高山病八合目敗退〜ファミリー登山・吉田ルート富士山

2011年08月04日(木) ~ 2011年08月05日(金)

• GPS: 25:30
• 距離: 12.8km
• 登り: 903m
• 下り: 896m

コースタイム

【1日目】7:45五合目手前路傍駐車場-8:20富士スバルライン五合目9:15-10:15六合目10:35-12:40七合目13:10-15:35八合目(「太子館」宿泊)
【2日目】5:00八合目-(エスケープルート経由)6:50七合目公衆トイレ7:15-7:55六合目-8:35富士スバルライン五合目9:00-9:15五合目手前路傍駐車場

天候

(8/4)1日目・・・霧/晴れ
(8/5)2日目・・・雨/晴れ/霧

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

特に危険箇所はなし
七合目あたりまでハエなどの虫が多い

写真

8/3 15:10

【バックパックの中身】
衣類(ダウン・フリース・下着・シャツ・レインウェア)、ネックウォーマー、手袋、速乾タオル、ゲイター、帽子、サングラス、ヘッドランプ、救急袋、マスク、酸素缶、水、アミノ酸ドリンク・粉末、トレイルミックス、昼食(パン)、魚肉ソーセージ、ゼリードリンク、一口羊羹、チョコ、飴

子供の衣類もほぼこの構成でした

8/4 8:33

今回のトレイルミックスは・・・

チーズプレッツェル、レモングミ、ドライマンゴー、ドライバナナ
ナッツ系はあんまり好きじゃないので;;;

翌日からマイカー規制が始まる前日です

朝7時半過ぎなのに・・・五合目Pより2km手前の路傍Pに誘導されてしまいました
ホントは係の人に「待つから五合目Pまで行かせてほしい」と言ったほうが正解デスね

8/4 9:19

結局そこからスタートとなり、五合目Pのベンチで体を慣らすため休憩して登山開始です
着いたときは青空でしたが、すっかりガスってます。。。

8/4 9:26

もわんとしてます

8/4 10:02

チームヘタレちゃんもしっかり!

と言いたいところですが、今日はヘタレ2号(娘)がスタートから全開でヘタレモード。。。

8/4 10:23

10m置きに休み休みしながらも六合目まで1時間で到着☆
あれ?ほぼ標準タイム?

なんだ頂上スグそこじゃんとこの時点では余裕こいてました

気合いの?記念撮影
この日用に色違いの揃いのTシャツを買いました
(まぁイベントなので盛り上がろうかと)

ちなみに上はロングTに重ね着、下はタイツにコンバチパンツ(親父だけ短パン仕様で)
今日は寒くなったらフリース重ねようという寸法です

8/4 10:26

ワタシが富士山登るのは18年ぶり

当時はこんなに虫いたかなぁ?ってくらい、ハエやコガネムシ?などがブンブンしてます
で、あんたもデスか!?

8/4 11:43

六合目からは天気もよくなり・・・下の雲もだいぶとれてきました

8/4 12:36

七合目手前からこんな岩登りが始まります

8/5 15:31

どうもスタートからヘタレてた娘は、どうも普段から「口呼吸」をしちゃってるようで・・・へんなとこ現代っ子
そのため呼吸が浅く、すぐ心臓がバクバクなるみたいです
六合目から傾斜が急になるにつれてすぐ息が上がり休憩を繰り返し・・・時間も六-七合目間は標準の2倍かかりました

実は18年前に登ったとき、予防で山小屋で買った酸素缶が未使用で家に残してあったので、持ってきてました
(酸素自体は経年で変化することはなく、缶が錆びたりしてなければ平気とのこと)

この様子じゃ1缶じゃ足りないと思い、今回も購入
あれ?プラマークやバーコード入った以外はデザイン変わらずです(笑)

8/4 13:08

六合目がだいぶ下に

8/4 13:11

七合目からは更にガレ場が急になります

六-七合目の途中から娘はバックパックも持たずに・・・

8/4 13:35

父親のお腹に(笑)

8/4 13:35

もはやジャングルジム感覚☆

8/4 13:58

いちおうクサリ場もありますね
(というか迷子防止の道案内ですかね?)

8/4 14:00

吉田大沢
ここスキーで滑る気持ちがどうしてもわかりません(笑)
ってかそれができる時期に登ろうとする気の方ですかね

8/4 14:15

の下側
(でも確かに楽しそうではある・・・爆)

8/4 14:53

溶岩のガレ場は続きます

8/4 15:16

ようやく今日の宿が見えてきましたよ☆
ヘタレ2号にも俄然気力が♪

8/4 15:33

ふーふー;;;

到着♪
しかし・・・お宿ですでにアルプスの高山の山頂レベルの標高ですか・・・さすが富士山

8/4 16:18

夕食は永遠のワンパターン+αです
もちょっとカレー入れてぇ;;;具も;;;

8/4 16:28

と思いながらも、おひつの中までペロリです☆
ごちそうさまでした

8/4 17:16

17時過ぎの外の景色
すっかり雲が一面に

18時頃からは強い雨が;;;
明日は雨予報ですか;;;

