甲斐駒ケ岳(北沢峠→黒戸尾根)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,150m
- 下り
- 2,411m
コースタイム
8/6(土)04:00甲府 → バス2本 → 07:15/07:50北沢峠 → 08:30仙水峠 → 10:00駒津峰 → 11:30摩利支天 → 12:30甲斐駒山頂 → 14:40七丈小屋
8/7(日)5:50七丈小屋 → 9:25竹宇駒ケ岳神社 → 10:00/11:30尾白の湯 → 12:00/14:22道の駅はくしゅう → バス →15:00韮崎駅
天候 | 8/6:晴れ→雨 8/7:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
■8/5(金):前夜
友人と大酒を飲んだ後、一人終電の特急かいじで甲府へ。
00:40甲府着、04:00発のバスまで、駅前で仮眠などして過ごした。
■8/6(土):1日目
03:30広河原行きバス停に行くと既に40人以上の列が。まだまだ列は伸びて、結局バスは3台出た。
2台目に乗り広河原へ。バスを乗り継いで07:15北沢峠着。
北沢峠はガスっていて小雨が降っている。テンション駄々下がりでグダグダ準備して07:50出発。
歩き出して10分程で雨は止んだが、二日酔いで全くペースが上がらない。
仙水小屋を通過してしばらくすると傾斜が緩くなり、明るい林の中を気持ちよく歩く。10分程歩くと林が切れ、目の前に岩屑の斜面が現れる。白鳳峠などと酷似した光景だ。周氷河作用の一環だったかと思う。岩の上を歩いて20分程で仙水峠へ着いた。
仙水峠に着いた頃には晴れ間が出ていた。堂々とした摩利支天の眺めがすばらしい。10年前に来たときはガスっていたので初めて見る風景だ。
小休止した後駒津峰へ向けて登る。樹林の急登が二日酔いの体にこたえる。
樹林を抜けて涼しい風が吹くようになると、駒津峰へはあと一分張り。近くの同年代の男女グループに抜き津抜かれつスローペースで駒津峰に着いた。
駒津峰には多くの人が休んでいる。北沢峠から双児山経由で登る人が多いのだろう。
エネルギー補給後、六方石へ向けて鞍部へ下りる。このあたりは道幅が細い岩場や鎖があり、若干渋滞しているところもあった。
二日酔いと戦いながら歩き続けると摩利支天との分岐に着いた。せっかくだから寄ってみよう。分岐点にザックをデポして向かう。摩利支天へは、ロープが張られた白い砂礫の道をトラバースしていく。白い道なので天気が悪いと迷ったり踏み外したりしそうだ。
10分程で摩利支天山頂へ。石像が鎮座された信仰の頂だ。最盛期の登山道から離れ静寂な光景だった。
分岐へ戻り、山頂まで頑張る。それにしても、時間かかりすぎだ。昨日調子こいて飲みすぎた。プレミアムモルツ1杯250円のキャンペーンなんてやってるから悪いんだ。そんなことを考えつつ、ようやく山頂へ。コースタイムより長い4時間半くらいかけてようやく山頂に着いた。
山頂でエネルギー補給していると、雨が降り出した。早めに下るか、と出発したが、道が良くわからない。果たして山頂から尾根伝いに来た道のほうに戻り、左手側に降りるというルートだった。
雨がそこそこ降り、人がほとんどいない道を七丈小屋に向かう。甲斐駒周辺は南アでも特異な花崗岩地帯なので風化しやすい地質だが、黒戸尾根側は北沢峠方面より岩が脆く感じた。
雨ですべりやすい上に急斜面で、脆い浮石が多い。足元が崩れてこぶし程度の落石を起こしたが、周りに人はおらず事なきを得た。
途中、岩場で膝を強打したりして、コースタイム程度で七丈小屋へ。テントは既に5張りあった。砂礫のテント場は快適だが、ペグが素手で押し込めるほどやわらかく、強風の時には心もとない感じであった。
テントを立てて滑り込むと、雷雨になった。風はないが強雨が夜半まで続いた。
■8/7(日):2日目
5時過ぎに起床し、だらだらとテント撤収。今日は下るだけだ。
途中、鎖やはしごが結構あるが、そういう場所は大抵かたまって出てくる。ハシゴが何箇所か続くと、緩やかになり、やがてハシゴが出ると、それが連続した後、また緩やかになる。
距離が長い尾根なので、体力的にも技術的にも初心者向けではない。ここを日帰りで往復する人がいるが、結構体力ないときついだろうなと感じた。ちなみに、刃渡りは高度感あるが、ウェットコンディションでもない限り心配いらない。
下るだけだし、一人なので、休みを入れずにどんどん下る。やがて気温が高くなってきて、麓が近いことがわかった。下のほうは、岩がかなり苔むしている。もともと南アルプスは降水量の多いところだが、この辺りはとりわけ多いのかもしれない。さすが有名メーカーのミネラルウォーター採水地である。
それにしても長い尾根だった。七丈小屋から途中休憩1回で3時間半もかかった。
下山後、竹宇駒ケ岳神社の観光客に混じりながら山を後にし、べるがの湯へ向かった。
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