西吾妻山 天元台より西大巓ピストン【吾妻連峰2日目】
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- GPS
- 05:16
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 671m
- 下り
- 643m
コースタイム
- 山行
- 4:10
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 5:15
天候 | 快晴(雲は多めだがよく流れた) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
(片道1,900円 リフト最終16時 片道40分) |
コース状況/ 危険箇所等 |
・リフト頂上〜人形石 リフトを降りると直ぐに登山道入口があり、かもしか展望台方面との分岐がある。どちらを選んでも道は合流する。人形石への道は左に。 泥濘と濡れた石の樹林を進むが直ぐに森林限界で木々は低くなり明るくなる。 人形石は巨大な岩が並ぶ眺めの良い広場。 吾妻連峰の縦走路が遠く浄土平まで眺められる。 危険箇所無し ・人形石〜梵天岩 眺めの良い木道が続く。 池塘の点在する湿原を抜けると大凹の水場があるが、これは性質が保証されてい無いので自己責任で利用。 ここから傾斜が急になり、足元も大きな岩の樹林に。 しかしまた直ぐに木道に戻り、それが梵天岩手前まで続く。 危険箇所無し ・梵天岩〜天狗岩〜西吾妻山頂 梵天岩を巻く様に道がつけられているが、天気が良いなら寄り道をすれば絶景が楽しめる。 梵天岩を過ぎて少し進むと天狗岩と神社のあるガレの広場。此処は西吾妻山山頂と西吾妻小屋への分岐になっている。 山頂への道はやはり木道が整備され、森林限界の背丈の低い木々の間を行く。 やがて登りが始まるが長くはなく、呆気なく展望の無い山頂に着く。 危険箇所無し ・西吾妻山〜西吾妻小屋〜西大巓 山頂から避難小屋へは直ぐに着く。 小屋内にトイレがあるので利用しよう。 小屋前は天狗岩方面と西大巓への分岐になっている。 西大巓までは約1時間。途中急な場所もあるが、安達太良山や磐梯山も見える眺めの良い道。 危険箇所無し ・西吾妻小屋〜天狗岩〜かもしか展望台〜リフト頂上 西吾妻小屋を天狗岩へと進むと神社の前に出る。 来た道を戻り、今度はかもしか展望台方面へ。 こちらも木道が整備され特に危ない場所は無い。 (展望台からリフトへの下りの樹林の道は少し滑りやすいかもしれ無い) |
その他周辺情報 | 湯郷 布森山(休日700円 21時まで) |
写真
なんかついていくつもりで急かしてしまっていたようだ。申し訳ない。
しかもここで昨日東吾妻山で挨拶した男性とも再会。
すごい偶然もあったものだ
感想
前日土曜悪天候の中の東吾妻山のリベンジを!と意気込んで朝7時に猪苗代の宿を出発。
始発の8時半のロープウェイに乗ろうと天元台のロープウェイへ向かうが、なんと今日は始発8時から運行しており、駐車場もすでに満車で臨時スペースへ誘導される。
こんなに天気が良いなら仕方ないかもしれない。期待が高まろうというもの。
よく調べないで来たが、ロープウェイと3つのリフトを乗り継ぐと片道1,900円。結構お高い。
下山は歩いて降りる予定なので片道だけ切符を購入し8:20の便に乗り込む。
ロープウェイとリフトを乗り継いでもリフト頂上まで40分もかかるという。
実際3つのリフトは全て行列が出来ており、天元台高原でトイレ休憩などをしていたら登山口についたのは1時間後になっていた。
■人形石まで
リフト頂上にはすでに50人近い登山者がおり、どうもツアー登山グループが3つもかち合った結果らしい。
これはヤバイ、とグループより先に出発し人形石を目指す。
雲は多めだが空はどこまでも快晴でずーっと青空。
