白根三山・広河内岳(8月のもやもやを吹き飛ばす快晴&寂峰でサプライズ)


- GPS
- 29:47
- 距離
- 29.4km
- 登り
- 2,816m
- 下り
- 3,506m
コースタイム
- 山行
- 3:39
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 3:46
- 山行
- 7:53
- 休憩
- 2:31
- 合計
- 10:24
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
■ 当初は熊ノ平小屋の計画
白根三山のルートは、たいへん魅力的なルートですが、北岳山荘や肩ノ小屋は週末は相当な混雑が予測されるため、熊ノ平小屋泊で計画をしていました。2日間晴れる日はなかなかなく、計画が塩漬けのまま今回まできてしまいました。
こうしたなか、今週末は台風の影響の可能性があり、山行きを中止にした登山者も多いと想定されたこと、朝のうちは雨も予想されたことなどから、出発時間を遅らせる(奈良田バス第1便→第2便)、宿泊先を手前に変更(熊ノ平→肩ノ小屋)として組み替えていくこととしました。
なお、奈良田駐車場にて、肩ノ小屋に電話予約しています。一人一スペースは大丈夫そうなことを確認しています。(混雑するようなら白根御池泊に再変更もありうるかと考えていました)
■ 東京は雨だけど
出発時は東京はかなりの雨でしたが、中央道で甲府盆地に入ると、北岳をはじめとして南アルプスの展望が広がりました。結果的には奈良田バス1便でよかったようです。
奈良田は第二駐車場に駐車。車の台数は少ないです。第2便のバスも、釣り人も含めて全員着席できたぐらいです。広河原も、時間帯が遅いので、静かでした。
■ 肩ノ小屋へ
大樺沢ルートで登りますが、時間帯が遅いのか、静かな山歩きとなりました。小太郎分岐からの稜線もガスで展望はわずかでした。肩ノ小屋からも、ときおり山頂方面が見えたり、富士山がちらりと見えた程度でした。
小屋では、夕食の時間は1回目(16:40だったかな)と案内されました。1日目は48人ですので、48番以内の到着ということでしょうか。この日は夕食3回転ということですので、最大でも144人以下、定員は150人と表示されてますので、1人1スペースといったところでしょう。なお、1スペース確保できましたが、敷き布団3枚に4スペース表示されています。(通路側ということもあり、それなりの空間が確保でき狭くて困ったことにはなりませんでした)
それにしても、横になるもなかなか眠れませんでした。狭いとか、うるさいとかではなく、単に苦手なようです。というか、早い時間帯に寝れないというだけかもしれませんが。
■ みごとな夕暮れ
夕食後に散歩に出てみると、北岳周辺では雲頂高度が下がり、ガスがとれ始めました。西側の野呂川の谷、東側の早川の谷の両方が降温された効果かと思います。時間経過とともに仙丈ヶ岳、さらに遅れて甲斐駒ヶ岳がガスから抜け出ました。たいへん興味深い気象現象でした。
夕食後の散歩は、両俣分岐まで行ってみました(小屋のサンダル履きだったのでここまで)。分岐からは間ノ岳も見ることができました。日没は雲海に沈み、静かに見ることができました。
■ 朝から快晴、3000mの稜線
4時半頃、外に出てみますが、星がきれいです。東の空も赤くなりつつあります。しかし、とても寒いです。この日の気温は5度だったとのことです。朝食を食べて、ご来光を見てからのスタートです。
この後は、北岳、間ノ岳、農鳥岳と、行く先々ですばらしい景色が望めました。特に北岳は、南から見るとかなりの鋭鋒に見えるのに改めて驚きました。また、登り返しも200m級とそれほどではなく、各所で写真を撮ったりして、始終のんびりモードで歩くことができました。
■ 広河内岳でサプライズ
大門沢下降点に到着時点で、時間的に余裕があるし、天気もすばらしく、体力も余力があるので、広河内岳まで往復することとします。
広河内岳までの道は、これまでとは異なり、だれもおらず静かな山歩きとなりました。稜線の美しい道で、後ろを振り返ると農鳥岳の勇姿がすばらしいです。
途中の小ピークから、山頂で休憩している人が1人確認できました。広河内岳に近づくと、その登山者が下ってくるのがみえました。つい最近、みたようなウエアの登山者です。驚きました。なんとhirokさんでした。(今週のhirokさんは北アではないかと予想していました)
私が大門沢下降点で寄り道せずにそのまま下っていたら会えなかったので、ちょっとした偶然の積み重ねに驚きます。なお、hirokさんと偶然の出会いは4回目で、栃木足利の山、伊豆稜線、乗鞍岳、広河内岳です。乗鞍以外は登山者の少ない場所ですから、そういう場所ほど出会う可能性が多いということでしょうか。
■ 長〜い大門沢ルート
