紅葉見頃の小野＆加西アルプス+α縦走、またまた劇藪突破も【播磨探索26】小野町駅→愛宕山→総山→アンテナ山→惣山→紅山→宮山→経尾山→善坊山→笠松山→藤ノ木山自然公園の尾根→牧野自然公園の尾根→香呂駅

2017年11月19日(日) [日帰り]

• GPS: 09:54
• 距離: 30.8km
• 登り: 1,718m
• 下り: 1,690m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:59
• 休憩: 0:55
• 合計: 9:54

距離 30.8km 登り 1,732m 下り 1,698m

6:30 小野町駅
6:59 愛宕山
7:06 安場山
7:20 アザメ峠
7:27 総山
7:34 7:40 アンテナ山
7:48 惣山
8:03 8:17 紅山
8:27 西紅山
8:38 岩山
8:48 宮山
8:53 福甸峠
8:59 中山交差点
9:28 周遍寺
9:36 9:39 経尾山
10:11 10:16 163.5m三角点
10:45 アシガ池
11:00 善坊交差点
11:40 11:47 東山の西の岩峰
12:03 12:11 善防山
12:22 吊橋
12:28 12:32 古法華寺下駐車場
12:44 笠松山
13:17 熊野神社
13:31 剣坂町交差点
14:24 芝生広場分岐点
14:41 展望台
15:13 224.7m三角点
15:19 15:27 焼山分岐 東屋
15:38 牧野自然公園 青少年キャンプ場
16:24 香呂駅

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

電車

【往路】
西明石まで自転車（駐輪場\100/日）
西明石駅5:47→6:03加古川駅6:08→6:28小野町駅　\580
【帰路】
香呂駅16:34→1651姫路駅16:56→17:16西明石駅　\760

コース状況／危険箇所等

途中4回、本格的な藪漕ぎを強いられました。そのうち2回は全く踏み跡なく、完全にシダで覆われた足の踏み場もない密藪でした。他にも藪っぽい場所が結構ありました。以下、その場所について、

▼1回目の劇藪；小野町側の登山口から登り始めて標高55m地点からその上の林道にでるまで。地形図にある実線の道をたどろうとしましたが、またく道型なく、完全な密藪でした。隙間なく絡み合ったシダと笹を膝で掻き分けて隙間を作り、体を食い込ませて登りました。以前だったら突破をあきらめて戻っていたところですが、先週天児屋山で長時間劇藪と格闘して慣れっこになっていたため、何とかなると突入しました。その上、林道から尾根上の小野アルプス縦走路にでるまでも約50m位のわずかな距離ですが笹薮でした。

▼小野アルプスの縦走路は紅山以西は刈り払いがされてなく、両側から枝・シダ・笹がかぶさっていて足が濡れました。

▼2回目の劇藪；周遍寺(165m)から経尾山(220.9m)までも道はしっかりしてますがすこし藪が覆っている場所あり。その先、毘沙門への表示に従っていくと足が先に進まない猛烈な藪になります。道型は残っているので、これを外さないように強引に掻き分け踏みつけで乗り越えます。南からの道に合流して北へ向かうと藪が薄くなりますが、その先で城山ゴルフ場のフェンスの外側の狭い空間をずっと進みます。最後は地形図の破線ルートにしたがってフェンスから直角に右へ曲がって、緩やかな沢上の窪地を歩けるところを拾って木の間を縫って下ると今度は獣除けのフェンスにぶつかり、扉があってこれを開けて畑の脇の畦道にでます。

▼3回目の劇藪；善坊の交差点から道路を少し北へ行った尾根末端から地形図の破線ルートに従って竹藪に突入。入口はかすかな踏み跡あるが竹林の先で踏み跡なくなり、その上は灌木と胸高の猛烈なシダの密藪でした。よっぽど道路へ戻って正規登山道で行こうかとも思いましたが、わずか水平50m、標高差20mでヤマレコの記録にあった南東側から登る踏み跡に合流できると思ったので強引に突破しましたが、ここは1回目の藪よりも藪の高さがあって登りも急で大変でした。シダの下には朽ちた枯れ枝や倒木もあり、手でシダをかき分けてその下を確認し、足を上げてシダもろとも踏み潰して登りました。
「ヤマレコの記録にあった南東側から登る踏み跡】については、取り付き部を確認しています。民家の横の小さい駐車場の奥にそれらしき踏み跡がありました。ただちょうどこの駐車場の車の方に遭遇してしまい、その方が善坊山の登山口は尾根の裏側(北側)にあると教えられてそこから登るのを見送りました。

