立烏帽子山・比婆山・烏帽子山・毛無山 県民の森周回 〜実りの秋です〜
- GPS
- 05:41
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 914m
- 下り
- 907m
コースタイム
- 山行
- 5:27
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 5:42
天候 | 晴/曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
整備された快適な登山道(ハイキングコース)ですが、多くのコースやショートカットがあるので道を間違えないようにしましょう。 |
その他周辺情報 | 公園センターにはレストランも宿泊施設もあり、大人\500、子供\300で入浴することもできます。その他、公園センターで必要な料金さえ支払えば、至れり尽くせり快適な山ライフが楽しめます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ジャンパー
ズボン
サポーティングタイツ
靴下
グローブ
日よけ帽子
靴
サブザック(15L)
メインザック(45L)
夕食(棒ラーメン+カット野菜+ウインナーソーセージ 他)
朝食(「四角いハムチーズパン」+カフェオレ)
行動食(シリアルバー+飴)
予備食(カロリーメイト他)
飲料(お茶500mL×2+水900mL)
ガスコンロ
ガスバーナー
ガスカートリッジ
コッヘル
フライパン
箸
行程図(地形図)
iPhone(GPS
カメラ)
iPad mini
バッテリー
携帯電話
時計
手拭い
ペーパータオル
車中泊装備(シュラフ+毛布+ロールマット)
クーラーボックス(28L)
折畳椅子
折畳テーブル
|
---|---|
備考 | 最近宿泊していなかったものだから、ライトを忘れていた。夕食は車の室内灯とバーナーの明かりで辛うじておこないましたが、食べるときはほぼ闇鍋状態になってしまった(>_<)。 |
感想
10月の末に高校山岳部の中国大会が広島県庄原市の「県民の森」を会場に行われる。生徒も顧問も初めてのコースなので、下見に行くことにした。連休ではあるが、休養日も必要なので、土・日の一泊二日の日程で教員2名、生徒4名(男子2+女子2)で出かけた。鳥取市から広島の備北地区にある「県民の森」までは車で4時間程度の行程なのだが、土曜日は学校で校外模試を行っていたためそれが終了して15時を過ぎてからの出発となった。途中で少し道に迷ったりもして、県民の森に到着したのは7時半頃、真っ暗だった。公園センターで受け付けし、生徒の幕営料金2張@2,100を支払った。私は幕営には自信が無かったので、車中泊することにした。
真っ暗な中、車のライトを照らして生徒のテントを設営させ、車を近くに停めて夕食作りに取り掛かった。私はカット野菜とソーセージを炒めて、棒ラーメンを調理したものに混ぜて「野菜煮込みラーメン」をつくった。何とか暗がりの中でも予定通り仕上げることができた。生徒がじゃがりこを煮込んで作った「マカロニグラタン」という名のマッシュポテトもなかなかのものだった。
次の日の朝は5時起床、6時出発の予定だったが、アラームのセットを忘れていて朝目覚めた時には5時35分だった。慌てて着替えてパンとカフェオレを口の中に押し込み、若干予定より遅れて出発した。先ずはキャンプ場山側にある笹尾根(ささおね)登山口から立烏帽子(たてえぼし)駐車場方面へ向かう。少しひんやりとした朝の空気の中、緩やかな登山道を歩きながら徐々に体を慣らしていく。「展望園地(てんぼうえんち)」が途中にあるが、規定のコースに入っていないので、気になりながらも迂回して進む。すぐに標高は1,000mを超える。生徒は地図を確認しながら、私は時々GPSで位置をチェックしながら花やキノコの写真を撮りつつブナの林の中を歩いて行った。1時間余り歩いたところで立烏帽子駐車場へ到着した。ここで一休憩、水分を補給し、トイレに行ってすぐ目の前にある立烏帽子山へ向かった。傾斜は少しきつくなるものの体が十分に温まっているし、道も歩きやすく整備されているので比較的楽に今行程の最高地点1,299mへ到達することができた。そこから「池の段分岐」までの道は眺望も良く、雲海や色づき始めた山の木々を楽しみながら軽快に歩いて行けた。
「池の段分岐」の小高い丘からは360度展望が開け、これから向かう「烏帽子山」や「毛無山」も眺めることができる。ここで再び小休憩をとった後、針路を北へ向けた。越原越(おっぱらごえ)から御陵(比婆山)まではブナの林が続き、道にも多くのドングリが落ちている。この一帯が豊かな森であることが窺われる。
御陵の前で休憩し、行動食を摂った。ここで行程の約半分だ。それでもまだ9時過ぎだ。いつもの私の山行きであればこれぐらいの時刻に家を出るのだが、朝早いとずいぶん違うものだ。
次の烏帽子山は比婆山(御陵)よりも標高が低い、割とあっけなく登頂してしまった。山頂の少し手前に尖った巨石があり、「烏帽子岩」の標識が設置されていた。烏帽子山の山頂は高木が無く広場になっている。これは昔森林を切り払って砂鉄の精錬に使ってしまった名残だという。眺めが良いのは結構なことなのだが、風化が進むのが心配だ。幸いなことに山頂は岩と背丈の低い草本の群落が点在していて風化を防いでいるようだ。
後半は出雲峠を通って毛無山を登り、あとは林の中の歩道を県民の森公園センターへ向けて下る道だ。毛無山への上りがややきついものの、足場の悪いところは無く、ペースを考えながら歩けば無理なく登頂できる。毛無山は名前の通り山頂付近一帯に高木が無く山頂広場の草原の上で横になることもできる。日差しは強いが風が心地よい。360度の眺望も楽しめる。毛無山から「六ノ原」方向へ進むと県民の森公園センターへ下りることができる。ここはヒバ(アスナロ)と広葉樹の混合林で、林間の歩道で様々なキノコやドングリ、柴栗などを見つけて楽しむことができた。道の上に落ちているイガの中に入っている形の良い柴栗をいくつか拾って帰った。ただ、2日ほど前に降った雨の名残か、道の土が濡れているところがあり、下り坂で気を抜くと足を滑らせることがあった。要注意だ。
そして、正午になる前にはキャンプ場向かいの金屋子(かなやご)広場に到着して全行程を終了した。今回のコースは距離はそこそこあったものの歩きやすい道で景観も良かったので、筋肉は火照っているものの精神的には爽やかで秋の山を満喫した充実感を得られた。中国大会本番も好天に恵まれることを願っている。
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