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Yamareco

記録ID: 1268077
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白山

火の御子峰(国内最難関峰の一つ)

2017年09月24日(日) [日帰り]
 - 拍手
YSHR その他1人
GPS
--:--
距離
22.0km
登り
2,601m
下り
2,604m

コースタイム

日帰り
山行
15:06
休憩
2:53
合計
17:59
23:36
0
市ノ瀬
0:21
0:35
76
1:51
1:55
68
3:03
3:10
71
4:21
4:22
173
7:15
7:30
100
地獄谷 1750m
9:10
9:15
25
地獄尾根稜線鞍部1940m
9:40
10:30
68
火の御子峰直下1950m
11:38
11:50
132
地獄谷1750m
14:02
14:20
32
楽々新道合流
14:52
15:00
3
15:03
15:20
68
16:28
16:40
70
17:50
18:00
20
18:20
ゴール地点
23.36 750m 市ノ瀬発
0.21 1270m 別当出合発
1.51 2005m 甚の助小屋
3.03 2455m 室堂
4.21 2450m 御手水鉢
7.15 1750m 地獄谷
9.40 1950m 火の御子峰直下
10.30 1950m 火の御子峰直下下山開始
11.38 1750m 地獄谷
14.02 2350m 楽々新道登山道
14.52 2557m 七倉山
15.03 2450m 御手水鉢
16.28 2455m 室堂
17.10 2005m 甚の助小屋
17.50 1270m 別当出合
18.20 750m 市ノ瀬
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2017年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
コース状況/
危険箇所等
地獄谷は崩壊雪渓多し
地獄尾根はボロボロのナイフリッジ多し
地獄谷から地獄尾根に至るルンゼも岩は脆い、そのまま詰めると上部で進退窮まる
交通規制の週末は市ノ瀬から重荷を背負ってチャリで別当出合に向かう。すでに足はかなり疲労
2017年09月24日 18:03撮影 by  iPhone 7, Apple
3
9/24 18:03
交通規制の週末は市ノ瀬から重荷を背負ってチャリで別当出合に向かう。すでに足はかなり疲労
スタートから夜が明けるまで6時間は闇の行動であった。御手水鉢付近から崖マークを下降して地獄谷を目指す。暗闇の崖は心臓に悪かった。
2017年09月24日 04:28撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4
9/24 4:28
スタートから夜が明けるまで6時間は闇の行動であった。御手水鉢付近から崖マークを下降して地獄谷を目指す。暗闇の崖は心臓に悪かった。
ようやく5時半頃白んできた。暗がりの中から眼前にうっすら目指す火の御子峰が見えた。モチ沸騰!
2017年09月24日 05:22撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
9
9/24 5:22
ようやく5時半頃白んできた。暗がりの中から眼前にうっすら目指す火の御子峰が見えた。モチ沸騰!
地獄尾根の向こうには雲海が広がり剱岳から立山連峰の山並みがマンダムだった
2017年09月24日 05:22撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
14
9/24 5:22
地獄尾根の向こうには雲海が広がり剱岳から立山連峰の山並みがマンダムだった
七倉山を源頭にする沢を下る。徐々に水は増えて沢下降になった。
2017年09月24日 05:54撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
7
9/24 5:54
七倉山を源頭にする沢を下る。徐々に水は増えて沢下降になった。
沢の下部では崩壊雪渓が現れた。
2017年09月24日 06:15撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
3
9/24 6:15
沢の下部では崩壊雪渓が現れた。
自然の造形と言えばそれまでだがすざまじい
2017年09月24日 06:20撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 6:20
自然の造形と言えばそれまでだがすざまじい
空も青くなり火の御子峰のシルエットが秋空に浮かんだ
2017年09月24日 06:32撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
10
9/24 6:32
空も青くなり火の御子峰のシルエットが秋空に浮かんだ
目指す峰の最初の関門、さすがに下を潜る勇気はなかった
2017年09月24日 06:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
5
9/24 6:29
目指す峰の最初の関門、さすがに下を潜る勇気はなかった
ブリッジを越えて振り返る。凄し!
2017年09月24日 06:36撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
10
9/24 6:36
ブリッジを越えて振り返る。凄し!
秋の空に稜線が輝き始めた
2017年09月24日 06:42撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 6:42
秋の空に稜線が輝き始めた
地獄谷手前から雪渓歩きとなった
2017年09月24日 06:57撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
5
9/24 6:57
地獄谷手前から雪渓歩きとなった
目指す頂が近づいてきた
2017年09月24日 06:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
5
9/24 6:45
目指す頂が近づいてきた
火の御子峰は下から見上げてこそ価値がある
2017年09月24日 07:09撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 7:09
火の御子峰は下から見上げてこそ価値がある
地獄尾根に登り上げるルンゼに突入
2017年09月24日 07:24撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
5
9/24 7:24
地獄尾根に登り上げるルンゼに突入
脆い岩で掴んだ岩が剥がれて何度も冷や汗をかいた
2017年09月24日 07:40撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 7:40
