北限のブナ(賀老高原)学習と、狩場山紅葉
- GPS
- 06:15
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 838m
- 下り
- 831m
コースタイム
天候 | 下はガス〜上は晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行動時間 6時間 標高範囲 700m〜1500m 気温 朝9度 帰り7度 山で会った人 10人団体 ハイマツ 1100m 登山道の様子 はっきり 積雪の様子 3センチ 日帰り温泉 黒松内 ブナの森 スマホカウント 24000歩 71階 17キロ 熊対策 スプレーは飛行機に乗れない 鈴 笛だけ 雰囲気 道南といっても、山は広いなあ 観光 北限のブナ 賀老高原 |
写真
感想
グレートサミッツ国内編 NO225
北海道北限のブナ(賀老高原)自主学習と狩場山紅葉
早朝の便で札幌から、レンタカー200キロで現地へ。正式な北限は黒松内で、そこの歌才少し見たが、さっさと賀老高原へ。ここのブナは日本一の蓄積量で、白神も和賀にも勝るとホント? 半信半疑で近寄ってみるが、下は紅葉真っ盛り。ああ北海道の紅葉がこんなにきれいとは知らなかった。苫小牧、室蘭経由で高速走っているだけで、大いに感動する。伐採免れたねえ、この地は。
賀老に入ると、標高50mから白樺、400mくらいからダケカンバが真っ白で目について、ブナはどこに?
賀老の滝があってその近くから遊歩道入ると、橋を渡った向こう側、うわっといきなり原生ブナが続々でてきて、すげーやこれは。こんな北限に大森林があって(通過に3時間かかるそうだ)、しかしここでブナがぶっちり切れてもう北にはないと、一体どういうことかと不思議になる。白樺やダケカンバは知床まで生えているのに、なぜブナがない。氷河期の謎だね、これも。
翌日はせたなで3時に起きて、山へ入るかと思うが、台風の余波などで、晴れ予報なのにガス。相当に迷ったが、6時過ぎ明るくなってからガスの中、少しでいいからと登る。雨もポツポツ降ってきそうな気配なのだが。
ところが1時間半ほどで、尾根に出ると、標高1100mで、いきなりガスの上に出て上空が晴れ。ああこんなこと、前線が1000mくらいの低いところにあると、下界がガスの雲海で、上空快晴ってことがあるけど、こんなの天気図じゃわからなくて、たまたまの幸運。それにぶち当たってよかったよ。
晴れると、頂上方面が見えてきて、コニーデ火山というのに、崖の団子があるが、それ巻いてさらに向こうに湿原やら凍った池がある。積雪は3センチだ。おお、ハイマツも1100mから出てきて、北の感じがする。
しかし、道南は東北から海峡挟んだ続きという説も多くて、そちらを支持。江戸から松前もいたし。本当に道東北海道にはブナないからね、エゾ松出てくるし。でもこの辺りエゾ松なし。広葉樹に開けた山脈だ。しかも人密度は10人/平方キロとか、3人/平方キロ(島牧)で、アメリカ並みの過疎感。ああいい感じがする。
3時間半で登って、日本海方面はガスで不明だから戻る。その時に10人組地元団体、元気だねえ。
最近の狩場は冬にキャット(キャタピラバス)がニセコからきて、外人などスキーヤー輸送しているって、ああ地図みると、なだらか地形だからなあ。わずかに日本海面した独立峰系の山でも、やっぱりこちらの山はでかくてなだらかだなあの、感慨あり。
夜8時の便は台風直前で定時発よかった。9時からは欠航だったね。
夏でも冬でも北限のブナ!!
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