両神山(八丁尾根)

2017年11月28日(火) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 5.9km
• 登り: 783m
• 下り: 783m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:35
• 休憩: 1:30
• 合計: 6:05

9:00 八丁トンネル登山口
9:35 9:40 八丁峠
10:20 10:20 行蔵峠
10:25 10:30 西岳
10:50 10:50 龍頭神社奥宮
11:15 11:40 東岳
12:00 12:40 両神山
13:00 13:05 東岳
13:25 13:25 龍頭神社奥宮
13:50 13:50 西岳
13:55 13:55 行蔵峠
14:30 14:40 八丁峠
15:05 15:05 八丁トンネル登山口
15:05 ゴール地点

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

八丁トンネル登山口の駐車場に駐車させて頂きました。
埼玉県側から志賀坂トンネル手前を左折して舗装林道を暫く通行すると八丁トンネル手前に広い駐車スペースがあります。
志賀坂峠から八丁トンネルへの林道は落石等で度々通行止になるので注意。

コース状況／危険箇所等

八丁トンネル登山口〜八丁峠
雑木林の登りで、鎖場、狭いトラバース道があるので滑落に注意。
坂本からのコースとの分岐を過ぎればすぐに八丁峠に着きます。

八丁峠〜西岳
八丁峠を過ぎると鎖場が増えてきます。
稜線歩きなので途中何度も展望が開けます。
八丁峠から誤って赤岩尾根に向かうことのないよう進む方向を確認したいです。

西岳〜東岳
強烈な鎖場の連続で、大きく下ってからの登り返しなので、この区間が最も危険箇所です。
常に注意が必要で、神経を使うので体力を要します。

東岳〜両神山(剣ヶ峰)
奥秩父らしい原生林の樹林帯です。
山頂手前に一ヶ所鎖場があるくらいで、アップダウンも少なく比較的安心して歩ける区間です。

その他周辺情報

国民宿舎両神荘の日帰り温泉を利用。
薬師の湯が定休日の火曜日のみ-￥200の￥600で利用可。

写真

11/28 8:04

小鹿野町を走行すると、厳つい山容の両神山が近くなってきます。
一般的な日向大谷から2回、マイナーでロングな梵天尾根から1回歩いていますが、本日は右側の大きなギザギザ部分の八丁尾根から歩きます。