脆い岩で掴んだ岩が剥がれて何度も冷や汗をかいた
ルンゼは狭く落石にはかなり警戒して進む
2017年09月24日 07:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
5
9/24 7:49
ルンゼは狭く落石にはかなり警戒して進む
際どいルンゼは上部に登るにつれ斜度は増す
2017年09月24日 08:17撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
15
9/24 8:17
際どいルンゼは上部に登るにつれ斜度は増す
稜線まで標高差50mで斜度が増し進退窮まる。岩が全て脆くてハーケンは打てそうもなかった
2017年09月24日 08:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
7
9/24 8:39
稜線まで標高差50mで斜度が増し進退窮まる。岩が全て脆くてハーケンは打てそうもなかった
僕が一旦下降して弱点を探る。子尾根を乗り越して隣の緩いルンゼに懸垂下降して降りた
2017年09月24日 09:03撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
5
9/24 9:03
僕が一旦下降して弱点を探る。子尾根を乗り越して隣の緩いルンゼに懸垂下降して降りた
二番手の僕も懸垂下降、山並みを背景にシルエット
2017年09月24日 09:04撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
22
9/24 9:04
二番手の僕も懸垂下降、山並みを背景にシルエット
ルンゼからは楽々新道の稜線が見える
2017年09月24日 09:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 9:11
ルンゼからは楽々新道の稜線が見える
なんとか稜線を詰めて地獄尾根に行けそうだ
2017年09月24日 09:11撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4
9/24 9:11
なんとか稜線を詰めて地獄尾根に行けそうだ
やった、地獄尾根に這い上がった
2017年09月24日 09:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 9:18
やった、地獄尾根に這い上がった
鞍部から振り返ればまさに地獄尾根
2017年09月24日 09:18撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 9:18
鞍部から振り返ればまさに地獄尾根
地獄尾根を進むなにわ君
2017年09月24日 09:49撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 9:49
地獄尾根を進むなにわ君
鞍部からボロボロの地獄尾根を奥に見えるピークを目指す
2017年09月24日 09:22撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 9:22
鞍部からボロボロの地獄尾根を奥に見えるピークを目指す
なにわ君先頭にさらに突き進む
2017年09月24日 09:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 9:29
なにわ君先頭にさらに突き進む
進んだ先でなにわ君進退極まり僕が変わってルートを切り開く、写真右が地獄谷、左が仙人谷、絶壁を見下ろしながらの地獄尾根
2017年09月24日 09:55撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 9:55
進んだ先でなにわ君進退極まり僕が変わってルートを切り開く、写真右が地獄谷、左が仙人谷、絶壁を見下ろしながらの地獄尾根
このボロボロのポコでなにわ君進退窮まったが固定ロープをポコに輪を掛けてなんとか突破
2017年09月24日 09:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
9
9/24 9:45
このボロボロのポコでなにわ君進退窮まったが固定ロープをポコに輪を掛けてなんとか突破
次のボロ壁でついに僕も進退窮まる。ハーケンは脆くて打てないしどこもボロボロで支点も取れず、フリーで行けば岩が剥がれて地獄へ行きそう
2017年09月24日 09:42撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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9/24 9:42
次のボロ壁でついに僕も進退窮まる。ハーケンは脆くて打てないしどこもボロボロで支点も取れず、フリーで行けば岩が剥がれて地獄へ行きそう
すぐそこにピークが見えるが、残り標高差30m、距離80mで敗退を決めた。一か八かは山ではご法度だ。
2017年09月24日 10:01撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 10:01
すぐそこにピークが見えるが、残り標高差30m、距離80mで敗退を決めた。一か八かは山ではご法度だ。
帰りの地獄尾根は馬乗りになって、ボロボロ岩が崩れ谷底へ落ちる
2017年09月24日 10:03撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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9/24 10:03
帰りの地獄尾根は馬乗りになって、ボロボロ岩が崩れ谷底へ落ちる
なにわ君も必死に戻る
2017年09月24日 10:04撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 10:04
なにわ君も必死に戻る
鞍部まで降りてあとはルンゼを懸垂の連続で地獄谷まで
2017年09月24日 10:49撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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9/24 10:49
鞍部まで降りてあとはルンゼを懸垂の連続で地獄谷まで
草木は一切なく懸垂の支点に適した岩も少なかった。岩を岩で補強して支点にする
2017年09月24日 11:03撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 11:03
草木は一切なく懸垂の支点に適した岩も少なかった。岩を岩で補強して支点にする
なにわ君の懸垂
2017年09月24日 11:03撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
4
9/24 11:03
なにわ君の懸垂
僕も続く