上り始めは樹林だったが森林限界が近い為すぐに木々の背は低くなり、明るい森林の中を始まったばかりの紅葉を楽しみながら歩く。地面は水溜りや泥濘が多いが昨日ほどではない。
程なく人形石に到着。巨岩が立ち並ぶ眺めのいい広場だ。
昨日は視界が無かったが、今日は浄土平方面は良く見える。一切経山も東吾妻山も視認出来た。
計画だけに終わった東から西への吾妻連峰縦走路も全てぐるっと見えていた(と思う)。
ここでしばらく景色を堪能した。
■梵天岩まで
目的の西吾妻山らしきなだらかな丸い山を遠くに見ながら歩き始めると、すぐに木道がずっと彼方まで繋がっているのが見えた。
気持ちよい天気の中高層湿原の景色を楽しむ。池塘がそこかしこにあり青空を映している。
大凹の水場の手前でツアー登山の集団を追い抜いて急な登りに突入する。
急な区間は短いので勢いで突破したが、結構息を切らしてしまった。
その後はまた雄大な景色を眺めながら木道を行く。
遠くに人がたくさん集まっている岩場が見えきた。下から見たとき山頂かと思っていたが、あれは梵天岩のようだ。ここで休憩することにしよう。
梵天岩からはまさに吾妻連峰の絶景が堪能できる。360度の大展望。
山頂は眺望が無いらしいのでここで景色を楽しむのが良いだろう。
■西吾妻山山頂
山頂へ向かう途中、急坂で追い抜いた男性が追いついてきた。少し話すと地元の方で、今日の朝5時15分に出発し、浄土平からずっと縦走してきたと言う。
6時間ほどでここまでたどり着いた計算になる。通常より2時間ほど早いペースだろうか。かなりの健脚で驚く。
聞けば吾妻連峰はホームの山で数え切れないほど登っているという。
森林限界の低い樹木がまばらに並ぶなだらかな斜面に赤や黄色に染まった葉が彩りを添える中、男性と雑談しながら歩くと山頂へはすぐについてしまった。
しかも眺望も一切無い為山頂に来た感慨を味わう暇も無い。地味な山頂だ。
写真などを撮ってもらいながら話していると、これも何かの縁と途中の西大巓迄一緒に行くことになった。
途中避難小屋でトイレを借りて、西大巓へ歩を進める。
男性にとっては長い縦走路の最後の登りだが、自分は大して歩いていないのでまだ元気いっぱいだ。
■西大巓
西大巓までは50分程で其れ程の距離では無い。
磐梯山等南の展望が良いのでおすすめと言われていたので今回の予定に組み入れていたのだが、丁度西大巓に向かうタイミングで磐梯山方面は雲に覆われてしまった。
男性のペースが早いのでこちらも後ろから早足で歩き続けたのだが、男性的にはこちらに急かされた形になっていたようで、途中少し休憩しようと言われてしまう。済まないことをした。
また小休止中に昨日東吾妻山で挨拶した男性と再会したのも驚きだった。
西大巓で男性と別れ昼休憩。こちらの山頂も結構賑わっていた。
昼を終え西吾妻山方面に戻る途中、安達太良山や磐梯山も雲から顔を出してくれた。
◾️かもしか展望台経由でリフト頂上まで
帰りは小屋〜天狗岩〜かもしか展望台のルートをとる。
行きと違い大凹の水場までほとんど人と会わず静かな道になっていたためのんびり景色を堪能出来た。
水場で再びツアー登山グループを追い抜き、分岐は人形石とは逆のかもしか展望台へ。
かもしか展望台では天元台高原の職員の方の話を聞けた。
東大巓方面も紅葉が進んでおり美しいとか。
展望台からはリフトまで其れ程距離は無く直ぐに着いた。
帰路の時間の不安から結局下りもリフトを使ったため出費も割高になってしまったのが痛い。
西吾妻山はデコ平からも天元台高原からもロープウェイで気軽に絶景を堪能しに行ける良い山だ。
浄土平からの縦走は交通の便的にキツイがいつか歩いてみたいコース。
まずは一切経山のリベンジに行かなくては。
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