▼笠松山から熊野神社；笠松山から西は急に道が細くなり、枝が鬱陶しい道になります。214mピーク付近はシダもかぶさっていて、一度ルートロスし、一つ手前のピークまで戻ってからもう一度歩きなおして北側への下り口を見つけました。

▼4回目の劇藪；西剣坂町の西側の無名池から190m圏無名ピークまで。南側の林道を少し歩いてから尾根に向かって竹林の中をよじ登りました。尾根上には特に踏み跡はなく、灌木、木の枝を縫ったりくぐったりして登りました。この先、牧野の自然公園までずっと藪尾根だと思っていたので、時間的に厳しく、途中でてやめて町を通って香呂駅まで行くことも考えましたが、190m圏無名ピークになんとか着くと驚いたことに南側の尾根から立派な鎖がかかった歩道が昇て来ており、その先もずっと予想外の自然公園で整備された登山道があり、日が暮れるよりもかなり早く牧野へ下山できました。

▼その他；小野アルプスの西端で、県道118号に出ますが、県道に沿って伸びるすぐ北の尾根に地形図の破線ルートがあるため、この尾根への登り口を探しましたが、、見つかりませんでした。

写真

11/19 6:32

今日は加古川線から播但線への片道登山なので、久しぶりに電車利用で加古川線小野町駅に来ました。

11/19 6:33

きすみの散歩道だそうです。上限がひっくり返っていて見にくいですが、小野アルプスも。

11/19 6:34

線路を渡ります。もうすぐ日が昇ります

11/19 6:40

地形図の�郤太�ルートに入ると、こんなお地蔵様が並んでいて、古い道であることをうかがわせます

11/19 6:44

実線ルートはこの奥に延びるはずなのですが・・・

11/19 6:46

蜜藪に阻まれました。このシダと枝をかき分け踏みつぶして教皇突破し・・・

11/19 6:54

この道路に脱出しました。初めからこの道で来るべきでした。

11/19 6:55

道路が尾根に登りつく前にこの湧水のところから尾根に向かってショートカットしましたが・・・

11/19 6:57

またまた藪。今度は笹藪ですが、数mですぐに小野アルプス縦走路にでました。

11/19 6:58

小野アルプス縦走路。この左側の藪から出てきました。

11/19 7:01

日が昇りました

11/19 7:04

朝日をあびる紅葉

11/19 7:05

安場山

11/19 7:06

三角点

11/19 7:06

点名は来生

11/19 7:13

足物とのプチ紅葉

11/19 7:14

プチ紅葉

11/19 7:17

一度道路に出ました

11/19 7:18

日本一低いそうです。最高峰は惣山(198.9m)です。

11/19 7:19

道路の楓が綺麗です。日が差したらいいだろうな。

11/19 7:27

総山

11/19 7:34

ノコンギクでしょうか

11/19 7:39

ヤマラッキョウでしょうか。たくさん咲いてました。

11/19 7:39

岩場が出てきて少しアルプスらしくなりました

11/19 7:41

アンテナのあるアンテナ山

11/19 7:40

アンテナ山からの展望。左奥は六甲山、右奥に瀬戸内海が光ります

11/19 7:40

アンテナ山からの展望；明石海峡大橋と淡路島をアップ

11/19 7:40

アンテナ山からの東方の展望、カシミール3Dで確認すると、右の山は妙見山のようです。登ってみたいと思わせる山容です。

11/19 7:44

遅咲き?狂い咲き?のツツジ

11/19 7:48

小野アルプス最高峰、惣山198.9m登頂!
一桁低いアルプスです。

11/19 7:57

すぐ南を山陽道が走っています。静かな山に音がちょっと気になります。

11/19 7:57

小野アルプスのハイライト：紅山の岩稜が見えてきました

11/19 7:59

紅山の岩稜全貌。アルプスと呼ばれる由縁でしょうか。

11/19 8:00

自分を入れてスケール感を出してみました

11/19 8:07

登るにつれて急になりますが、ロープ等はなく、高度感あります