長い大門沢の下りですが、hirokさんの今回の白根南嶺の話とか、熊ノ平から塩見岳のルートの話とかを聞き、新たな情報を仕入れたので、これからの山行きにいかしたいと思います。長いルートでとても暇なので、hirokさんと一緒で助かりました。ただ、長いのは確かですが、途中で沢、橋などがあり、それなりに変化があって、1月前に行った鳳凰の中道よりは飽きなかった感じがしました。
■ おわりに
下山後はhirokさんにおすすめを聞いて、奈良田の温泉に入りました。550円と安いですが、お湯は「つるつる系」で、いいかんじでした。hirokさんは直帰するとのことで、今回は私一人で入浴です。
8月のもやもやを吹き飛ばすような展望。そしてhirokさんとの出会い。エキサイティングな2日間でした。
素晴らしいですねー
まさに台風一過だったのでしょうか
僕も天気のいい時にぜひ再訪したいと思います
cyberdocさん、こんばんは。
以前から計画していましたが、なかなか行けず。
cyberdocさんの先月のレコをみて、行きたい気持ちが大きくなりました。
今までは熊の平小屋泊を考えていましたが、
cyberdocさんの白根御池小屋のレコをみていてとても良さそうだったので、
2日目の行程が若干長くなりますが、
台風の影響があるならそれもありかなぁなんて考えていました。
天気がよかったので、肩の小屋に変更しましたが、
結果的に、夕日、朝日と両方みられてよかったです。
sat4さん、こんばんは
3日の朝はとても美しい景色だったのですね。
北岳からだと富士山はもちろん、甲斐駒や仙丈ヶ岳など役者が多数見えるので、
見応えがありますね。
南アから見る富士山はとても好きです。
近くに見えて山容もとても美しい!
夕景、朝景を見るために小屋に泊まる価値はありますね。
ちなみに私のプロフ写真は中白根付近からの北岳です。
帰りは風呂にも入らず、おやつも食べずに帰りましたが、
4時間かかってしまいました。
旧秋山村へ流入した車が異常に多かったです。
少し遅くずらしたほうが良かったかも。
hirokさん、こんばんは。
いいタイミングで行くことができました。
あらためて、この8月はなんだったんだろうと、過去の思い出になりつつあります。
3000m峰×3は、さすがに素晴らしい展望でした。
プロフ写真、北岳行かれたときのものだったのは覚えていますが
中白根からだったんですね。あらためて、雲がすごいダイナミックです。
今回のルート。スター軍団が次々とあらわれ、見る角度が変わるとまたそれが美しく、
もっと早く踏んでおくべきだったなぁと思います。
小屋泊は苦しいですが、なんとか慣れたいと思います。
奈良田で入浴して、15分仮眠して、谷村PAで食事したので、
おそらく1時間半〜2時間ほど後に同じルートをたどっていますが、
相模湖の直角に曲がるところの橋の上で信号待ち渋滞(10分くらい?)がありました。
こんどは、平野〜道志〜相模原IC経由とどっちが早いか、ためしてみます。
sat4さん、こんにちは。
小屋泊だったのですね。(記録は日帰りになってますね)
hirokさんとの驚きの遭遇は、hirokさんにもコメントした
ので、これだけにして(笑)
このタイトル、自分でも同じような(ダメな夏を吹き飛ばす、みたいな)
タイトルのレコを書いたなあと確認してみると、2014年でした。
今年の夏の酷さは、2014年を上回ってましたね。
で、最高の週末に山頂泊ですか。さすがです!(混雑も回避ですし!)
sat4さんもコメントしていますが、この周辺は普通に突入すると
バスといい、小屋といい混みますよね。以前、北岳山荘でテン泊の受付をして
いる時に、となりで小屋泊の受付をしていた若い女性が布団1枚に2名から3名
になるけど大丈夫?なんて言われて絶句していました。
広河内岳の写真よいですねえ。広河内岳や笹山、蝙蝠岳などこのあたりは
一時期かなり歩くルートを検討したのですが、置いたままになってます。
いつか。。。
youtaroさん、こんばんは。
(日付修正しました。ありがとうございました)
「ダメダメの夏を吹き飛ばす!」。2014年もこんな天気の年でしたか。
ここ最近、8月はいまいちですね。
youtaroさんの過去レコをみていると、山行きの工夫があって、興味深い。
あらためて読んで、参考にさせていただきたいとおもいました。
広河内岳。大門沢下降点から近いので皆さん、寄ったらいいのに
と思えるようないい場所でした。
誰もおらず独り占めかと思いましたが、hirokさんがいました。
笹山に向けての稜線がいいかんじでしたので、おすすめです!
3日の日曜日は、バスも山も大混雑だったようですから、
いいタイミングでいけました。
今年の夏がわるすぎましたが、なんか、心が救われたようなきがします。
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