- GPS
- 20:00
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 1,635m
- 下り
- 1,650m
コースタイム
→7/304:00山頂・ご来光を待つ→5:00下山開始→10:005合目に下山完了
天候 | 曇り終始ガス(濃霧)7/29の登り時9合目上は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
中央道・すばるライン |
コース状況/ 危険箇所等 |
下界の「真夏」からは想像できない気候・8合目気温(7/29/18:00)10℃ 7/30・日の出前は1℃・強風のため、体感温度はさらに冷たい 人・人・人で登山道もトイレも大混雑~~ |
写真
感想
写真を一部削除しました。
7月29日~30日、富士山に登ってまいりました。
今回は、いわゆる「ご来光ツアー」です。
午後、五合目から登山し、八合目で仮眠後、
深夜から頂上を目指します。
五合目のバスターミナルは、人・人であふれていて
ワクワクと気分が盛り上がります~
見上げる富士山は・・・・
しっかりガスの中・・・・
ご来光は無理かも??、
台風6号の通過後、どうも天候不順でいけませんね。
少し心が折れかけましたが、登山スタートです♪
スタート直後は、なんと軽く「下る」んですね~~
下りのあと、いよいよ六合目から「登り」です。
見上げると、ジグザグの登山道の中、山小屋が
折り重なっています。
「これぞ富士山の風景!!」
感激し、テンションが上がり、
「絶対に登ってやろう」と決めました。
まずは7合目の、最初の休憩場所・『花小屋』を目指します。
標高差 310m、それほどの急坂でもないので、僕は
いつもの感じで、写真を撮りつつ歩いていたら、
ついつい列を乱してしまっていたようで
ガイドさんのお叱りを受けてしまいました。
教訓その① 「団体行動では、隊列を乱さない」
ものすごい人数が団体で、切れ間なく登山されていますので、
「迷子」になりやすいのですね。
特に登り始めは、お互いの顔もよく知らないので、
他の団体についていってしまったり・・・
『花小屋』さんで休憩後、仮眠場所の、
八合目『太子館』さんを目指します~☆
高低差400m、少しずつ勾配がきつくなります。
そして3000mを超えてくるので
「高山病」のリスクが増えてくるのですね。
ガイドさんに言われた
「ろうそくの火を消す口の動き~ふ~っ」を繰り返します。
登山開始後、約3時間で、八合目『太子館』さんに到着~~☆
小屋周辺の気温10℃~風が強くかなり寒し・・・
夕食後、3時間くらい仮眠できるので、横になっていたら
「頭痛」がしてきました。登山中は全然感じなかったのに
嫌な予感です。あわてて頭痛薬を飲んで、仮眠はあきらめて
起きて深呼吸を繰り返すことにしました。
この方法が効果があったのか、以降高山病については
ほぼクリアーできました。
教訓② 「登山病の特効薬は深呼吸」
ご来光登山の場合、標高の高い場所では
無理に「寝ない」のも正解かも。
23時から再び、本八合目に向けて登山開始です。
外は強風と濃霧のため、雨具着用を指示されます。
気温は5℃~仮眠前の10℃から急降下してます。
風が強く吹き荒れ、冷たい霧が、体感温度を奪います
さらに、大渋滞のため、途中5分くらい
動きが止まるときも しゅっちゅうです。
今までの登山の「登っているうちに、どんどん暑くなる」
という僕の常識は富士山では通用しませんでした・・・
登れば登るほど、寒くなります。
どんどん着こんでいきますが、どんどん寒くなります。
教訓③ 「低体温予防のために、装備も怠りなく」
ネックウォーマーとか、厚手の手袋を持参しなかった
ことを後悔しました。
あるとないとでは大違いです。
いい勉強とさせて頂きました。
本八合目に到着後、登山道は須走りルートと
合流し、いっそう大混雑を極めます。
そのうえ、勾配が上がり、足元は岩場になります。
頂上までは、まだまだ距離が400m、約1時間半です。
ここがふんばりどころ。
たえず深呼吸し、行動食(主にカロリーメイト)を食べて
水を飲み続けて体力温存を図ります。
教訓④ 「体力温存のために、なるべく軽荷で」
富士山は登山道に売店が連なり、特殊かもしれませんが、
持参する水は、500mlのボトルを2本(使用分1本と予備1本)で
あとはお金がかかりますが(下界の150円が500円)
随時補給し、ザックは少しでも軽くするほうが体力を
消耗しませんからね~
今後登る高山でも、山頂小屋売店での計画的な補給を
計算したいなと思いました。
前日の登山開始から、約10時間後に、ようやく
たどりついた山頂はもう、溢れんばかりの人で、
熱気ムンムン♪ 僕の気分も最高潮♪
ご来光まで、『山口屋』さんで休憩です。
ラーメン食べたり、コーヒー飲んだりして
身体を暖めて、ご来光を待ちました。
待ちました・・・・
気温はほぼ0℃
寒いですが、待ちます・・
ですが・・・
ガスでご来光は、全くダメダメでした。。。
でも下山時に右手に見えた雲海、これは感動しました。
他の山が、雲が、全て ず~~っと下の方に見えます。
山頂付近から見下ろした雲間から見えた
おそらく金峰山と雲取山が頭を出した雲海。
景色はこれだけで十分満足でした。
雲上の世界を体験できました☆
下山は約4時間半、登山道とは別の
下山専用道を下ります。
砂道で足を取られないように、そして
落石に注意しつつ下りますが、
意外に長丁場なので、膝が痛くなります。
ガイドさんが貸してくれた「膝サポーター」に
助けられ、9時半ごろ、無事に下山完了☆
今回、低温・夜間・高山病などの今までの山で味わった
ことのないハンディを自分なりに克服できました。
登山の経験値はかなりUPできたと思います。
そして、富士山は、広く・大きく・厳しい山だと
感じとることが出来ただけで、十分満足しています。
さすが「日本一の山」☆
今までの山にはない、達成感を感じました☆☆☆☆☆
歩行距離 :約40,000歩
歩行時間 :約14時間
消費飲料 :500mlスポーツドリンク 8本
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