黄色く輝く八海山―秋風にたなびく雲の越後三山
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- GPS
- 29:55
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 803m
- 下り
- 691m
コースタイム
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 6:30
天候 | 曇ときどき晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
バスタ新宿00:15(桜交通夜行高速バス) 長岡駅大手口05:20※定刻は05:00 長岡05:39(JR信越線・上越線) 六日町06:30 六日町駅前バス停07:25(南越後観光バス)¥380 山口バス停07:45 復路: 八海山スキー場バス停15:25(南越後観光バス)¥420 六日町駅前バス停15:54 六日町16:11(JR上越線) 越後湯沢16:28 (越後湯沢温泉泊) 越後湯沢09:54(JR上越線) 水上10:32/10:45(JR上越線) 新前橋11:37/11:40(JR両毛線) 高崎11:50/11:52(JR高崎線「東京上野ライン」) 赤羽13:28/13:32(JR埼京線) 新宿13:50/14:05(JR中央線) 八王子14:38 |
写真
感想
巻機山を予定していたこの週末はあいかわらず秋雨前線が停滞していて、しかも南海上からは台風21号が接近しているという状況だった。
ただ新潟地方は土曜日の午前中までは天気が持ちそうだったので、コースタイムの短い八海山に変更することにした。
金曜日の夜に新宿から夜行高速バスに乗車し長岡駅へ。
これは六日町駅から巻機山登山口である清水へ行くバスが6:50発と早く、東京付近からだと間に合わないために予約したものだ。
高速バスに乗るために「バスタ新宿」を初めて利用したが、夜中にも関わらず大混雑でさすが交通の要衝だなぁと感慨深い。
しかも年齢層が若いので、まるで日本ではないようだ。
長岡駅に5時に到着し電車に乗ると、6時半過ぎには六日町駅に到着できる。
巻機山へ行くバスにはちょうどいいのだが、八海山ロープウェーの山麓駅に行くバスは8:30が始発。
その前に山口バス停まで行くバスは07:25に出るが、これだと八海山ロープウェー山麓駅まで2厖召衒發ことになる。
そのため駅前にタクシーが1台停まっていたので乗ろうとしたが、これは予約が入っているとのことで、結局山口バス停行きのバスに乗りそこから歩くことにする。
山口バス停で降りると、目の前に八海山の稜線が見える。
今日歩くロープウェー山頂駅から八海山までの稜線にまったく雲はかかっていない。
そして全体的に黄葉していて、その中に赤やオレンジ色の紅葉も混ざっていてちょうど見頃のようだ。
ロープウェー山麓駅に着くと駐車場はガラガラで紅葉最盛期なのに不思議に思う。
雨の予報だから来ていないのだろうかとその時は思った。
ちょうどロープウェイの発車に間に合ったのでそれに飛び乗り高度を上げていくと、黄色い山肌の向こうに魚沼平野がくっきりと見える。
曇り空だが高曇りで思っていたより展望が利いて気分が良い。
八海山はいくつかのピークがあるがとりあえず千本檜小屋を目指し、天気を見ながら行けるところまで行って引き返すことにして出発。
最初のひと登りで展望のいい場所に出て、八海山の一番手前のピークである薬師岳が堂々とそびえているのが見えた。
そして高度を上げていくと背後の展望もどんどん開けて、向こうには佐渡島まで見えてきた。
周囲はイタヤカエデだろうか、黄色からオレンジ色に明るく紅葉している。
時折陽が射すくらいになってきて、周囲の明るい黄色やオレンジ色がますます明るく輝いてくる。
女人堂に着いたが天気はまだまだもっていたので、予定どおり千本檜小屋まで行くことにする。
薬師岳手前で鎖場が現われる。
八海山は礫岩でできていて、円礫がたくさん入っているので濡れているとそれで滑りそうだ。
薬師岳まで登ると、越後駒ヶ岳、中ノ岳そして八海山の八ツ峰と越後三山が目の前に広がる。
越後駒ヶ岳には雲がたなびいていているが、雲が上がってくる気配はまだない。
振り返ると遠く妙高山、火打山は雲の中のようだっだが、魚沼丘陵の向こうには米山や弥彦山、そして海に浮かぶ佐渡島や粟島までくっきりと見えていて、関東地方では本当に雨が降っているのかと不思議な感じがした。
ただ上越国境付近の山々を見ると山頂部分は全て雲に覆われていて、登ろうと思っていた巻機山の山頂もどうやら雲の中のようだ。
千本檜小屋で暫し展望を堪能し、天気もまだ大丈夫そうなのですぐ目の前に見える八ツ峰の一番手前のピークである地蔵岳まで登ってみることにした。
思ったよりもすんなりと地蔵岳に飛び出る。
千本檜小屋から少し高度を上げただけなのに、展望がより大迫力で眼前に迫ってくる。
そして上から見ると今日歩いてきたルートが色鮮やかに色付いているのがよく分かる。
ちょうど紅葉が見頃の八海山に来ることができてよかった。
最終的に地蔵岳のすぐ隣の不動岳まで足を延ばした。
そこからは目の前に大迫力の八ツ峰と谷間の鮮やかな紅葉を楽しむことができ、時間的にもちょうどよく天気的も崩れてくると嫌なので引き返すことにした。
午後になっても天候は安定したままで佐渡島などは行きよりもくっきりと姿を現してきた。
ロープウェー山麓駅まで戻ると、駐車場も満車で次々と観光バスも到着するような大混雑になっていて、行きにガラガラだったのは朝が早かったからのようだ。
その夜は越後湯沢温泉に宿泊。
始めから八海山のつもりだったら日帰りで計画を立てていただろうが、登山の後友人たちと温泉宿でゆっくりとするのはやはり楽しいものだ。
翌日は前線が北上してきたのか台風本体の雲がかかってきたのか朝から本降りで、うまい具合に天気がもった黄色く輝く八海山で秋の一日を過ごすことができたのは本当に運が良かった。
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