11/19 8:08

山頂直下から登って来た岩尾根と秋色に染まる背後の山並み、山陽道

11/19 8:08

角度を変えて、岩尾根と権現湖

11/19 8:09

さっきまでいた惣山

11/19 8:09

紅山山頂標識

11/19 8:11

紅山からの権現湖

11/19 8:19

綺麗に咲いてました

11/19 8:21

さっき登った紅山の岩稜。きれいにそり上がっていますね。向こうの山は惣山。

11/19 8:22

ヤマラッキョウ、束になって咲いてます。

11/19 8:34

東北東の山々

11/19 8:35

紅山を過ぎると藪っぽくなってズボンが濡れました。

11/19 8:38

岩山(163.8m)三角点

11/19 8:39

岩山からの西方の展望

11/19 8:49

宮山山頂。去年来たときはちゃんと読めたのですが。

11/19 8:54

小野アルプス踏破完了しいったん下山。

11/19 9:01

湖畔の道路沿いの紅葉

11/19 9:05

紅葉が水面に映えます。ソフトフォーカスで。

11/19 9:07

自転車専用道がありました

11/19 9:10

第2ラウンドで周遍寺(165m)から経尾山(220.9m)を目指します。

11/19 9:10

周遍寺への道路は紅葉が見ごろでした

11/19 9:10

いい雰囲気です

11/19 9:11

イチョウも

11/19 9:12

青空に映えます

11/19 9:27

周遍寺

11/19 9:30

さらに奥へ向かうと、またお地蔵様

11/19 9:31

稲荷神社がありました

11/19 9:32

見下ろします

11/19 9:32

神社の横からさらに奥へ続く藪っぽい山道に分け入ります

11/19 9:35

山頂直下から、小野アルプス

11/19 9:36

経尾山(220.9m)三角点

11/19 9:38

経尾山(220.9m)の先には道が全くなく、少し戻ってこの標識に従って巻道へ

11/19 9:40

すぐに道は藪に覆われてしまい、強行突破。これはもう道とは言えない状態。もうすぐ道型もなくなりそう。

11/19 9:45

突破後その藪道をバックに自撮り

11/19 9:45

この先はだいぶ藪が薄くなりました

11/19 10:00

進むにつれて藪がなくなってほっとしました。

11/19 10:03

ゴルフ場に到着

11/19 10:05

この棘のある丸葉の蔓性植物、こっちには結構多いのですが、関東にはない、と思っていたら、先日我がホームゲレンデの東京の高尾山で見つけました。

11/19 10:06

フェンス沿いの日当たり良い場所で、楓の幼木が真っ赤でした

11/19 10:08

しばらくはずっとゴルフ場のフェンスの外側の藪との間の細い隙間を伝って歩きます。

11/19 10:09

ゴルフ場の紅葉がきれいでした。向こうの山はさっき越えてきた経尾山方面

11/19 10:17

163.5m三角点

11/19 10:19

行く手に加西アルプスが登場です。低いながらも岩っぽいことが遠目にも分かります。

11/19 10:19

見事な紅葉

11/19 10:24

地形図の破線、沢状の場所を下って

11/19 10:29

畑に下山しました。これは畑の中の溜池。

11/19 10:33

加西アルプスへ向かって草紅葉の畦道を進みます。山ではありませんがこれはこれで気持ちよかった。

11/19 10:49

なぜか大きなパンパスグラスが道端に

11/19 10:57

加西アルプスに近づきました。紅葉がいい感じです

11/19 11:08

善坊集落から地形図破線に従って藪へ突入し、第3ラウンド加西アルプススタート。

11/19 11:11

尾根上の踏み跡にでるまでのわずか標高差20m程度が、今までの最高難度の藪でした。隙間なく繁茂するシダとその中に絡まりあって隠れる木の枝や倒木をかき分け踏み越えてかなりの急斜面を直登。

