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Yamareco

記録ID: 1257638
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無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

富士山(大沢崩れ〜吉田口登山道)

2017年09月14日(木) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
11:45
距離
16.0km
登り
1,830m
下り
1,828m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
11:17
休憩
0:22
合計
11:39
距離 16.0km 登り 1,837m 下り 1,839m
7:02
24
7:26
7:27
83
8:50
8:51
10
9:01
14
9:15
25
9:40
13
9:53
310
15:03
8
15:11
15:12
5
15:17
15:22
9
15:31
17
16:20
16:34
9
16:43
41
17:41
20
18:41
御庭駐車場 0645-0700
御中道 0716
二番沢 0831-44
大沢休泊所 0903
高度計読み2500 0937-49
高度計読み2800 1041-52
高度計読み3030 1142-55
高度計読み3240 1246-59
高度計読み3490 1359-1413
富士山お鉢 1503
吉田口山頂 1518-28
吉田口8合目 1600
吉田口7合3勺 1635-44
吉田口6合目 1724
泉滝 1740-46
スバルライン五合目1759
御庭駐車場 1833-48
天候 晴れ。16時頃のみ一時霧。気温低め。山頂付近で風強い
過去天気図(気象庁) 2017年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
御庭へ最も近いと表示されていた駐車場を利用
コース状況/
危険箇所等
登路は一般登山道ではありません。昭文社で点線ルートだったのはやはり過去の話で、現在は点線ルートには達しないレベルと思います。
大沢崩右岸を通してみると、今回のコースは御中道以下より2ランク位上に感じました。
ルートログは10:22以降はスマホGPSログ(記録の飛びあり)。それ以前は手入力です。
御庭より
白峰三山から塩見あたりまで
白峰三山から塩見あたりまで
白峰三山
山頂方向
オヤマソバ
南ア南部
ここから入るが、しばらくはわずか下に林道が並行する
ここから入るが、しばらくはわずか下に林道が並行する
最初小屋の撤収関係と思ったが大沢崩れの砂防工事の資材輸送らしい
最初小屋の撤収関係と思ったが大沢崩れの砂防工事の資材輸送らしい
滑沢の横断は思いのほか容易
滑沢の横断は思いのほか容易
南ア南部、ガスが上がってくる
南ア南部、ガスが上がってくる
この先は若干注意が必要。
この先は若干注意が必要。
仏石流し。登り方向には迷い道。下流で底に降りて底を少し上流に歩き、左岸を登ると元々の登山道に丁度出た。
1
仏石流し。登り方向には迷い道。下流で底に降りて底を少し上流に歩き、左岸を登ると元々の登山道に丁度出た。
ホタルブクロ
休泊所の一段下に工事用バイオトイレ
休泊所の一段下に工事用バイオトイレ
工事関係の掲示
雨量観測所。発々で動かしている
雨量観測所。発々で動かしている
これが観測用ます?
これが観測用ます?
左岸側は裸地
溶岩流が数メートルの層になっている
溶岩流が数メートルの層になっている
この辺りから上では10分に一回くらいはなにがしかの崩壊が
あるが左岸側が多い
この辺りから上では10分に一回くらいはなにがしかの崩壊が
あるが左岸側が多い
森林限界
この斜度でのクズクズ斜面は登りにくい
この斜度でのクズクズ斜面は登りにくい
溶岩層は右手下から崩壊していきます
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溶岩層は右手下から崩壊していきます
右の岩盤を登ってきたが、最後のギャップが降りられず、戻って登りなおした
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右の岩盤を登ってきたが、最後のギャップが降りられず、戻って登りなおした
北岳の高度を越えたあたり
北岳の高度を越えたあたり
何とも圧巻な眺め。(このピークは巻いた)
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何とも圧巻な眺め。(このピークは巻いた)
この辺が大沢崩れの最上部になる
この辺が大沢崩れの最上部になる
直登して行き詰まるのを警戒し、ザレは危ないけど
横断して左へ行く
2
直登して行き詰まるのを警戒し、ザレは危ないけど
横断して左へ行く
時間が遅いので剣ヶ峰は割愛します
時間が遅いので剣ヶ峰は割愛します
手がかじかむほど風が強い。あと少しでお鉢。
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手がかじかむほど風が強い。あと少しでお鉢。
やれやれ
南ア方面。ほとんど隠れる
南ア方面。ほとんど隠れる
お鉢の西側は26年ぶり位か
お鉢の西側は26年ぶり位か
吉田口山頂ですが、ここを厳重に閉める意味は分かりませんね。
山頂でミイラになれとでも?
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吉田口山頂ですが、ここを厳重に閉める意味は分かりませんね。
山頂でミイラになれとでも?
責任を取れとは言わないからさ
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責任を取れとは言わないからさ
下りにくいこと一通りでない
下りにくいこと一通りでない
6合目の入口。ここを閉鎖するのは分かる。
夕暮れ時に登ってきた外人グループもいたが大丈夫か?
6合目の入口。ここを閉鎖するのは分かる。
夕暮れ時に登ってきた外人グループもいたが大丈夫か?
台風が数日後に来るときの夕焼けはことのほか美しいというが...
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台風が数日後に来るときの夕焼けはことのほか美しいというが...
赤富士にはならなかった
赤富士にはならなかった
黄昏の空のように変化する...という表現がどこかにあったな
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黄昏の空のように変化する...という表現がどこかにあったな

