大キレット 南岳〜北穂高岳〜涸沢岳



- GPS
- 54:00
- 距離
- 47.1km
- 登り
- 3,467m
- 下り
- 3,463m
コースタイム
- 山行
- 4:53
- 休憩
- 0:08
- 合計
- 5:01
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 9:26
- 山行
- 10:04
- 休憩
- 2:27
- 合計
- 12:31
天候 | 1日目:雨 2日目:曇り時々小雨 のち晴れ 3日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
http://sawayaka.alpico.co.jp/area/kamikochi/tokyo/ 高速バスも3列シートならかなり快適です♪ |
コース状況/ 危険箇所等 |
●雨で梓川が増水し、横尾〜槍沢間は 登山道が滝になっていました(^_^;) |
その他周辺情報 | 《宿泊地》 槍沢ロッヂ https://www.yarigatake.co.jp/yarisawa/ どしゃ降りで 空いているかと思いきや、明日 槍を目指す人で混んでいた。初めての槍、という人も多くて 期待でキラキラしてて見ている方も嬉しくなりました。でも私もキラキラさせてたと思います(笑) お風呂はありがたかったです♪ 北穂高小屋 http://www.kitaho.co.jp/ 到着するとテラスにいた登山者に拍手で迎えられて照れました(笑) 眺望が素晴らしく、食事も美味しく、小さいが居心地の良い小屋です。長野県警の山岳救助隊の方がA沢のコルの件で詰めていらして、遭難しないために何をするべきか、最前線にたつ方々の言葉は胸に響きました。 《立ち寄った山小屋》 南岳小屋 https://www.yarigatake.co.jp/minamidake/ ログを見ると危険なくらい長居しています(40分) 穂高岳山荘 https://www.hotakadakesanso.com/ 綺麗で居心地の良い山小屋。醤油ラーメンがお気に入り♪ Wi-Fiも使えます。 徳沢園 https://www.tokusawaen.com/index.html ここまでくるとホッとします。ファミリーやトレランの団体や、ガチ登山者ばかりでなく 人種もかなり変わります。いつもカレーを食べてるような..... |
写真
感想
大キレット。
一般ルートでは最難関と言われ、山に向かうようになってからの念願のひとつでした。
そして北アルプス3大キレットも2つ目です。
本当は槍が岳から縦走したかったのですが、雨天予報でしたので、日にちを短縮する分 南岳からのルートに変更しました。
初日は雨、
でも肝心の稜線に出るタイミングの晴天の予報を信じて決行。歩き始めから降っていた雨はどんどん激しくなり、最後にはどしゃ降り(^_^;)
横尾まで傘をさしたのは正解でした。それでも
5時間も雨にうたれるとザックはびっしょりで、ポンチョの人が羨ましかったです。
その後、槍沢までは 登山道が滝になるという 稀有な体験をしつつ 小屋入り。
翌日も時折小雨に降られましたが
いよいよ3000mの稜線まで出ると目前の視界はアリ、無風、のまずまずのコンディション。
さて、ここから コースタイムで3時間半。
まずはV字に深く切れ込んだキレット、そして『飛騨泣き』『長谷川ピーク』など異名のついた難所が続く 岩稜帯に突入します。ナイフリッジやら、垂直の鎖場やら.....慎重を期して、でも高所好きの私にその高度感はもー堪りませんでしたー(^-^) 楽しすぎる!
北穂高山荘のテラスからの視線を感じつつ(笑)、アップダウンも激しく体力的にもタフなコースを経て無事ゴール。
そこは北ア最高所にあります。アーベントロート。赤い月。ご来光。聞きしに勝る素晴らしい眺望に知らない者同士、でも今日この時にこの小屋に居られる幸運を分かち合いました。
最終日(なんかサミシイ響き)晴天、ほぼ無風、気温7℃くらい。めったにない好条件です。
振り返ると 槍、その背後に 薬師、赤牛、鷲羽、水晶、立山、劔、白馬、鹿島槍、五竜。右手は笠、左手は常念、蝶。向かうは 穂高、そして憧れ ジャンダルム。
昨年来た時より ペースを守れ、かつより楽しめ、成長を感じられたのは嬉しかったな。
穂高山荘に着くとあとは1500メートルの下り。何度か休憩を取りつつ 気を引き締めて無事下山。週末に登ってくる沢山の登山者とのすれ違いもありつつ ほぼコースタイムは上出来でしょう。
今回、穂高では遭難者が続出。途中A沢のコルでご遺体が置かれていたのを見、行方不明者を2日に渡って探し回るヘリを見.....。小屋で山岳救助隊員の方のお話を聞く機会もあり、山では死が本当に近くにあるという意識の大切さを強く感じました。
心して 無理なく 山を楽しんでいきたいです。また登るためには、戻って来なければなりませんから。
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