紅葉の中で地図読み練習をしながら-尾瀬・至仏山-
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 855m
- 下り
- 859m
コースタイム
天候 | 晴れ(朝早くは霧) |
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過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
暫く鳩待峠へ行かなかったら、バスやタクシーは山荘の100mほど下に乗り降りの場所ができていて、昔のように山荘の前までは入れないので、バスを降りてから少し登ります。そこにトイレもあります。100円。上の小屋の裏にもあります。これも100円。あとは山の鼻。ここを過ぎると至仏山方面には鳩待峠へ戻ってくるまでありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鳩待峠〜山の鼻:熊の目撃が多いようです。 山の鼻〜至仏山:ここは登専用なので山頂から下ることはできません。鳩待峠からの登山道を上ってきた場合は折りかえさなければなりません。山の鼻から至仏山方面の入口に登山届ポストがあります。暫く湿原の木道を歩き、その後、結構急な登りになります。木道がありますが、結構壊れていて歩きにくいです。蛇紋岩は滑りやすいですが、斜めになっている石の上には足を置かないように慎重に歩けば大丈夫です。登山道にはかなり水が出ていて水の中に足を置かなければならないような場所もありました。高天ヶ原まで登りの連続。鎖場は3か所ありますが、鎖を使わなくても難なく登れます。驚くような急登では無いけれどそこそこの登りがずっと続きます。途中で振り返ると天気がよければ燧ヶ岳や尾瀬ヶ原、会津駒ヶ岳、日光白根山などの山々が美しく広がっています。高天ヶ原は少し傾斜が緩みその後、また木道(壊れていて歩きにくい)を登ります。至仏山山頂は、尾瀬ヶ原は山体に邪魔をされて、見えにくいです。登ってくるときの方がよく見えます。平ヶ岳や新潟の山々は山頂からよく見えます。 至仏山から小至仏山:一度下って小ピークを登り返し、さらに下って小至仏山の登りに入ります。紅葉がとってもきれいでした。大きな石や岩場も多く、滑りやすい蛇紋岩なので慎重に下る必要があります。尾瀬ヶ原の展望は小至仏山からの方が美しいです。 小至仏山〜鳩待峠:悪沢岳分岐の辺りまではわりと急な岩場や大石を下ります。(蛇紋岩多し)木の階段もあります。そこから先はだんだんと傾斜が緩み気持ちのよい山歩きになります。ただここの山道も登りほどではありませんが水が出ていて泥濘んでいます。 |
その他周辺情報 | 第一駐車場から国道への出口に「尾瀬ぶらり館」があります。今回はそこで温泉に入ってから帰りました。大人1人500円。風呂場は洗い場が4つ。汚くは無いけれど、中途半端に古くなっている感があります。でもお湯はのめっこくていい湯でした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
紅葉が始まった至仏山に単独で出かけました。尾瀬戸倉の駐車場に着くと4:40発のバスがすぐにでるとのこと、あわてて乗り込み鳩待峠へ。鳩待峠から尾瀬に入るのは久しぶりなのですが、バスの停車場所が山荘の前ではなく、100mほど手前になっていました。2年ほど前に変わったとのこと。山荘前には入れなくなってしまったそうです。
支度をして、まずは山の鼻へ。紅葉は少しずつ始まっています。山の鼻から至仏山へ向かうと、湿原はしっかりと霧がかかって幻想的な風景を生み出していました。木道を少し歩いて登りに入ります。登山道にはかなりの水が出ています。水と蛇紋岩で滑らないように慎重に登ります。途中、尾瀬ヶ原を見おろしましたが、しっかりと雲(霧)に覆われていました。燧ヶ岳はよく見えます。でも、暫くすると霧が晴れ、湿原が見えてきました。
木々は紅葉をしていて、太陽の光を浴びて美しく輝いています。写真を撮りながらゆっくりゆっくり登りました。
山頂は、鳩待峠からの登山道を登って来る人たちが結構いました。山の鼻からの登山道は登り専用のため降りられないので、この人たちはピストンで鳩待峠に帰らなければなりません。
山頂で朝食というか、昼食というかとにかく食事をして小至仏山へ向かいました。
この尾根は紅葉が美しい尾根です。下りも水と蛇紋岩に要注意です。むしろ、下りの方が危険かもしれません。
至仏山山頂からは尾瀬ヶ原の手前側が隠れてしまい、山の下の方は見えませんでしたが、小至仏山からはよく見えました。
時間的にも余裕があったので、ここからの下りは地図読みの練習をしながら下山することにしました。2万5000分の1の地形図を見ながら、どのくらい歩くとどれぐらいの斜面になるのか、その後は広い尾根になって傾斜が緩くなるとか、沢が右側から登ってきているとか、自分のいる位置を常に特定できるようにしながら、ポイントをきめてそこまでの道を地図を見ながら予想しながら歩くのです。それほど難しい地形ではなかったので、割合予想は当たっていました。結構おもしろいものです。登りできつかったり、下りで疲れていたりするとこんな練習はやる気も起こらないので、余裕があるときにはこれからもやってみようと思いました。
天気も上々、紅葉も美しく、平日で人は少ない・・・
なんだかとっても恵まれた山行になりました。
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