涸沢の紅葉と北穂リベンジ


- GPS
- 46:12
- 距離
- 38.1km
- 登り
- 1,951m
- 下り
- 1,946m
コースタイム
- 山行
- 2:06
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 2:06
- 山行
- 7:52
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 9:39
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 5:57
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
片道1250円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
北穂南陵ルートのクサリ場が長いです。 一人づつ掴まらないと左右に振られて危険です。 |
写真
朝イチで横尾から上がって来たのですが、途中気持ちが悪くなって、何度も深呼吸。
軽いチアノーゼで途中で意識が飛びかけることも何度かあり、その場でうずくまります。
足は快調なのに、心肺が付いてきません。10歩歩いては深呼吸の繰り返しで牛歩状態。
もしかして、前週に400ml献血したのが原因かも?
今日は絶不調。
メニューはカルビ丼!
オーダーすると、奥からじゅうじゅうと肉を焼く音と良い香りが...
味噌汁、お新香付いてこのクオリティ!しかもこれで900円!!!
今まで最高の山小屋食です。
なにかあったのでしょうか?
そういえば去年の奥穂もザイテンで私の後ろで滑落事故が有ったし、西穂も蝶ヶ岳も私の後ろで事故がありました。
なぜか私が北アにソロで登ると必ず後続で事故があります。
感想
シルバーウィークは台風直撃のためにどこへも行けなかったうっぷんを晴らすべく、月曜日に有給を取得して2W連続の3連休。
どこに行こうかと綿密に計画を練りながら、週末金曜日。
2泊3日の山行候補として残ったのは、以下の2つ
①猿倉〜大雪渓〜白馬三山〜鑓温泉〜猿倉
②新穂高〜左俣〜双六〜西鎌〜槍ヶ岳〜右俣〜新穂高
帰りの電車の中でSNSを駆使して情報収集。最終的には①の白馬三山に決定しました。
両プラン共に前夜出発して現地車中泊の予定なのですが、帰宅して準備をしていると、ちょっとした家族トラブルが発生。
あれこれしているうちに22:00の出発時刻が過ぎてしまい、結局金曜夜発は断念。
トラブルが解決したのは、翌土曜日のAM。プラン①②共に前夜車中泊で無料駐車場をあてにしていたので、日中に到着しても駐車は無理です。
土曜日午後から行ける山になると、候補は限られます。んっ?そういえば北穂のリベンジに行ってない。
GWに北穂沢で雪崩に巻き込まれて左足十字筋断裂の怪我した因縁の山。積雪期と時期は違いますが、リベンジ行くなら今しかない!
と、言うわけで速攻で準備して自宅出発。
Google Mapによりますと、上高地入口の沢渡駐車場の到着予想時刻が15:37?たしか上高地行の最終バスが15:40だったような。。。
こっからが時間との勝負です。休憩一切なし!高速飛ばして(制限速度は守りますよ。。。+αまでは。。。^^;)沢渡に着いたのが、15:35!!!さすがGoogle先生、時間が正確です。
ギリギリで終バスに乗れました。急いでいたので、いろいろ忘れ物。ヘルメット、フリース、酒、忘れた。代わりに白馬大雪渓用のアイゼン持ってきてしまいました。--;
とにもかくにも上高地着。一路涸沢方面を目指します。
明神、徳澤までは夕暮れの中到着。
涸沢は無理だとしてもなるべく歩は進めておきたいので、暗闇の中、横尾着。
もう就寝しようというテント客のスキマにテント張ってすぐに就寝。(夕食は歩きながらコンビニおにぎり)
翌朝は3:30に起床。夜露でびしょ濡れのテント畳んで涸沢を目指します。
途中、本谷橋までの間の笹藪から強烈な獣臭。そういえば昼間歩くことを前提としていたので、熊鈴付けていません。
奴の活動時間帯にモロ突入。これはヤバいと思い、大声出しながら早足で笹薮を抜けました。
本谷橋付近で朝食食ったら夜が明けます。
夜が明けると涸沢からの下りの客とバッティングで何度もすれ違い。早発した割にはほぼCT通りに涸沢に到着。
ちょうど帰り支度しているテント客の良い場所を空けてもらって横尾で夜露で濡れたテントを設営。
天気が良いのであっという間に乾きます。
必要な物だけサブザックに詰めたら、いよいよ北穂に出発。
。。。が、なんだか体調が良くありません。登りですぐに息が切れます。
吸っても吸っても酸素が回っていない感じで、過呼吸の様です。
深呼吸を繰り返しながら心拍を整えても、動くとすぐに動悸が激しくなって体が思うように動きません。
動悸が上がらないように、一歩一歩ゆ〜っくりと足を進めながら、稜線着。
テン場が凄い場所にあるのが驚きです。こんな場所で風に吹かれたらどうするんでしょ?
奥穂山荘のテン場よりもハードルが高そうです。(奥穂のテン場は小屋から近かったので、小屋の影でテント畳みました)
偽ピークに何度も騙されながら、なんとか登頂。
頂上では槍の絶景がお出迎え。
。。。と言っても登頂を喜ぶ気分では無く、意識失いそうなほどの呼吸困難。
心拍数MAX行ったかも?動悸を整えるために30分くらい横になって、ようやく落ち着きました。
唇紫色だったみたいなので、周りから心配されてしまいました。
歳のせいか、今年になって2回電車の中で貧血で倒れて運ばれた事が有りましたけど、前週の献血のせいかもしれません。
岩場で気失わなくて良かったです。
これでやっとリベンジが果たせました。
夏でもこれだから、GWは雪崩に遭わなくても、稜線まで登れなかったかもしれません。
体調不良もありますが、横尾から一気に1500m登って来て、とてもハードな登頂でした。
頂上でしばらく休んだら気分も復活。
下りてからヒュッテで昼飯食おうと思っていたのですが、予定変更して北穂山荘で昼食。
これが大当たり。
カルビ丼を頼んだのですが、そのクオリティの高さに、飯食いに来ても良いかも?。。。と思えるほどでした。
登りとは打って変わって、下りは快調。
毎回登りで筋力使い果たし、下りは膝がガクガクになるのですが、今回はかなりゆっくり登ったので、足は快調そのもの。
登りに3.5H、下りに1.5H。どんだけ?
テントに戻ってしばらく仮眠。
気が付くとさっきまで居た北穂の山頂付近に山岳ヘリがホバリングしています。
事故でもあったのでしょうか?
夕食食って19時には就寝。
起床は2時!これでも普段より寝てます。
4時までテントの外で星空撮影会。久しぶりに肉眼で天の川見えました。
流れ星もいっぱい。
4時に一旦仮眠してモルゲンを待ちますが、アラームは平日の6:30になったままになっており、周りのザワで目が覚めると既にモルゲンの真っ最中。
危うく見逃すところでした。
モルゲン見て朝食食って、テント、シュラフを十分に乾かしたら、ゆっくりと出発。
何度も来ている涸沢ですが、毎回去るのがもったいなくて、何度も振り向いては景色を目に焼き付けます。
ありがとう!また来るぜ!
沢渡からの帰路は平日で高速料金高いので、ALL下道。
家まで7時間かかりました。
ある意味これが一番キツかった道中かも?
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