北アルプス・笠ヶ岳（大雲海から初秋の風が吹いた日）

2017年09月02日(土) [日帰り]

• GPS: 12:11
• 距離: 19.3km
• 登り: 2,098m
• 下り: 2,101m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:34
• 休憩: 1:25
• 合計: 11:59

距離 19.3km 登り 2,098m 下り 2,101m

3:47 スタート地点
3:57 4:02 新穂高登山指導センター
4:13 4:18 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
5:12 5:18 笠新道登山口
8:01 8:09 杓子平
9:14 9:18 笠新道分岐
9:46 9:48 抜戸岩
10:13 10:17 笠ヶ岳山荘
10:28 10:59 笠ヶ岳
11:10 11:12 笠ヶ岳山荘
11:29 抜戸岩
12:02 12:05 笠新道分岐
12:52 12:56 杓子平
14:46 14:53 笠新道登山口
14:58 14:59 中崎橋
15:30 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
15:35 15:38 新穂高登山指導センター
15:46 ゴール地点

天候

往路〜山頂：快晴
復路：曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

深山荘に隣接した、登山者用駐車場を利用。3時間仮眠。
登山口からは少し離れていますが、無料です。

コース状況／危険箇所等

ニアミスに気を付けていれば、命にかかわるような危険箇所は無いように思われます。
ただし、森林限界以上では浮石が多いエリアもあります。落石に気を付けましょう。サッカーボールぐらいのを転がしている人を見かけました。

今回、笠新道の日帰りにチャレンジしましたが、なかなか大変でした。体力をはじめとして、ご自身のもっている条件と照らし合わせて、無理のないように参考にしていただければと願います。

