豪雨直後・大丈夫か? 苗場山
- GPS
- 22:43
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,087m
- 下り
- 1,071m
コースタイム
31日: 山頂小屋7:45 - 9:00神楽ヶ峰 - 11:10和田小屋
天候 | 30日: 曇り 時々 雨 31日: 曇り 時々 雨 のち 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト: 和田小屋登山口にあり ■道の状況: (登山口〜神楽ヶ峰)石を積んだり木道があったりする整備された道 (神楽ヶ峰〜山頂)神楽ヶ峰から一旦100mほど下り、200m強山頂へ登り返す。特に山頂直下の最後の部分は急登で段差の大きな石や急勾配の階段などがありキツイ。 |
写真
感想
年に何回かハイキングをする前の会社の同僚3人で苗場山へ。
数日にわたって新潟県内に豪雨が続いた後なので心配しながら越後湯沢に到着。
登山口の和田小屋へ電話して様子を聞くと、小屋までの林道で川の水が溢れて車が渡れない所があるとのこと。
雨自体は上がり始めているので、湯沢に停滞して11時頃に再度和田小屋へ電話。
すると林道の水は引いて車も入れるというので、タクシーを呼んで和田小屋まで入る。
小屋の人に様子を聞くが、登山道の状況についてはその日に下山してきた人もなく分からない。
今度は頂上の小屋を管理する長野県栄村の観光協会にも電話してみるが、やはり把握していない。
少しの葛藤の後、危険箇所があれば引き返すことにして登り始める。
12時を過ぎているので、撤退する場合に明るいうちに下山するにはギリギリの時間。
決断のタイミングを間違えないようにしなければいけない。
雨は小降りになっているが、石を積んだ登山道には水が走り落ちているところもあり、もし強雨になったら引き返す方が良いな、と考える。
初めての山なので、和田小屋で教えて貰った何ヵ所かの要注意箇所が具体的にどの程度の難所なのか分からず、モヤモヤと不安が抜けない。
途中の写真もほとんど撮る余裕がない。
3時間弱かかって神楽ヶ峰のピークに達し、鞍部へ下り始める。
この下りは不安箇所の一つだったが思いのほか問題なく鞍部に着く。
ここから200m強の登り返し。
この時点で明るいうちに下山できる限界の時間になってしまった。
頂上までの登山道に崩落などがあれば厄介なことになってしまう。
すると上から二人連れが下りて来た。
今朝は水の着いた林道を歩いて渡って入山したという日帰り客。
頂上の小屋では我々が来るのを待っているという。
とにかくこれで頂上までの安全は確認できたので、後はひたすら登るだけ。
頂上直下は一番の急登。段差の大きな石の道を最後の力を振り絞って登る。
一面がガスのため、あそこが頂上だ、と思うたびに次の登りが見えてきてキツイ。
それでも何とか山頂の平原に到達し、少しの木道歩きで山頂小屋(自然体験交流センター)に到着。
この日、100名を越える予約があったという小屋の宿泊は我々3名だけだった。
翌朝、やはり一面のガスだったが日が昇り始めると部分的に青空が見え始めた。
朝食後、山頂湿原を1時間余り散策しているうちにまたガスが山頂を覆い始める。
8時前に下山開始。
下りるに従いだんだん雨足が強まる。
この日は十数組の登山客とすれ違う。
前日は写真を撮る余裕もなかったが、下りでは3人とも花の写真などをゆっくり撮影。
麓に近くなると雨もどんどん上がり、振り返ると神楽ヶ峰や苗場山の方角は青空が広がり始めた。
3時間余りかかって登山口に到着。
過去のこのグループの山行の中では最もタフだったので、みんな安心と達成感でニコニコ。
心配して頂いた和田小屋のスタッフに挨拶して、生ビールとラーメンで無事下山を祝った。
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