女神岳から真昼岳+和賀岳変則縦走
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- GPS
- 32:44
- 距離
- 87.1km
- 登り
- 4,270m
- 下り
- 3,780m
コースタイム
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 7:41
- 山行
- 9:14
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 9:27
- 山行
- 8:09
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 9:24
天候 | 10/5晴れ、10/6曇り、10/7雨、10/8晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
縦走コ−スのみ記載します 女神岳登山口〜真昼岳〜峰越林道〜風鞍…問題ありません(多少薮っぽいところあり) 風鞍〜甲分岐〜薬師岳…歩いていませんが、薮化していると思います 薬師岳〜小杉山〜和賀岳…かなりの部分が笹で道が覆われています |
写真
感想
いよいよ和賀岳に登る事にした。
当然、赤線繋ぎも兼ねているので西和賀町から登る。予定したコースは、清水野から女神岳、そして稜線沿いに真昼岳、薬師岳に行き、和賀岳をピストンして、甘露水口に降りるコースである。
ところが調べて行くと真木林道が一昨年の水害になり、未だ通行不能。秋田側からのアプローチは殆どなく、稜線の道も甲分岐から薬師岳を経て和賀岳間が藪化し始めているようだ。地元の方に問い合わせても同じような回答だった。
それでも、何とかなりそうという感触もあり朝一番の新幹線に乗り、東北に向かった。
降り立った駅はほっとゆだ駅。
此処からバスで清水ヶ野というところに行き、神室山山行の続きを始める。
バスは少し遅れて清水ヶ野到着。今日はいい天気だ。此処から女神岳登山口迄は10キロ強。唯、半分ぐらいは川沿いの林道で気持ち良く歩けた。
約2時間で登山口に到着。今日は何処でテン泊するかが悩ましい。実は明後日の和賀岳で天気はかなり悪くなるらしい。出来るだけ先に進みたい。という事で登山口から気合いを入れて登山開始。途中の沢で水汲みをしてずしりと重いがなんのその(笑)。
結局、女神岳はかなり飛ばして到着。急いで先に進む。女神岳だけより降り出すと真昼岳の山容が見えた。う〜ん、遠そう。でも立派な山だ。やがて、兎平に着いた。一応ここでテン泊を考えていたがもう少し進む。
真昼岳の登りに差し掛かる。高度が上がるに連れて山なみが広がっていい感じ。紅葉真っ盛り。
夕方5時、真昼岳到着。360度の展望を楽しむ。ちょうど此処の社は、避難小屋的なスペースもあり、泊まるには申し分ないが、更に先に進む。
6時近くになり、日が暮れて来た。幸い道ははっきりしているので、ヘッデンをつけて歩き続けた。6時15分に峰越峠到着。秋田側の峰越の水迄下って水汲みをして今日は此処でおやすみ。
夜の間、天気の状況を確認していたが、やはり明後日はかなり悪そうだ。
翌朝、天気の悪化が気になり、朝4時に出発。当然、真っ暗。ヘッデンで道を確認しながら進む。クマも怖いがそれより和賀岳での天候悪化がもっと怖い。約1時間で夜も白み少しほっとする。鹿ノ子山へは藪の為寄らず、川口国境分岐へ。此処まで多少藪っぽいがしっかりと刈払して頂き地元の方に感謝。続いて風鞍に向かうが天気が良くならない。今日は一日晴れだったのに…。かといって雨という事もなく、風が強い高曇りという感じ。風鞍の手前、南風鞍で遂に和賀岳が確認出来た。
今日あそこ迄行けるか?
やがて風鞍に到着。なかなか順調。ところが此処であれ?中ノ沢岳への道がないよ⁇
いや、かすかな踏み跡はある。
参ったな、甲分岐迄3.5キロ藪歩きか〜。
尚、風鞍には黒森口への下山ルートがあるがこちらは当然無視。
こうして、二日目の10時過ぎ藪の中に突入していった。
そして、鉈目なども拾いながら進んでいったが、約30分間後鞍部で遂に踏み跡もわからなくなった。
駄目だな…。天候悪化もあり、この時点で和賀岳は諦めた。とりあえず風鞍に戻ろう。
藪を掻き分け11時に風鞍に撤退。
黒森口より真木林道に出て田沢湖方面に向かって赤線山行を続ける事にしよう。
風鞍より降りだしてふと思った。この道は真木林道の薬師岳登山口の甘露水口のすぐ近くに出る。そこには避難小屋もある。一旦、下山して和賀岳に明日にでも再挑戦出来る!
こうなると足取りも軽い。
ところが、もうすぐ真木林道に続く七瀬沢林道に近づくと急に道がなくなった!
実は黒森ルートはエスケープルートの一つとしてガーミンにGPSログを取り込んでいたが、そのログでも軌跡が乱れてた。
約200m藪漕ぎで何とか林道到達。荒れた林道だったが、その後真木林道に出て避難小屋に着いた。
薬師岳の登山口の避難小屋は、トイレに休憩所を兼ねており、更に避難小屋的な要素もあるという変わり種。とりあえず、13時過ぎに此処に着いた。
まだ早い時間なので、此処から薬師岳経由で和賀岳近くに行く事も出来る。でも明日の天気が悪そうなので、今晩は此処で様子見をする事にした。
三日目、天気は相変わらず荒れている。もう一泊し、此処で停滞という事も考えたがとりあえず日帰りピストンで和賀岳に向かう事にした。一番の心配は稜線の風。風速15mとかの情報もあるが、もしそうだったらとても歩けない。
甘露水口からゆっくり登る。ブナの森を抜けてやがて倉方に到着した。もうすぐ、稜線に出る。とりあえず薬師岳迄は行く。薬師岳近くになると笹が道を覆うようになる。
風と藪と戦いながら、薬師岳に到着。心配した風だが意外と強くない…。勿論、強風なのだが、歩くに支障はない。
行けるところ迄行こうか…。
薬師岳より笹に覆われてわかりにくい道を歩き出した。
この後は、目を凝らして笹に覆われた道を探す、または笹を掻き分けて、グラントレベルの目線で道を探すの連続だった。
小杉山を越えて一歩一歩歩くとやがて和賀岳に到達した。
当然、展望も皆無だ。
急いで、戻る。薬師岳に戻る迄何度も迷いそうになった。薬師岳に戻って、ほっとした。後は唯下るだけ。3時前に薬師岳避難小屋に戻って来た。
後は下山するだけだが、雨でインナー迄ぐっしょり。着替えとかをしているうちに夕方になり、もう一泊、この避難小屋にお世話になる事にした。
四日目、二日間お世話になった避難小屋に礼をして出発。今日は天気がいいようだ。
こんな日に和賀岳に登ったら素敵だっただろうな。それでも、和賀岳を登った満足感に浸りながら真木林道を下る。
真木林道を下りきった後は、赤線繋ぎと明日の山行の為に田沢湖迄歩いた。
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