その他周辺情報

日帰り温泉：ひがくの湯（大人700円）

写真

9/2 4:09

深山荘の駐車場からヘッドライトを灯して、新穂高の登山指導センターへ。
笠新道の日帰りピストンなので、これぐらいには早いスタートになります。

9/2 4:24

ホテルニューホタカの向かいにある左俣林道へ。

9/2 5:22

登山口に到着。
だんだん明るくなってきました。

9/2 5:58

歩いても歩いても終わらなそうな、長〜い笠新道。
ひたすら登るしかありませんね！

9/2 6:13

好天が期待できそうな朝。

9/2 6:20

まだまだ。標高差は厳しい。

9/2 6:26

花を楽しみながら、地道に高度を稼いでいきました。

9/2 6:29

9/2 6:47

空が近づいてきました。青い空。

9/2 6:40

焼岳。

9/2 6:41

穂高。

9/2 6:37

目が覚めるような、アルペンな朝風景です。

9/2 6:58

すでに眼下は雲海。

9/2 7:14

気の早すぎるナナカマドの小枝が、赤くなり始めていました。

9/2 7:40

杓子平に着くまでは、なかなかの急登が続いていきます。

9/2 7:42

ハイマツ帯に突入。

9/2 7:43

9/2 7:44

ナナカマドも秋の実り。

9/2 7:54

こんな実も。

9/2 7:59

森林限界を抜けると、晩夏に残る花々も清々しい。

9/2 7:59

快晴の空と花。テンションが上がってきます！

9/2 7:54

秋を感じさせる涼しい風が届いています。
背景には、突き上げる槍ヶ岳。

9/2 8:00

杓子平まで高度を上げました。
笠ヶ岳がどーんと現れます！

9/2 8:00

まずは、回り込むように抜戸岳まで登らなければなりません。

9/2 8:03

ハイマツ帯のテンション上がるトレイルが始まります。

9/2 8:22

周囲には弾けたチングルマがたくさん。

9/2 8:29

晩夏の雰囲気も残る、青々とした景観。

9/2 8:29

空の世界と雲の世界が二分されてる。

9/2 8:55

9/2 8:55

9/2 9:08

抜戸岳までも、なかなか歩きごたえのある坂道です。

9/2 9:08

変わりゆく季節を、微風とともに。

9/2 9:09

もうすぐ稜線。

9/2 9:26

抜戸岳手前の分岐点まで来ました。少し雲がかかってはいますが、薬師岳など北西部の山々が見渡せます。

9/2 9:23

最高の天気のもと、最高の稜線歩きがスタート。
笠ヶ岳、すばらしい。

9/2 9:37

天空散歩。

9/2 9:30

そこそこアップダウンはあります。

9/2 9:51

9/2 9:53

「抜戸岩」に近づいてきました。

9/2 9:53

抜戸岩の隙間からのぞく、笠ヶ岳山頂。

9/2 10:05

ここまでコースタイム長かった・・・山頂直下の登り、気力を振り絞ります。

9/2 10:14

足場は岩が多いです。浮石に気を付けて進みます。

9/2 10:16

9/2 10:24

笠ヶ岳山荘に到着。呼吸を整えてから、ラストスパートへ。

9/2 10:24

あと少し。

9/2 10:38

人がいる！

9/2 10:39

登頂。

笠ヶ岳、はじめて来ました。槍穂をバックに山頂標識が。

9/2 10:39

槍。

9/2 10:38

穂。

9/2 10:39

穂高ズーム。

9/2 10:30

アニメ『ヤマノススメ』第3期放送決定の宣伝もかねて、記念撮影！

9/2 10:35

槍穂。そして歩いてきた稜線を見下ろす大展望です。with 雪村あおい。

9/2 10:49

西は一面の大雲海。
その果てに、次週予定している白山がポツンと視認されました。

9/2 10:48

南には、乗鞍と木曽御嶽山が頭を出しています。

9/2 10:57

最高の山頂タイムでした。
はるばる東京から長距離運転とロングCTを登ってきた甲斐があったというもの。ピストンで下山します。

9/2 11:26

名残惜しい。

9/2 11:29

午前11時、だんだんガスが乗り上げてきました。

9/2 11:36

快晴の時間が終わろうとしています。日帰り目標で早出したおかげで、大展望に間に合ったようです。

9/2 11:25

雲に隠れてしまう前に、もう一度だけ振り返って。

9/2 11:45

ドウダンツツジが紅く色づき始めていました。秋の気配をここにも感じます。

9/2 12:11

分岐点に戻ってきました。

9/2 12:58

この後は下山するまで、ずっとガスった視界でした。標準的な一泊二日の計画で登って来る方々は、ちょっと気の毒な天気の移り変わりでしたが・・・

9/2 14:52

（長い中略）登山道、終了間近です。
いや〜、キツイ。ここまで、ただひたすら下り続けるしかありませんでした。雲って気温上昇しなかったので、バテずに済んだのがせめてもの救い。

9/2 15:55

林道を戻って、夜明け前以来の新穂高温泉。あとは駐車場までひと歩きしてゴール。
笠ヶ岳、念願の登頂。嬉しさを胸に温泉につかり、東京へ運転して帰りました。

撮影機器：

DSC-WX500 SONY

iPhone 7 Plus Apple

感想

sprout

暑さが退くのを待って、ようやく笠ヶ岳の日帰りピストンをするゴーサインを自分に出すことができました。
東京⇔岐阜の運転は長く、笠新道のCTも長いので、せめてバテないように涼しくなるまで我慢してきました。

で、挑んできたわけですが、初秋でもこのルートはなかなかキツかったです(笑)
あまり急ぎ足にならないように心掛けたとはいえ、夜明け前スタートで夕方近くゴールになってしまいました。

けれど、ヘッドライト使用の日帰りだからこそ、この日は大展望を得ることができました。
大雲海の上に浮かぶ槍穂の一直線。遠くは白山の頂上まで。晴天の下、涼やかな微風を感じることができました。
10時半に登頂して、11時にはガスが乗り上げ始めたので、ギリギリの楽園タイムでした。

晩夏まで咲く花々もまだまだ楽しめましたが、すでに稜線上には秋の気配が近づいています。
ドウダンツツジの草紅葉につづいて、ナナカマドが色づくのも、そう遠くはないでしょう。

季節の変わり目だからこその、微かな変化に気付くことのできる、9月の素敵な登山でした。

コメント

yzz

笠ヶ岳いいですねぇ
こんにちわ。

長距離運転＋笠ヶ岳日帰りとか中々ハードな行程ですねｗ
でも山頂までは晴れてて、下山中に曇ってきたということで
明け方から出発したかいがありましたね。
きっちりヤマノススメの宣伝までｗｗｗ

記録を見て気づきましたが、
新穂高の車道の夜間通行止めは9月1日で解除されてたのですね。

私はお盆に新穂高から登ろうとしたけど、通行止めであれこれあって
結局観光のみになりました＾＾；
今年の夏は悪天候が多かったので、秋に期待・・・ですね。

sprout

Re: 笠ヶ岳いいですねぇ
コメントありがとうございました！

黒部五郎と笠ヶ岳、どちらも行けなかったのは残念無念ですね･･･
でも長峰山も良い山です。雪の積もった冬に登ったことがあります。北アルプスの絶景展望台でした。

本格的な秋が来ると、あれこれ忙しくなってきて山に行ける時間が減ってくるので、初夏から自分なりに頑張ってます。笠ヶ岳もそのひとつでした(^^)