2017年09月24日 11:02撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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9/24 11:02
僕も続く
ここはうまく支点が取れた
2017年09月24日 11:18撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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ここはうまく支点が取れた
なんとかルンゼを下りきった
2017年09月24日 11:29撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 11:29
なんとかルンゼを下りきった
帰りのルンゼ全景
2017年09月24日 11:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 11:39
帰りのルンゼ全景
雪渓と火の御子峰
2017年09月24日 11:44撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 11:44
雪渓と火の御子峰
地獄谷を引き返す
2017年09月24日 11:45撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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地獄谷を引き返す
やっと安堵して二人で写真を撮る余裕ができた
2017年09月24日 11:43撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 11:43
やっと安堵して二人で写真を撮る余裕ができた
帰りの地獄谷もスリリング
2017年09月24日 11:48撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 11:48
帰りの地獄谷もスリリング
さらば火の御子峰、もう来ることはない
2017年09月24日 11:51撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 11:51
さらば火の御子峰、もう来ることはない
御子のアップ、右の小鞍部が敗退地点、鞍部の先の壁が行けなかった
2017年09月24日 12:01撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 12:01
御子のアップ、右の小鞍部が敗退地点、鞍部の先の壁が行けなかった
帰りの崩壊雪渓
2017年09月24日 12:17撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 12:17
帰りの崩壊雪渓
1950mから右手の沢に入り楽々新道を目指す
2017年09月24日 12:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
3
9/24 12:39
1950mから右手の沢に入り楽々新道を目指す
振り返れば地獄尾根
2017年09月24日 13:06撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 13:06
振り返れば地獄尾根
ドンドン沢を詰め楽々新道へ
2017年09月24日 13:19撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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9/24 13:19
ドンドン沢を詰め楽々新道へ
火の御子峰が輝いていた
2017年09月24日 13:38撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 13:38
火の御子峰が輝いていた
登ったルンゼのアップ
2017年09月24日 13:39撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 13:39
登ったルンゼのアップ
御子もかなり下に見えると稜線が近い
2017年09月24日 13:50撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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9/24 13:50
御子もかなり下に見えると稜線が近い
沢を詰め上げたら日本庭園が広がっていた
2017年09月24日 13:58撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 13:58
沢を詰め上げたら日本庭園が広がっていた
素敵な池もあった。楽々新道に合流して七倉山に登り返す
2017年09月24日 13:59撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 13:59
素敵な池もあった。楽々新道に合流して七倉山に登り返す
御手水鉢で大休止
2017年09月24日 15:13撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 15:13
御手水鉢で大休止
大汝峰を振り返る
2017年09月24日 15:52撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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大汝峰を振り返る
御前峰上空にさかな雲が
2017年09月24日 16:08撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 16:08
御前峰上空にさかな雲が
室堂周辺は紅葉のピーク
2017年09月24日 16:15撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 16:15
室堂周辺は紅葉のピーク
白山と紅葉
2017年09月24日 16:21撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 16:21
白山と紅葉
さらば白山
2017年09月24日 16:26撮影 by  Canon PowerShot G7 X Mark II, Canon
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9/24 16:26
さらば白山
弥陀ヶ原も綺麗だった。
2017年09月24日 16:38撮影 by  Canon PowerShot D30, Canon
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9/24 16:38
弥陀ヶ原も綺麗だった。

