生活が送れますように。
それから、日光白根山の五色沼にも愛称をつけましょう。暫定第一候補は「鹿の瞳」であります(笑)
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