11/28 8:32

お隣群馬県との県境である志賀坂トンネル手前を左折して舗装林道に入ります。

11/28 8:50

八丁トンネル登山口の駐車場は4、5台先客がいましたが、県内のナンバーは私だけです。

11/28 8:50

バイオトイレを利用させて頂きます。

11/28 8:59

振り返ると既に車で1200m以上の標高を稼いでいるのでいきなり素晴らしい展望。

11/28 8:59

今年の8月に上級コースで登った秩父のジャンダルム二子山。

11/28 8:59

八丁峠コースから両神山目指して登り始めます。

11/28 9:05

早速挨拶代りに鎖場の登場です。

11/28 9:05

鎖場、狭いトラバース道が出てくるたびに「滑落事故」が発生の注意書きが何度もあります。
事故多発地帯ですので注意しながら進みます。

11/28 9:08

薄暗い雑木林からスタートしましたが、日が当りだすとポカポカ歩きで安心します。

11/28 9:15

鎖が設置された狭いトラバース道を通過します。

11/28 9:35

坂本からの分岐を過ぎるとすぐに八丁峠。

11/28 9:35

展望台の案内に従い進むとありがたいことにベンチとテーブルがあるが、樹木に遮られて展望はいまいちです。

11/28 9:41

誤って赤岩尾根へ進んでしまうハイカーが絶えない分岐ですので、道標を確認して八丁尾根を歩きます。

11/28 9:42

「このコースは……難コースで、初心者向きではありません。……」と書かれた注意書き看板。

11/28 9:47

比較的新しめの距離付き道標もあります。

11/28 9:50

根っこ地帯を登り上げます。

11/28 9:51

続いて本日うんざりするほど登場する鎖場です。

11/28 10:00

途中視界が開けると大展望が広がります。
右端の雪を被った山脈は八ヶ岳です。

11/28 10:03

八丁尾根は早い段階から稜線歩きなので開けて気持ちがいいです。

11/28 10:04

車で通行してきたカーブが連続する舗装路の志賀坂林道。

11/28 10:05

やはり雪が似合う浅間山。

11/28 10:05

遠くには完全に真白な北アルプス。

11/28 10:08

ロープの急降下。

11/28 10:11

岩壁横を通り抜けます。

11/28 10:19

再度鎖場の登り返し。

11/28 10:21

西岳が近づくと行蔵峠。

11/28 10:21

志賀坂峠を挟んで対峙する二子山。

11/28 10:25

危険な急な鎖場。

11/28 10:27

西岳に着きました。

11/28 10:34

東岳へは一旦下るので慎重に歩きます。

11/28 10:43

一枚岩の鎖場も滑らないよう注意して少しずつ進みます。

11/28 10:47

垂直に近い鋭角な鎖場の登り込みです。

11/28 10:49

小さな祠が祀られている竜頭神社奥社。

11/28 10:50

ナイフリッジの岩稜歩きは鎖を使わずに岩の上を歩くのが正解です。
鎖は緊急時の為のものでしょう。

11/28 11:04

今度こそ垂直に近いではなく本当に垂直に鎖場の登場です。
細心の注意を払って登り上げるとともにこれを帰りは下らないといけないのかと思うと気持ち悪くなってきます。

11/28 11:10

登っても登っても鎖場の連続。

11/28 11:16

東岳に到着です。

11/28 11:16

東岳は好展望でベンチとテーブルも設置されています。
東岳では日向大谷からここまで足を伸ばしてきたベテランハイカーさんとお話しながら休憩です。

11/28 11:38

ようやく両神山頂を目指して歩きます。

11/28 11:43

今までの強烈な鎖場地帯とは一変して原生林の樹林帯歩きです。

11/28 11:56

山頂直下の最後のロングな鎖場を登ります。

11/28 12:00

ようやく見覚えのある山頂部が見えてきました。

11/28 12:01

2年8ヶ月ぶり通算4度目の両神山（1724m）に登頂成功。

11/28 12:02

道中何度も視界に入ってきていた八ヶ岳。
真中左の最高点が盟主赤岳。

11/28 12:02

甲武信三山。
左から木賊山、百名山甲武信ヶ岳、埼玉県最高峰三宝山。

11/28 12:03

こちらは国内最高峰富士山。

11/28 12:04

だだっ広い山頂部の蓼科山。

11/28 12:04

もう一つの山頂標と祠。

11/28 12:05

日本観光地百選入選記念の石碑。

11/28 12:05

山頂にはなんと2匹のアンテナ犬がいます。
ザックから食料を取りだすと鼻がいいため、崖から突き落とされそうな勢いでおねだりしてきます。
仕方がないので小型の餅を一つ差しだすとパクリと一瞬で口に入れてしまいます。
暫くの間収拾がつかなくなり、狭い山頂で騒がしく追いかけっこが繰り広げられます。
その後アンテナ犬は日向大谷方面へと下っていきました。

11/28 12:13

道中最も視界に入っていた浅間山。

11/28 12:33

北アルプス。

11/28 12:41

帰りも鎖場地帯を通らなくてはならないのに山頂に40分近くも滞在していました。

11/28 12:59

まずは東岳に辿り着いて、まだ疲れてはいませんが貸切なので小休止です。

11/28 13:12

西岳へは鎖場の連続する最も危険な区間なので慎重に下ります。

11/28 13:29

非常に危険な鎖場の急降下を一歩一歩慎重に下ります。

11/28 13:45

鞍部から登り返します。

11/28 13:48

西岳に到着。

11/28 14:29

さらに歩き続けて八丁峠のベンチで一休みします。

11/28 15:01

下っていくとやがて駐車した車が見えてきました。

11/28 15:05

両神山八丁尾根から無事帰ってきました。

11/28 15:56

久しぶりに両神温泉薬師の湯に向かってみますが……、残念なことに定休日でした。

11/28 16:01

初めて国民宿舎両神荘に立ち寄ります。

11/28 16:01

薬師の湯定休日の火曜日は嬉しいことに￥200引きの￥600で日帰り入浴可能。

11/28 16:02

振り返って山西省友好記念館の神怡館。

11/28 16:47

両神荘は宿泊施設なのでとても綺麗でまた訪れてみたいです。

撮影機器：

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR60 カシオ

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ 防寒着 ズボン 靴下 軍手 予備手袋 雨具 靴 ザック ザックカバー アイゼン 昼ご飯 行動食 飲料 レジャーシート コンパス ヘッドランプ ハンドライト 予備電池 地図（地形図) 携帯 保険証 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

tididi

両神山への訪問は今回で4回目となります。
過去3回は日向大谷から2回、梵天尾根で1回で、今回だいぶ前からいつかは訪問しようと思いながら後回しになり続けていた八丁尾根で登りました。
滑落事故多発地帯の八丁尾根は進んでも進んでも鎖場の連続でいつもの山歩きとはまるで違い、上半身も使って、緊張感を味わいながらの歩きでした。