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 携帯 時計 タオル カメラ

感想

 転付笹山間を終え、次は9/13より、北アで残っている200名山の烏帽子・赤牛の
2山を、3日間で目指そうと考えていた。
 が、どうも乗り気がしない。全般天気に反して北アはいまいち安定していないと
いうMSMの予報もあり、見送る。代わりにと思ったのが山梨県境をつなぐこの
ルート。30年近く前の登山地図を見た時に、大沢崩れ右岸と七太郎尾根が
点線ルートとして示されていたことにも力を得て、計画していた。

 スバルラインの御庭に数ヶ所ある駐車場のうち、御庭へ最も近いと表示されていた
ところに駐車。
 御庭山荘跡からは大沢崩とある標識から入るのだが、しばらくはすぐ下にある
林道とごく接近しているので、そちらに入りかけた。(5月はそちらを通ったと思う)
 この過程で、スマホGPSの不調が判明。5月に右往左往した滑沢の横断があると
いうのに。どうやら富士山西面中腹のような喬木ブッシュのところで動いていると、
測位自体が難しいようだ。記録が飛ぶ話(「バッテリ利用の最適化」から除外して
ないのが原因で、解決済)とはまた別で、こちらは一旦ヘソを曲げると回復が
容易でない。
 しかし、滑沢の横断に関しては、夏を越えたということが大きく、踏跡が割と
明瞭についており、さほど問題ではなかった。
 その先、大沢崩れの工事は5月以降再開されたらしく、休泊所の一段下には
工事用バイオトイレもあったので、勝手ながら利用した。
(早朝、ヘリがしきりに往復しており、最初小屋の撤収関係と思ったが
こちらの資材輸送だった模様)
 大沢休泊所の真後ろの急斜面に踏跡を見つけて登って行くと、発々で動かしている
雨量観測所があった。その後標高2800m位までは人跡鹿跡もあり、休泊所以下の
道とそう差はない感じだったが、森林限界を越えると火山礫の急斜面で歩きにくい。
 スイカの縞みたいに筋状になっている岩盤(溶岩流)の上を登るのがよいのだが、
最大傾斜に沿う溶岩流の向きに対して斜め右から大沢崩れが食い込んで来るので、
登るにしたがって岩盤が痩せてきて、ついにはなくなるパターンが多い。
 標高3000mあたりでルート選択をミスって転倒して擦り傷を負い、3030mあたり
では、岩盤が途切れた所にギャップがあって下りられず、折角の獲得標高を返上して
登り返すという憂き目を見た。
(この岩盤には古い目印があったのだが、その後の浸食で通れなくなったと思われる)
 これに懲り、早めに左側の岩盤に移ることを心がける。擦り傷で出血していたまま
登っていたら、追いついてきた方に絆創膏をいただいた。
 この方はあっという間に追い抜いて行ったが、こちらは一時間に200mちょっと
しか登れない。14時過ぎ山頂着が予定だったが、15時までには着きそうもない。
七太郎尾根はやめにして、吉田道を下ることにする。ヘッドランプでも何とかなる
だろうし、ここで打ち切って戻るよりも安全だろう。
 ヘッドランプを忘れていないことを確認しておく。

 手がかじかむほど風が強くなったことにも助けられ、15時にお鉢。剣ヶ峰には
立ち寄らず。吉田口8合目までは難なく着いたが、ここでミス。
 下山道に入るのに気付かずに登山道に入ってしまった。以前、御殿場口の下山道を
登りに使っていた人が居たのには仰天したが、ここを下りに使った経験のある人も
そんなにはいないと思う(この日は他にもいたけど)。
 この登山道がまた、下りにくいこと一通りでなかった。30分ちょっとで音をあげ、
7合目でロープを跨いで、ブル道を使うことにした。

 スバルライン5合目に着いたのがちょうど日没時。
 台風が数日後に来るときの夕焼けはことのほか美しいという(by 飯田睦治郎)が、
本当に見事な夕焼けだった。夕焼けを見れたのは良かったが、ヘッドランプで
車に戻ったときは当然真っ暗。1時間早く出発すべきだった。

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