三瓶山お鉢巡り・にび色の雲のあいまに(西の原から周回)
- GPS
- 05:03
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,031m
- 下り
- 1,020m
コースタイム
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 5:02
天候 | 曇りのちときどき晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛行機
■復路:25日(土)広島19:35-成田20:55 春秋航空日本 IJ624便 ■レンタカー:タイムズカーレンタル広島空港店 ※スタッドレス車 三瓶山周辺の路上に雪はありませんでしたが、今後夏タイヤでは登山口周辺や県境付近で困難が予想されます(実際、24日の松江道は夏タイヤ規制をやってました)。 三瓶山から広島空港の所要時間は2時間強くらいです。空港周辺にガソリンスタンドが乏しく、空港エリア内唯一のスタンドは+15円/L程ぼったくります(レンタカー会社があからさまに勧めていなかった...)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■男三瓶山・扇沢分岐に、扇沢方面の道標がついていません。踏み跡に従ってそのまま直進すると、堰堤の手前で正しい道であることを示す道標が出てきます。 ■まだ雪が少なく凍結も進んでいないことから、チェーンスパイク・軽アイゼン等は使用しませんでした。女三瓶〜男三瓶間の痩せ尾根や岩場、子三瓶からの急な下りなど、縦走路には滑落の危険がある箇所もあり、今後は必要になってくると思われます。 |
その他周辺情報 | ■宿泊:奥出雲多根自然博物館(2泊) 格安で宿泊可能。ナイトミュージアムもお勧めです。 http://tanemuseum.jp/ ■下山後の食事:三瓶バーガー(SANBE BURGER) 地産地消で人気の店。北の原のサヒメルの向かいにあります。 http://www.sanbe-bg.com/ ■下山後の温泉:三瓶温泉さんべ荘 大人500円。日帰り入浴も21時まで受付。ここでバッジが買えます。 茶色い濁り湯がかけ流し(露天)。力強いお湯でした。 http://www.sanbesou.jp/ |
写真
感想
飛び石連休に1日休んで4連休にしたものの、この時期、私レベルの技術のない登山者にはあまりいい旅行先がありません。そのくせ世間的には旅行する人が多いのか、特に関東から西や南に向かう路線の航空券は軒並み暴騰。遠出を半分諦めていましたが、guraに候補を挙げてもらったところ三瓶山に行きたいというので、LCCが就航している広島行きのチケットを何とか確保、そこからドライブで島根まで行ってきました。
とはいえこの時期の山陰を舐めてはいけない... あわよくば24日(金)、25日(土)で三瓶山を含めた2座登頂を狙うも、24日は冬型で大荒れの天気。台風並みの強風の予報が出ていた鳥取の大山がまず候補から外れ、試しに広島県境を越えて比婆山系の吾妻山の登山口までスノードライブで行ってみるも、登山者のいる気配はなし。日中も雪が降りやまず、登山中に車が埋もれて帰れなくなるリスクがあったので、この日は下界の散策に切り替えました。
そして迎えた25日。「東日本・西日本は絶好の行楽日和」と天気予報が煽っていたので期待しましたが、さすが出雲の国を名乗るだけの地力があるのかどうか、曇りがちでスッキリした晴天には程遠く(三瓶山は石見と出雲の境界にあります)。登山前半は鈍色の雲に覆われた白い空が支配し、火山が作り出した三瓶山のせっかくの造形も輝きを失っていました。
特に強い風や寒さなどなかったので、日差しはなくとも安全快適に登山できたことに感謝しようと思いながら登るも、それではいまひとつテンションが上がらず。子三瓶、孫三瓶、女三瓶とファミリーを縦走してきて残るは男三瓶だけとなったその時、ようやく雲間から待望の青空が広がり始めました。今まで色のなかった山肌は、光に照らされて急に生き生きと。方角によってはまだ灰色の空も残っていましたが、男三瓶山の山頂、そして下山までこの天気がもってくれました。
三瓶山の山自体は、くじゅう連山をコンパクトにしたような印象。所要5-6時間のお手頃サイズ、ちょっと進むだけで次々と景色が変わり、火山のユニークな造形に加え海まで望めるという、旅行先で気軽に登るにはピッタリの山でした(三瓶温泉だけでなく、実力派の温泉が幾つもついてきます)。これで山陰じゃなくて、もし関東にあったらどれだけ人気が出たことか...なんて失礼なことを考えてはいけません。
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