11/19 11:19

藪を突き抜けた上のにあった岩場から

11/19 11:20

前方善坊山方面の日が差して紅葉が見事。

11/19 11:23

そのあとすぐに一般道に出ました。ここから素直に登ってくればよかった。

11/19 11:33

190.7m三角点

11/19 11:41

その先の展望のいい岩の小ピークで昼食休憩

11/19 11:41

播磨灘遠望

11/19 11:47

この真ん中の岩に座って休みました

11/19 11:52

加西アルプスのハイライトへ

11/19 11:53

いい感じの岩尾根

11/19 11:53

紅葉もちょうど

11/19 11:54

楓系以外の広葉樹もいい色です

11/19 12:03

善坊山到着。

11/19 12:04

善坊山からの展望；東方、私も登った西光寺山と三草山

11/19 12:04

善坊山からの展望；北東方、夏に登った鎌倉山

11/19 12:05

善坊山からの展望；北方、冬に登った千ヶ峰と笠形山

11/19 12:05

善坊山からの展望；北西、春に登った七種山

11/19 12:06

証拠写真

11/19 12:12

西に少し行くと、加西アルプスの人気エリアが見下ろせました。

11/19 12:13

その笠松山をアップ。とても岩っぽい

11/19 12:18

そして紅葉も見頃

11/19 12:19

クヌギでしょうか、こんなに赤くなるんですね。

11/19 12:19

岩尾根と紅葉

11/19 12:20

岩尾根と紅葉

11/19 12:21

紅黄葉の笠松山

11/19 12:21

綺麗です

11/19 12:22

立派な吊橋です

11/19 12:24

振り返って吊橋と善坊山

11/19 12:24

笠松山とすぐ下の古法華寺の屋根

11/19 12:25

有名?な磨崖仏です

11/19 12:25

クジラの背のような岩尾根を下り、

11/19 12:27

古法華寺におりました

11/19 12:27

予想通り見事な紅葉

11/19 12:28

ツツジも

11/19 12:29

真っ赤

11/19 12:29

グラデーション

11/19 12:30

赤

11/19 12:30

グラデーション

11/19 12:31

真っ赤

11/19 12:33

真っ青

11/19 12:33

対岸へ登りかえして古法華寺を振り返ります

11/19 12:35

桜?

11/19 12:38

ナラ?普通の広葉樹がこんなに赤くなるのは珍しい

11/19 12:39

北方と善坊山(右端)を振り返る

11/19 12:40

美味しそうな実

11/19 12:40

笠松山山頂がすぐ

11/19 12:45

笠松山の展望台の下にて

11/19 12:43

山頂展望台からの眺め；善坊山

11/19 12:50

紅葉

11/19 12:59

これから進む尾根

11/19 13:12

笠松山から西は急に道が細く、藪っぽくなります。一度ルートロスして引き換えしました。

11/19 13:13

熊野神社?

11/19 13:22

フェンスの扉を通って3回目の下山です

11/19 13:35

しばらくとてものどかな農村の林道で歩きながら休憩。

11/19 13:40

峠の切通しの岩にはお地蔵様

11/19 13:42

名もなき大きな池。この向こう側の尾根を登ります。

11/19 13:47

この竹藪に突入

11/19 13:48

尾根に出ると背の低い木々を縫っていきます

11/19 13:52

道は有りません。尾根地形にそって登ります。この先またシダの蜜藪があったら困るなあと恐れながら。

11/19 14:09

でも思いのほかに快適に登れました

11/19 14:18

展望地にでて振り返ります

11/19 14:19

加西アルプスもダイブ後ろになりました

11/19 14:19

190m圏ピークに着くと全く予想外で、なんとこんなに超立派な鎖が!

