大品山
- GPS
- 04:17
- 距離
- 7.5km
- 登り
- 842m
- 下り
- 836m
コースタイム
- 山行
- 3:44
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 4:18
天候 | 曇り時々小雨小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
貯水池までの登山道は一部階段の木が露出。貯水池上の尾根は取り付きから急登、藪あり。尾根をすぎると藪は薄くなりどこでも歩ける状態。 |
その他周辺情報 | ホテル森の風立山で入浴。その下のプモリはスープカレーで人気のお店。 |
写真
感想
11月の低山山スキーの第二弾は僕が勝手知ったる大品山。shinmonさんと2人で挑むことになった。雪が少なくても夏道があるし、登れはするだろうと見当つくが、昨日の護摩堂峠林道中心コースよりは大分急斜面が多いですよ。
朝先ずアルペンルートの立山駅に集合し、ケーブルカー・バスの運行状況を偵察してみる。11月21日から室堂なだれ情報は「非常に危険な状態」が続き、19日に145cmだった室堂積雪は300cmを超えた。今朝ここまで来る途中には立山連峰は綺麗に見えていたのだが、今日も高原バスは終日運休、ケーブルで美女平まで行けるに過ぎない。室堂周辺は表層雪崩多発だと言う。
あわすのスキー場に移動しゲレンデを眺めると、遠目には一面真っ白で、始めからシール登行可能。ゲレンデ下部の雪は若干クラストしていたが、上部では解消、積雪20cmほどか。先頭交代で新雪ラッセルしていったが、ゲレンデトップ近くでスノーシュートレースに合流、以後楽に進めることになった。
ゲレンデを終わって導水管沿いのやや急坂は夏道上のトレース、その先の緩斜面帯には藪掻き分けがあったがごく僅か、貯水池横で丁度先行のスノーシュー男女2人組に出会って一服。また丁度瀬戸倉山から渡って来たスノーシューソロの人が下りて来て、以後もトレースあり。ここまでは楽勝、しかし試練はこれからだ。
貯水池横の最急傾斜地帯、スノーシューの人たちはスタスタ登って行ったが、スキーには雪が少なくて、木の根のステップ等に乗り上げるのに難儀する。ツボ足になった方が早いのに、無理やりスキーでと僕は頑張る。標高差高々50mに20分を費やし、漸く普通に登れる坂道となる。
1229mのピーク近くで2人組に追いつき、以後僕らが先行する。基本的にトレースを辿っていくが、スノーシューの下りのものなので、急斜面は辿れずバイパスラッセルを必要とする。それでも11時前に大品山の最高点に到達、出発から3時間足らず、良いペースだった。
25分ほど山頂滞在して、下る準備をしているところに2人組も到達した。お疲れ様と言葉交わして僕らは滑降開始。ブッシュはそれなりにあるが、概ね邪魔にならず、雪はサラサラとまで言えないがパウダーと言ってもいいかな、楽しく下れる。1229ピーク周りの登り返しをカニで頑張り、さらに快適滑降は続く。貯水池が見えてくると、雪もやや重く、藪もうるさくなって来た。標高1050mまで来てスキーを外して、ツボ足で貯水池横の平地まで下ればひとまず安堵できる。
緩傾斜の尾根上をトレース上でボブスレー、導水管横の坂となって上部はスラロームの出来る所、導水管を反対側に渡って下部はつづら折れの夏道上を無理やり曲がる所、そしてゲレンデに飛び出す。ゲレンデ滑降は重い湿った雪に足を取られるが、フィナーレを飾って駐車場の車に触れるまでスキーのまま戻って来た。
石川ミリオンピークスの女性陣、mierinとkazumi_hiさんがやはりあわすのから瀬戸倉山に登っていて、僕らより先に下りて、らいちょうバレー近くのレストラン「プモ・リ」にいると言う。僕らも合流して名物のスープカレーなどを頂いて談笑し、室堂に上がれなかったことは忘れられる、様々に楽しい一日になった。
昨夜は護摩堂峠BC後にさる会合・会食で富山入り。車中泊して朝立山駅へ。
あわよくば…であったが、予想どおりアルペンルートバスは動かず。
似たような思いの方々が三々五々に散っていった。
美女平までは運行していたが、Nishidenさんの「大品山の方が楽しめそうですよ」とのお言葉で行き先決定。第2計画のあわすのスキー場に移動した。
「楽しめそう」というのは雪質のことだろう(実際雪質は良かった!)と勝手に期待に胸を膨らませていたが…
今日はNishidenさんと2人でのツアー。師匠(と勝手に呼んでいる)に負担を強いないように歩けるだろうか? いざ。
まずはゲレンデシール登行。スノーシュー先行者があるが、ゲレンデ内は思ったところを歩いていなかったのでトレースを使用せず。斜面はモナカで重い。できるだけラッセルしたかったが、半分くらいは頼ってしまいました。Nishiden師匠すいません!
ゲレンデを抜けると樹林の中の登山道を薄い雪の中標高をあげていく。所々藪は濃い。
貯水池前で一息。スノーシュー先行者にご挨拶。先に出発していった。また瀬戸蔵山から周回してきたスノーシューの方とスライド。以後はその方のトレースをほぼ忠実に辿る形になった。ありがとうございました。
貯水池左の尾根は斜度も大きく藪も出ており大苦戦。モンキーしたり木に抱きついたり大変。
一度スキーを外して斜面を越えたが、Nishidenさんは涼しい顔で突破。さすがです。
この斜面が核心ですよとのこと。
ん? まさか楽しめるってここのことですか?と問うとにやりとNishidenさん。
なるほど理解いたしました…
左手には弥陀が原は見えてくるものの立山本体は見えず。
眺望には恵まれなかった。
そうこうしているうちにだんだん藪も薄くなりサラサラの雪質になっていきご褒美斜面が出てきて、ピークへ。
ピークで補給・モードチェンジしている間に、追い抜いたスノーシュー二人組が到着。お互いを労ったあとに我々は先に滑走を開始した。
藪が薄く雪質のよい部分は思う存分楽しんだ。
その後の藪斜面は修行です。
貯水池上の尾根は途中でシートラにして下降。
登山道平坦部分はボブスレー、つづら折り部分は地面をこすりながら下降。
ゲレンデはすでに緩みまくった重い雪でスキーが走らなかった。
藪に足を取られて大転倒… 最後にごちそう様です…
下山後は瀬戸蔵山をピストンしてすでにプモリに入っていたmierinさんとkazumi_hiさんと合流。美味しいカレーをいただいた。
Nishidenさん、暖かく見守っていただきましてありがとうございました。
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