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ハイキング
四国剣山

綱附森(高知 剣山系)

2017年11月12日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
14.3km
登り
890m
下り
884m

コースタイム

7:30 矢筈峠
9:50 綱附森
11:50 折り返し 
16:10 矢筈峠
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
西熊渓谷の光石登山口を起点にするつもりだったのですが、西熊渓谷への道路が通行止めなので、矢筈峠へ上がって駐車しました。矢筈峠から徳島県側へは一般車通行止めと看板がありました。
コース状況/
危険箇所等
あまり歩かれてない道です。日曜日なのに行動中、誰にも会いませんでした。綱附森から三嶺への道は、綱附森と、西熊渓谷から上がってくる道が合流する地点、の間は踏跡が不明瞭ですが、どこでも歩ける広い稜線状なので、適当に赤テープを追いながら踏跡っぽいところを歩きました。
少し林道を歩いて、ここが登山口てす。間伐作業終わればここまで車入れるのかも。
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少し林道を歩いて、ここが登山口てす。間伐作業終わればここまで車入れるのかも。
あるきはじめて早々、立派なブナです。
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あるきはじめて早々、立派なブナです。
あさは風が強く寒い。耳を隠す帽子が欲しかった。昼前には風は収まりました。
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あさは風が強く寒い。耳を隠す帽子が欲しかった。昼前には風は収まりました。
立派なぶなが二本。
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立派なぶなが二本。
立派なミズナラ。株立ぽいのは若い頃に人に切られたからでしょうか?
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立派なミズナラ。株立ぽいのは若い頃に人に切られたからでしょうか?
網附森が見えてきました。
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網附森が見えてきました。
笹原になったり灌木になったりブナ林になったり、成り立ちを想像しながら歩いてました。
ブナが森林限界になってるのは珍しいかも。針葉樹を見ません。
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笹原になったり灌木になったりブナ林になったり、成り立ちを想像しながら歩いてました。
ブナが森林限界になってるのは珍しいかも。針葉樹を見ません。
このあたり妙なことにワラビみたいなのが笹を駆逐していました。
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このあたり妙なことにワラビみたいなのが笹を駆逐していました。
風倒木が目立ちます。先月の台風で倒れたと思われるのが行動中、多数ありました。完全に登山道をふさいでて迂回の踏み跡ができてないところも何箇所かありました。強い台風が直撃したのは久しぶりらしいです。ここ20〜30年、強烈な台風の直撃がなかった間に育った樹木が久しぶりの台風直撃でたくさん倒れた、というところでしょうか。
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風倒木が目立ちます。先月の台風で倒れたと思われるのが行動中、多数ありました。完全に登山道をふさいでて迂回の踏み跡ができてないところも何箇所かありました。強い台風が直撃したのは久しぶりらしいです。ここ20〜30年、強烈な台風の直撃がなかった間に育った樹木が久しぶりの台風直撃でたくさん倒れた、というところでしょうか。
中央のピークが網附森です。コースタイムでは1時間もかからないのですが、見た目遠い。自分はとても好きな雰囲気なところです。
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中央のピークが網附森です。コースタイムでは1時間もかからないのですが、見た目遠い。自分はとても好きな雰囲気なところです。
アセビの株が4株たけありました。一株に5、6本生えています。見渡す限り他にアセビは見えません。若い頃とは環境が変わって若いのは育たないけど、古株がなんとか頑張っているのかもしれません。
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アセビの株が4株たけありました。一株に5、6本生えています。見渡す限り他にアセビは見えません。若い頃とは環境が変わって若いのは育たないけど、古株がなんとか頑張っているのかもしれません。
針葉樹は立ち枯れが目立ちます。
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針葉樹は立ち枯れが目立ちます。
ダケカンバでしょうか。
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ダケカンバでしょうか。
これはヒノキです。このあたりヒノキがぽつりぽつりとがんばっています。森林限界付近にヒノキがあるのも珍しいかも。
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これはヒノキです。このあたりヒノキがぽつりぽつりとがんばっています。森林限界付近にヒノキがあるのも珍しいかも。
真ん中の木はどれもヒノキです。
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真ん中の木はどれもヒノキです。
霜が笹にたくさんついています。霜→朝露 の中を笹が被さった道を歩くので、長靴にかっぱのズボンを履いてて正解でした。
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霜が笹にたくさんついています。霜→朝露 の中を笹が被さった道を歩くので、長靴にかっぱのズボンを履いてて正解でした。
もうすぐ網附森です。このあたり笹が1番深いですが、それでも腰までなのでかわいい笹です。
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もうすぐ網附森です。このあたり笹が1番深いですが、それでも腰までなのでかわいい笹です。
中央、何年か前まで笹原の中で冬の強風にさらされながら頑張ってた木です。
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中央、何年か前まで笹原の中で冬の強風にさらされながら頑張ってた木です。
網附森に着きました。
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網附森に着きました。
この尾根状を下っていくのですが、ふみ跡がはっきりせず、時間がかかりました。
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この尾根状を下っていくのですが、ふみ跡がはっきりせず、時間がかかりました。
ここの針葉樹も立ち枯れが目立ちます、というかほとんど枯れています。
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ここの針葉樹も立ち枯れが目立ちます、というかほとんど枯れています。
網附森を振り返っています。画面中央、見た目あまり踏み跡のない笹原を着ました。
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網附森を振り返っています。画面中央、見た目あまり踏み跡のない笹原を着ました。
これ、幅10mほどの区間潅木がなぎ倒されています。ここだけ特に強い強風(竜巻みたいなの?)が通ったのでしょう。あと、強風でぎりぎりでがんばってて、一本倒れたらそのせいで次の風当たりが強くなるので、将棋倒し適に倒れていくこともあるかもしれません。
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これ、幅10mほどの区間潅木がなぎ倒されています。ここだけ特に強い強風(竜巻みたいなの?)が通ったのでしょう。あと、強風でぎりぎりでがんばってて、一本倒れたらそのせいで次の風当たりが強くなるので、将棋倒し適に倒れていくこともあるかもしれません。
コメツガでしょうか?枯死木が目立ちます。
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コメツガでしょうか?枯死木が目立ちます。
ダケカンパ。
気づいたのですが、針葉樹(主にコメツガ、モミかも)はことごとく根元が何者かに食われてます。それが原因で立ち枯れしてると思いました。
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気づいたのですが、針葉樹(主にコメツガ、モミかも)はことごとく根元が何者かに食われてます。それが原因で立ち枯れしてると思いました。
同、上記。
これはヒノキですが、根元が食われてます。右半分枯れています。
食われ方も、この写真のように地上50cm前後を食われてる(たぶん鹿)のと、地面すれすれの根元を食われてるのがあります。
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これはヒノキですが、根元が食われてます。右半分枯れています。
食われ方も、この写真のように地上50cm前後を食われてる(たぶん鹿)のと、地面すれすれの根元を食われてるのがあります。
ふみ跡部分にも草が生えてます。歩く人が少ないからです。
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ふみ跡部分にも草が生えてます。歩く人が少ないからです。
これ、下の写真と同じ木ですが、行動中一本だけ見つけました。ピンクの実をつけてる、マユミだったでしょか?
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これ、下の写真と同じ木ですが、行動中一本だけ見つけました。ピンクの実をつけてる、マユミだったでしょか?