11/19 14:21

ずっと藪尾根を進む覚悟だったので、快適に進めて助かりました。地獄と天国ほどの差。

11/19 14:21

落葉松でしょうか。とがった黄葉が印象的

11/19 14:23

自然公園内の歩道のようです。芝生広場への分岐がたくさん有り、いつでもエスケープ可能です。

11/19 14:24

芝生広場への分岐

11/19 14:26

芝生広場への分岐

11/19 14:28

芝生広場への分岐

11/19 14:31

加西アルプス方面の眺望

11/19 14:31

これから行く尾根にも何か道のようなものあります。

11/19 14:31

鎖を登ります。会いませんでしたが結構歩かれているようです。

11/19 14:33

鎖のてっぺんから振り返ります

11/19 14:33

行く手左に大きな神谷池が見えてきました。この池沿いの尾根を回り込みます

11/19 14:33

三角点分岐

11/19 14:35

神谷池

11/19 14:35

紅黄葉グラデーション

11/19 14:39

走れます

11/19 14:39

神谷池。すごい山奥な感じがいいです

11/19 14:40

神谷池紅葉

11/19 14:41

展望台もありました

11/19 14:41

そこからの方正方向

11/19 14:42

瀬戸内が光っていました

11/19 14:45

ツツジの紅葉

11/19 14:45

同じく

11/19 14:46

ここからこの道標によると牧野自然公園という方へ向かいます

11/19 14:48

分岐前よりもちょっと藪っぽいがまだまだ快適

11/19 14:52

マキノってどこだ?(地形図にでてないぞ)

11/19 15:13

224.7m三角点

11/19 15:16

ここでまた快適な歩道に合流（右から出てきました）

11/19 15:16

藤の木山方向から来ましたが、どの山が藤の木山だったのか不明

11/19 15:21

立派な東屋、ちょっと休憩

11/19 15:21

ようやく案内図発見。牧野自然公園に入ったようです。さっき歩いた快適な道は藤ノ木山自然公園だったようです。

11/19 15:30

この一帯は公園として整備されているようです。

11/19 15:34

林道にでました

11/19 15:34

林道沿いに植わっている楓も見事

11/19 15:35

見頃です

11/19 15:36

美しい

11/19 15:36

つかれも吹き飛びます

11/19 15:37

キャンプ場に降り立ち無事下山

11/19 15:46

道路を4キロ以上歩いて播但線の香呂駅へ向かいます

11/19 15:47

冬鳥です。ジョウビタキの雄ですね。もうそういう季節。

11/19 15:52

のこり柿が初冬の山里の風情を醸し出します

11/19 16:13

大礼橋で市川を渡ります

11/19 16:14

大礼橋と市川、向こうの山が越えてきた山々

11/19 16:24

香呂駅。電車の10分前に着きました。お疲れ様でした。

11/19 16:46

播但線から、夕日に浮かび上がって神々しいまでに美しい姫路城

撮影機器：

EX-ZR3000 CASIO COMPUTER CO.,LTD.

装備

個人装備

ヘッドランプ 1/25 000地形図 笛 保険証 ロール バンドエイド スマホ 折りたたみ傘 レインスーツ（ヤッケをかねる） ストック1本 GPS(ルート登録済) カメラ 予備電池（ライト用＆gps用 カメラ用） 薄手ダウン

備考

食料；パン２ケ、チーズ２ケ、みかん２ケ(チーズ１ケ残り)
飲料；コーラ500、コーヒー500、ポカリ500cc(珈琲とポカリが150ccずつ残り)

感想

shigetoshi

紅葉狙い＆トレーニングを兼ねて、近くの低山、日本一低いと言われる小野アルプス（最高地点199m!）とその西の加西アルプスを繋げ、さらに西へ神谷池の北の山地をを通って播但線の香呂駅まで歩くことにしました。
距離は30数キロで町に近くいつでもエスケープできるため、およそのルートだけ決めて、あとはぶっつけ本番で現地で判断しながら進むことにしました。
通り抜けルートであること、状況次第でどこに下山するかわからないことを考慮して久々に車を使わず、電車でアプローチしました。

