妙徳山 樹間に根子岳の雪景色(明徳社コース往復)
- GPS
- 03:40
- 距離
- 5.0km
- 登り
- 617m
- 下り
- 610m
コースタイム
- 山行
- 3:25
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 3:40
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
国道403号線で須坂市街に向かい 信号「幸高町」を右折、約3km先の信号「上八町」を右折後 林道に入ります(道が入り組んでいる為、地図で確認して下さい) 舗装が切れてすぐのカーブに駐車余地があります 登山口にも、駐車余地はありますが、悪路なので 林道を歩いた方が無難だと思います |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口からいきなり直登の急坂が連続 うっすらと付いた雪の下に落ち葉や 苔むした石のごろごろする歩きにくい道 踏み跡も薄い箇所があり、途中で一度間違えたので要注意 テープを確認しながら登ることをお薦めします 明徳社奥社から尾根まではロープが付けられています 尾根に出るとひと登りで山頂 軽アイゼンを携行しましたが、使用せずに歩けました |
その他周辺情報 | 湯〜ぱれあ http://www.u-parea.jp/ |
写真
感想
妙徳山には、自分の知っているだけで5つのコースがあり
そのうちの一つの明徳社コースを登り残していました。
随分前から気になっていたものの、アクセスが悪そうという理由で
行く機会がなく、そのままになっていました。
今年は雪が早く、標高千メートルを超える山の山頂の積雪、
途中の凍結(急坂なのは妙徳山のどの登山道も同じ)はどうなのか、
マイナーなコース故、踏み跡は明瞭なのか?
と心配はありますが、天気は上り坂の様子なので決行する事にしました。
須坂市から菅平に向かう道路を南に入ると、
緩斜面のリンゴ畑を縫う農道と林道が入り組んでおり、
地図とGPSを大忙しで見比べながら運転。
目指す林道に入るまでに既に大奮闘してしまった感があります。
入ってしまえば一本道なのですが、両方から藪がせり出す細道の
心細さに耐えながら、舗装道の切れ目まで走行し、すぐ先で駐車。
登山口まで角張った石ゴロゴロの林道を40分弱かかって歩きました。
その上深く抉られた轍を見ると、車高の高い車でも自分の運転技術では、
車が無傷では済まないだろうと、ややほっとしました。
登山口周辺には数台の駐車余地がありますが
最近車が通った跡はなく、冷え冷えとした静寂が占拠。
いきなりの急坂は予想通りとはいうものの
不明瞭な踏み跡が薄く敷いた雪と落ち葉に覆われると尚更分かりにくく
木に付けられたテープを頼りに登って行くと
やはり、次のテープが見えない位置で間違えて
小さな沢を直としてしまい、テープの位置まで引き返し、
杉の植林帯の縁に沿う不明瞭な踏み跡を登り直し。
なにしろ急坂、ようやく途中からロープの助けが得られるようになり
挫けそうになる気持ちに少し余裕が出来ました。
小さな祠のある明徳社奥社からが一層の急坂になり、
そしてずるずる滑る落葉の上の数センチの積雪が不安。
張ってあるロープのお陰で不明瞭な踏み跡や滑落の心配はありません。
一念発起で頑張ったものの、凍ったロープを掴んだ手が凍え、
感覚が無くなりました。
尾根上は日の光に溢れ、樹氷がきらきら輝き、
北斜面の暗闇から飛び出した自分にはまるで別世界。
山頂から僅かに切り開かれた空間に、ゆったりと穏やかな根子岳が見え
今日登っている方々の満足感を遥かに想像します。
急斜面の下りは登りの約半分程の時間なのは
有難いような、悲しいような気持ちで林道に降り立ちました。
それに続く、寒々とした薄暗い林道歩きには、
行きも帰りも気が滅入り、随分時間を長く感じさせます。
車で林道を下る途中、北信五岳を望む絶景ポイントを発見!
朝、車中から妙徳山を正面に振り仰いだ時、雲が半分覆っていた空も、
下山後は完璧な晴れとなり、故郷の山々を一層美しく映し出します。
それと同時に難儀した故の登山の満足感も一塩。
澄み渡った青空は自分の心の栄養剤!
明日からまた、次の晴れた日の山行の為に普段の生活を頑張ろう、
そんな前向きな気持にしてくれます。
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