感想

全然ダメでした。若いころの感覚では歩けませんでした。

ほんとは西熊渓谷から三嶺のあたりを歩くつもりだったのですが、道路不通なので矢筈峠から歩きました。三嶺まで片道6時間・・・。最初からこのつもりなら朝5時から歩くこともできたのですが。まあ最後暗くなってもいいから三嶺まで行くつもりで歩きはじめました。しかし、矢筈峠の近くの道も暗くなると迷いそうなので、明るいうちに下山するのが無難。途中、立派なブナ林や、樹木などを見たり写真を撮ったり、綱附森過ぎたところの笹原で踏跡が薄く時間かかりすぎたこともあり、三嶺まで行こうという気分はすっかりなえてしまい、休み休み歩いて、西熊渓谷からの道と合流するあたりで終了折り返しとなりました。

ただあまり歩かれてないルートで、植生など面白かったです。剣山系の稜線は笹原が多いが気候的にそうなってるのはなんとなくわかるが、その成り立ちとか、笹原→灌木→立派なブナ林、など繊維の仕方とかヒントがあるような所でした。

ワラビみたいなシダに寡占されてるところは、「10年前に歩いたときは笹原で、鹿に食べつくされてシダが繁茂した」という記述をネットで見ました。また笹の背丈が低いところが多く、奈良の大台ケ原では鹿に食べられるので笹の背丈が低いらしいし、鹿が大きく植生にも関係してるかもしれません。

立派なブナが多く、ブナが森林限界になってたり、風あたりの強い笹原の中で桧がんばってたり、あまり針葉樹がなくあっても立ち枯れが目立って、どうも、根本のあたりの皮をことごとく何者かに食われてるのが原因ではないかとか、どうして笹原ができるのか、巨木ばかりの所は風は気候・環境などの変化で若い木が育てなくなってて巨木が枯れたら笹原になるのではないかとか、なかなか面白いところでした。

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