小野アルプスは昨年12月初めに全部縦走しているので今回はショートカットして小野町駅からのスタート。駅から尾根へも道路のショートカットを試みたラ、これが大はまりで、シダの劇藪の洗礼を受けました。先週のねまがり竹の劇藪と2週連続になりましたが、先週で免疫ができていて、撤退せずに強行突破出来ました。

無事に縦走路に出ると、吐く息が白く煙る中を朝日を浴びて西へ向かって縦走。
惣山あたりから少し岩っぽくなってきて（アルプス、と呼ぶには全く物足りませんが）テンションも上がってきます。冷たい西風が強い日でしたが、風下になる山の東側が登りで、背中に日を浴びながらで、結構暑くて汗ばみ、ピークを過ぎると西側斜面の下りで風当って日も差さずで汗が冷えて途端に寒くなるという繰り返しでした。

小野アルプスのハイライト紅山は3回目、この南尾根は、このしょぼい小野アルプスにあって、唯一行く価値のある楽しい岩場です。歩いても気持ちいいですが、紅山の西側から見るこの尾根の山頂にむかって次第に吊り上るカーブは富士の裾野のように美しく、見応えがあります。

紅山以西は手入れがあまりされてなくて笹やシダが覆いかぶさっていて、昨日の雨滴でズボンが濡れましたが、ゴア制のズボン＆ゴア製のミドルカットシューズを履いていたので足首が少し濡れた程度で気にせずにガンガン歩くことができました。

一旦道路に下山して、小野アルプスは終了。
ここから善坊山までは歩いたことが無いルート、hetaregonntaさんの
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-838651.html
のGPSログを頼りに第二ラウンドの経尾山の山頂超えに進みます。
周遍寺から毘沙門へ、道標に従って城山ゴルフ場の外周を歩く部分は1年半前のhetaregontaさんの時とは全く状況が違っていて、全体に廃道状態で笹やシダに覆われたところがあり苦戦しました。猛烈な藪部分も50m位はあったでしょうか。ここも心を無にして頭を空にしてひたすら前進あるのみで藪をかき分けて進みました。ゴルフ場の長い長いフェンス沿いにきれいな芝地と紅葉を横目にしながら藪を掻き分けて進み、荒れた沢を下ると、畑に出て第二ラウンドが終了しました。

少し長い道路歩きのあと、第三ラウンドの善坊山も登り口は道なき劇藪急登で、短距離ですが悪戦苦闘、慣れっこですがもうこりごり感もあり、加西アルプスの最西端の214mピークから西は藪がひどかったので尾根を進むのを断念、一般道（とはいっても藪っぽい）から熊野神社への下りました。
加西アルプスは小野アルプスよりも岩場が多く、紅葉もきれいで楽しめました。
今回は山中では善坊山から笠松山の間だけ人に会いましたが、人数は結構多く、さすがに人気の山です。
途中古法華寺を経由しましたが、紅葉がピークで楓やツツジが美しく色づいていました。

最後の第4ラウンド、神谷池（神谷ダム）の北側の尾根の縦走区間、ここは下調べ無で地形図だけ見ながら突入しました。予想通り取り付いた尾根には踏み跡が無く、竹、灌木・低木の枝をかき分けての登山となって、結構テンションダウン、この尾根道がずっとやぶだったら時間的にきびしいな、どこでエスケープしようか、降りられる尾根や沢があったら町へ下山しようか、と思いながら上りましたが、最初の190mピークに着くとうれしい誤算でご立派な鎖のある遊歩道があり、そこからは自然公園の歩道になって難なく踏破することができました。山名のない地味な尾根だけに歩かれていないと思ったのですが、自然公園で岩っぽくて展望のいところも多く、シーズンには結構歩かれているようです。
牧野に下山してみれば予定よりも1時間以上も早く、疲れもそれほどでは無かったので、播但線の香呂駅までの約4kmを時々小走りで歩いて、まだ十分明るいうちに駅に着くことができました。

播但線の車窓から見た夕暮れの空に浮かぶシルエットの姫路城は最後のとても良いご褒美でした。