8/4 19:06

ここは布団の代わりにシュラフというお宿(しかもマムート製!)
大部屋ですが仕切りもぶら下げてくれるので、一応プライバシーはなんとか

カミさん側の隣りは女子大生2人組O(≧▽≦)O♪
ワタシの隣りはいびきがうるさいオヤジ|||(-_-;)||||||

8/4 19:27

19時半頃の小屋の前
日帰り組が早くも
でもこの雨と風でつらそう。。。

8/5 0:00

ワタシは慣れない環境でなかなか寝れません
深夜0時頃

この雨、時にザーっと強く降ります
子供連れもいたりで、、、

8/5 0:02

下に目をやるとヘドランプの灯りの筋が

もはやどっかの宗教の苦行みたいです

8/5 4:23

もともと小屋前でご来光を拝み、頂上を目指すプランでした
出発前にトイレに行くときは星もキレイに出てて、万が一の期待を持ち小屋を出ようとする頃にはまた雨。。。

8/5 4:36

頂上を目指して4時半前に小屋を出発
ところが登り始めた途端に息が苦しいとのこと
様子が昨日よりひどい感じで、吐き気も・・・
これはゆっくり行ってもムリと判断
本人も下りたいとのことで、ここで引き返すことにしました

日の出時間になりましたが、空はこの様子ですし。。。

8/5 5:00

昨日は近くに見えた頂上が遠く感じますね(笑)

8/5 5:06

ちょうど小屋横からエスケープルートが出てるので、下山道に向かいます

今日はツアー客もけっこうな数が断念してるみたいです
まぁこの天気ですしねぇ

8/5 5:28

下山道に合流し、九十九折をいくつか下りたトコで雲の間に切れ目が☆

8/5 5:30

やがてそれは大きくなり☆☆

8/5 5:33

いつの間にか雨も止み♪
上のほうも雲が切れてきて・・・

8/5 5:31

思わず逆光上等で撮影もしてもらい♪

8/5 5:34

ついに奇跡の1枚が撮れました＼( ￣▽￣)/☆☆☆

日の出から約1時間経過してますが、いいんです♪
これも富士のご来光

8/5 5:36

この雲海とのコントラストがなんとも♪

8/5 5:41

雲の絨毯が幾重にも

8/5 5:47

そして上は雲もなく
雨の中登った人たちにもこれはご褒美ですね

8/5 6:20

まるで地面から雲が湧き出すようです☆

8/5 7:46

その後六合目で登山道と合流

そのあたりから雲にのまれ、雨も。。。
なんとも山らしいダイナミックな天気の変化です(笑)
結局この道は行き帰りともに景色わかりませんでした

めんどくさがり屋のワタシはレインウェアもしまったまま
下山記念のポーズ☆

八合目で断念でしたが体調はしゃーないです
ヘタレちゃんよく頑張りました☆

撮影機器：

DSC-WX1 SONY

感想

macha76

カミさんと小学5年の娘とのファミリー富士登山

18年前に当時の勤務先の添乗で無理矢理登らされた富士山
当時は山に興味もなく、靴だけトレッキング用を新調しありきたりのカッコで登りました
ところが頂上で見るご来光や周りの景色の凄さに「いつか家族ができたら一緒に登ろう」と心に決めて早幾年・・・
一昨年、今年の夏にしようと決めて、昨年からボチボチ連れ出して山に慣れさせ、人気の宿もGW明けに予約

天気予報はビミョーでしたが、今年の我が家のメインイベントですから元気に行こう!と決行です

結果は・・・これも高山病なんですかね
もともと深呼吸が苦手な口呼吸派の娘が、薄くなった空気で動悸が激しくなったり、気持ち悪くなったり
本人なりに迷惑かけたくない気持ちで頑張ってみたのですが、2日目の八合目以降は無理な様子で、八合目で引き返すことになりました
酸素顆粒や酸素缶も一次しのぎにしかならないので、症状出ると標高下げる以外選択肢ないのも事実
宿泊の山小屋でも何人かの子供が夜吐いてましたね・・・特に子連れ登山はコレをどうクリアするかが成功のキモかなと再認識です

それでも“時間差の”ご来光を拝めたり、山小屋泊まったり、十分富士山を満喫できたようです
「また行くか?」の問いには「もういい」とのことでしたので(_□_;)!!
次は大人になってから山頂リベンジかな?(笑)

コースタイムは“ヘタレ”な子供連れの目安にちょうどいいと思います(爆)

あ、今回風雨に見舞われたことで余計に専用ウェアやギアの大切さを感じました
こういった装備差が特に悪天候では、快適さや安全性に大きく関わるかと
富士山はどうしても「ヤマは一度きり」の人も多く、そのためだけに高価な専用品を買い揃えるのは無理があるのもわかります
でも今日のような天候ではサスガに傍から見ても「大丈夫かぁ?」という方々が・・・
難しいとこですね