チャリレコ 碓氷峠に横田英(よこたえい)を訪ねて ★横川駅ー碓氷峠ー軽井沢ー野辺山ー清里ー日野春駅
- GPS
- --:--
- 距離
- 107km
- 登り
- 1,727m
- 下り
- 1,519m
コースタイム
9:00JR東・信越線横川駅(387m・アプトの道)ー10:10熊ノ平駅(680m・ここから国19号)ー10:37碓氷峠(960m)ー10:40軽井沢駅(940m)ー11:10追分宿(955m)ー11:30JR御代田駅見学(819m)ー佐久盆地(685m)ー小海線沿いの旧中山道(785m・八千穂駅)ー14:15野辺山(1375m・鉄道最標高駅)ー14:45日野春駅近くまで30分転がり落ちるー晩酌の買出しとかして16:00にJR中央本線・日野春駅(615m)
JR東・中央本線日野春駅から輪行帰宅
天候 | 少し暑い秋晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:JR中央本線・日野春駅から輪行 |
コース状況/ 危険箇所等 |
アプトの道 自転車は遊歩道なので乗車できません。押し歩きはOK 佐久盆地から松原湖間 信越線と中央線の駅を結べないかと、チャリで探索したのですが、色々ときっつかった。だから別線なんですねぇ (・∀・; 千曲川右岸・小海ー八千穂・小海 国道を避ける旧街道をキャッチ!! バイクも通らずのんのん日和です。 |
写真
感想
峠のシェルパ ■■EF63■■
明治25-44年、汽関車二両の重連+アプト式の軌道で碓氷峠を越えた。それほどの勾配を実感します。
乗務員の煤煙公害やら低速度の問題があったらしい。
明治44年、日本初の電化が実現しましたが、しかし電化後もED42型・電気機関車、昭和38年の新線敷設後もEF63型・電気機関車を増結しなければ越えられなかった碓氷峠です。
実際の信越本線は、信州・上州から横浜へ生糸を送るために敷設された路線なので、理屈では碓氷は登りではなく”横浜への降り”なのですが、登りの印象が強いですね。
鉄道唱歌・北陸編
・これより音にききいたる 碓氷峠のアブト式 歯車つけておりのぼる 仕掛は外にたぐいなし
・くぐるトンネル二十六 ともし火うすく昼くらし いずれは天地うちはれて 顔ふく風の心地よさ
こちらは陸路。
明治6年2月。長野県松代より富岡製糸場を目指す横田英ちゃんの日記
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駕籠に乗る人、馬に乗る人、代り代りに致しました。 その頃は人力車は一台もありませんから、多く馬に乗りました。只今の方は御存じありますまい、 馬の鞍(くら)の両側に炬燵櫓(こたつやぐら)を結び付け、その中に入るのであります。馬一疋(ぴき)で二人乗せます。でくでく歩きますから中々恐ろしくなりました。年のしない人は泣出しました。このようにしてその日は追分の油屋と申す宿屋に泊りました。宿場女郎お竹と申す女中の別品(べっぴん)がお給仕に出ました。 翌二十八日は軽井沢を通り、碓氷峠にかかりました。旧道でありましたから中々道が悪(あ)しく、飛石や禰石(ねいし)などの難所も思いましたほど難儀ではありません。皆一生の思い出に草鮭(わらじ)をはきたい と申しまして、大かたはきました。名物の力餅のおいしかったことは只今も忘れません。その日は坂本に泊りました。
横田英(よこたえい) 富岡日記より
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ペダル踏めば露の絡まる山路かな ほの香
秋の田のSL待ちの童かな ほの香
天高くEF63の軌なりけり ほの香
山越えの工女見えたる初紅葉 ほの香
※EF63(イーエフろくさん)
今日もそうだが、高崎ー横川駅間は休日限定で”SLレトロ碓氷”等のSLの運転が行われている。
横川駅から碓氷峠迄の道は、古民家の続く旧街道ではなく、廃線跡のアプトの道を歩いた。
・鉄道は、隧道・橋梁を多用して直線的な道
・旧街道は、九十九折を多用した暖傾斜な道
越えて軽井沢へ
鬼灯よ灯くこともなき信号機 ほの香
熊ノ平駅にて ※鬼灯(ほおずき)
碓氷峠は典型的な片峠であります。
横川駅・387m−碓氷峠・960mー軽井沢940mという登り一辺倒。ここから”追分”という旧街道の宿場に立ち寄ります。横田英が富岡入りに使った宿場だ(・∀・)
> その日は追分の油屋と申す宿屋に泊りました。
さてここから佐久ー清里を目指す。佐久へは急降下の降りなのですが、どうも佐久は盆地らしいw 降りるだけ降りて野辺山まで登り返しなのか?? 悪い予感しかしないww 取りあえずお盆の底まで300m降りる
英ちゃんの実家・松代への道と別れ、野辺山方面への登り返しにかかる。
■事前の検索で、同僚お勧め・小諸駅の立ち蕎麦も閉店したので
ま、盆地だからどこへ抜けるにも登りなのだ (・∀・;
八千穂あたりの旧道、古民家、桑畑、品揃えの悪い雑貨屋。そして千曲川遡上と小海線の軌道 (・∀・)
秋白く風はさらさら佐久の鯉 ほの香
秋蚕飼ふ営繭はまだ先のこと ほの香
稲の香や八千穂の駅の小海線 ほの香
左肩に見やれば目玉鬼やんま ほの香
※秋蚕(あきご)=秋に飼う蚕。佐久鯉(さくこい)=佐久の用水路で鯉を飼っていて来客時に卸したりする。営繭(えいけん)=蚕が繭を作り始める時期。左肩はちょっと振り返りにくいw
けいおん・秋山澪さん
笹の葉を澪に流して秋の山 ほの香
小海線・松原湖駅までで旧道の登りは終わり、野辺山まで国道を登りっぱなし。長い。登れば登るで高原のアップダウンのロングライダースw
もう夕方なんですけど。。
ここからは急展開で甲府盆地まで1000mを転がり落ちる
鉄道最標高地点もチラ見で (・∀・;
因縁の日野春駅に登り返し輪行帰宅となりました(キリッ
関連する記録
俺のシルクロードは共にあった★ 利根川水運・中山道ルート 横川(碓氷峠)ー軽井沢ー富岡製糸場ー高崎 2017年07月23日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1205491.html
コメント
この記録に関連する登山ルート
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こんばんわ。
全ルートのマップを見ると大き目の外環道が出来上がっていますね
実にでかいです。
大変お疲れ様でした。
コメントありがとうございます。
野辺山までの登りは長くて国道沿いですが
千曲川右岸の小海線はいい。駿豆線といい勝負ですね。
※まだ見ぬ身延線ともいい勝負か?
土曜出勤で”日曜趣味”、月曜出勤は特殊らしいです。
おいらの場合は休日に趣味をしないと窒息しますw
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