感想

白山開山1300年の目標、1月からの毎月登頂にも目処が立ち、白山と名の付く最難関峰南白山も踏んだ。最後の目標が国内最難関峰の一つで白山山系にある火の御子峰に登頂することだった。

このピークに立つには地獄尾根を下降すのが一般的だが猛烈な藪とボロボロのナイフリッジで敗退を余儀無くされるケースがほとんど、ワンディでこのピークを落とすには確たる戦略が必要。過去に撮影した写真分析に加え三日前には楽々新道に偵察に出かけて綿密な戦略を練った。ワンデイならこれしかないと言うルートを見つけていざ決戦の日を迎えた。

前日は気が高ぶりほとんど眠れなかったがなにわ君と市ノ瀬チャリ発深夜0時と約束してある。予定より30分早く市ノ瀬をスタートした。週末交通規制のおかげで出だしから余分に脚を使わされた。別当出合まで40分の深夜のヒルクライムを経てようやくスタートライン、重荷に耐えてガシガシ砂防新道を登る。

2時間半で室堂に着いたがまだ3時で真っ暗、しばし休憩して御手水鉢へ、ここもまだ真っ暗で崖マークを下っていく。下りれそうなコース取りは三日前に確認済みなので暗くても安心して下れた。

偵察通り藪もなくドンドン下り七倉山を源頭にする沢に入り込んだところでようやく白んできた。さらにドンドン下り地獄谷を目指す。下りるにつれ水が増え多くの渡渉や際どいヘツリ、崩壊雪渓が出てきた。雪渓を過ぎた直後に雪渓が大音響と共に大崩壊したのには肝を冷やした。

1750mで地獄谷に合流して見上げると火の御子峰が圧倒的な威圧感、この峰は下から見上げてこそ価値がある。目指すルンゼの出合まで到達。行けるかどうか?いや行くしかない!ルンゼは狭く岩も脆くて何度か掴んだ岩が剥がれてやばかった。お互い協力してロープを出しながらルンゼを詰めて少しずつ高度を上げる。鞍部まで残り標高差50mで斜度が増して進退窮まる。一か八か行ってみると言うなにわ君だが落ちたら助からない。岩が脆くて支点も取れないのでフリーでは危険すぎる。制して僕が100mほど下降して弱点を探る。何とか子尾根を乗り越せば緩い右又ルンゼに入れそうだ。際どく子尾根までハンマーで足場を作りながらトラバースした。子尾根から懸垂して右又ルンゼに降りた。

目指す鞍部が下から見えた。何とか這い上がれそうだ。ガシガシ詰めてようやく1940m地獄尾根鞍部に着いた。目指すピーク1980mがすぐそこだ。モチを上げボロボロのナイフリッジを馬乗りになりながら先を目指す。脆い岩が剥がれて左右の谷底へガラガラと何度も落ちて行く。

鞍部からピークまでの三分の一を過ぎた地点でなにわ君がもう進めないと言う。ボロボロのポコの先が下りれない。ここまで来て諦められるわけがない。先頭を代わりポコをハンマーで削ってポコを固定ロープで輪っかにしてこれを手がかりに何とか下りた。しかし眼前に絶望的な光景が、、、10mのボロ壁が立ちはだかった。ハーケンの効かないボロ壁では支点が取れずフリーで登るしかない。多分50%の確率で岩が剥がれて地獄に落ちそう。たくさん持ってきたハーケンだが特注でないと長さが足りない、この先は余りにもリスクが大きすぎる。距離にして80mすぐ先にピークが見えるのだが、、、、、

ピークを目の前にして無念だがここまで全力を尽くしたので悔いは無かった。逆に清々しい思いにもなった。この峰は神の宿る山なのかもしれない。

そう決まればあとは安全に帰還するだけ。ルンゼは懸垂下降の連続で下った。地獄谷まで降り立ってようやく安堵した。あとは時間との戦い、楽々新道に登り上げられそうな沢を地図からチョイスして無事ほぼ藪漕ぎなしで登山道に合流。

七倉山に登り返して室堂までこの辺りは紅葉の盛りで綺麗だった。室堂休憩後はダッシュで別当出合へ、もう薄暗くなっていた。ここからチャリで閑散とした市ノ瀬へ

しめて18時間を超える完全燃焼だった。
今日という日は僕の登山人生の中でも一生忘れることはない強烈な1日になった。

火の御子 万歳!

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コメント

素晴らしき命名
こんばんは、初めまして。
夏に楽々新道から中宮道と歩き、その間の地獄尾根を眺めて、すごいなあと思いました。
まさかあそこを歩くなんて思いもしませんでした。

それにしても誰が名づけたのでしょうか。
地獄尾根、火の御子峰・・・
地図を見て、ワクワクしました。
名前が違ったら、関心持たなかったかも知れません。

それに比べて楽々新道、なんて安易な命名なのかしら。
正直、こんな名前の道は歩きたいとは思いませんでした。(笑)
2017/9/25 22:13
Re: 素晴らしき命名
火の御子峰 こんな素晴らしい名前の山は他にはないのでは?きっと神宿る山なのだと思います。白山の北縦走をを歩く際はこれからも是非とも気にして頂ければ嬉しいです。楽々新道と尾根を挟んで反対の中宮道からもよく見えます。
2017/9/26 6:16
最難関踏破おめでとうございました
先生、おはようございます。
敢えて「踏破」と呼ばせていただきましたがこのルートを薮と沢と雪渓も含めて歩かれるなんて早々できることではありません。
楽々〜中宮を歩きながらかなりの頻度で立ち止まって「センセーいないかなー」と火の御子峰を眺めていました。
多分トータル1時間くらい(笑)
写真も臨場感があってこれだけ間近で火の御子峰の姿を見られる機会もないわけなので貴重な疑似体験をさせてもらいました。
おかげさまで冬に向けてモチベーションアップしてきました。
お疲れ様でした!
2017/9/26 6:36
Re: 最難関踏破おめでとうございました
楽々新道からルンゼにいる僕たちに気が付いてくれるかなと内心期待していました。今回の経験を糧に再戦略を立てて装備を揃えれば次はピークに立てる可能性もありますがこの峰は神宿る峰として僕のハートに刻み付けておきたいと思います。
2017/9/26 7:06
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この記録に関連する登山ルート

技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 白山 [日帰り]
白山(砂防新道〜十二曲り〜御前峰〜エコーライン)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
3/5
キャンプ等、その他 北陸 [2日]
砂防新道〜トンビ岩コース〜お池めぐり
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
5/5
積雪期ピークハント/縦走 白山 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

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