霧島山 (韓国岳と池めぐり)
- GPS
- 04:40
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 876m
- 下り
- 988m
コースタイム
- 山行
- 3:54
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 4:40
天候 | 快晴 微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
・大浪池からえびの高原までバス利用。本数は少ないため、利用の場合は事前に確認のこと。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・白紫池、御池、不動池周辺:この日は人の姿を見なかったが、手入れは十分されていて、危険箇所などなし。ルートも分かり易い。 ・えびの高原-韓国岳:硫黄山付近は噴気のため立入禁止。えびの高原から韓国岳の登りは急傾斜が続くが歩き易く、途中からは景色も良い。 ・韓国岳-大浪池-大浪池登山口:大浪池に向けて大きく下るが、木製の階段が多く、急なので登りはつらいかも知れない。大浪池付近は今日は霜が気温と日射のため溶けてドロドロで歩きづらい状態。スパッツがあると便利。大浪池登山口から池までは遊歩道並みに整備されていて、スニーカーで上がってくる人多数。 |
写真
感想
新燃岳の噴火のため、入山が規制されているかと思った霧島山(韓国岳)だが、韓国岳であれば規制は出ていないようなので鹿児島遠征の2日目の山として選んだ。天気良く風弱く、12月とは思えない陽気の中で歩くことができた。
鹿児島と言えば冬でも温暖なイメージがあるが、そんなことは決してなくて、今朝などはレンタカーのフロントガラスがびっしり凍っていて、融かして運転できるまでに時間がかかるくらいだった。感覚的には関東南部の冬と変わりない。大浪池の登山口には8時20分頃到着。事前のリサーチで余り広くないと聞いていたが、既にオフシーズンのためか、ガラガラに空いていた。トイレも利用できるのは有り難い。今日はここにクルマを停めて、バスでえびの高原まで出向き、そこからここまで歩いて来るプラン。最初にバスに乗っておけば、バスの時間を気にしながら行動する必要がない。駐車場にクルマを停めて外に出てもあまり寒さは感じない。天気は快晴、ほぼ無風。風がないので体感も暖かく感じるのだろう。準備して8:50のバスに乗りえびの高原へ向かう。バスは数分でえびの高原に到着し、その後行動開始。ここは野外のスケートリンクがあるくらいなので気温が下がり寒いはずだが、さきほどの駐車場と同じくほとんど寒さは感じない。今日はまずえびの高原から歩ける池をいくつか巡る。まずは白紫池。登山道というか、遊歩道というか、とにかくばっちり整備された道を進む。まだ朝早い時間なので、霜柱が溶けておらず、踏むとバリバリ音を立てている。これが融けるとドロドロになって始末に負えない。歩き始めてしばらくして池が見えるようになる。白紫池らしい。池とは言っても火山湖のようなものなので、池のほとりには登山道は付けられておらず、上から眺めながらになる。えびの高原のバス停を出て30分ほどで白鳥山到着。眺めは良いが、逆光なので写真には向かない時間だった。写真数枚と水分補給のみで先に進む。ここから一旦下って御池に至る。ここまで鹿を一頭見ただけで、人の姿は皆無だった。良く整備されたトレイルを進み、3つ目の池である不動池に着くと、一度車道に出る。ここから硫黄山方面に進もうとしたが、噴気のために立入禁止の看板が。確かに遠くから見てもよく分かる白い噴気が上がっていて、これはダメだと納得させてくれる。風が多少あるので硫黄臭はないが、それでも長居は無用のところだった。致し方ないので順路に沿って一度えびの高原に戻り、今度は韓国岳の登山道に向かう。こちらは百名山だけあって、これから登る人も、そして登り終えて下ってくる人もどちらも大変多い。実は韓国岳だけはX年前に一度ピークを踏んでいるのだが、記録としては残っているものの、記憶としてはほぼ何も残っていない。どこから登ったかさえも定かではなかったが、今回再訪して、前回がえびの高原からだったことを思い出す。このルートが一番安全だし何より最短距離である。標高を上げると樹木がなくなり風が体に当たるようになるが、それでも12月とは思えないほどの陽気だった。ガラガラの、火山らしい登山道をこなして1700メートルの山頂に至る。この辺りの風景は、朧気ながら覚えていた。山頂付近は人が多いが、比較的広いので休憩する場所には困らなかった。山頂からは周囲の山々が見渡せるが、南東の方角にある新燃岳からは噴気が上がっていて、大変迫力があった。その向こうの高千穂峰は、山頂周辺にガスがかかっていて、全貌を眺めることはできなかった。この後は大浪池方面に下るだけで時間は十分あるので、山頂付近でゆっくり休憩してから下り始める。大浪池方面からも続々と人が登って来る。12月とは言え好天だし、風も弱いので、韓国岳を目指しているのだろう。このルートも火山らしくガラガラだが木製の階段が付けられている箇所が多い。下りなのであまり詳しく見ずに歩いていたが、ふと見上げると階段はかなり急であるようで、これを登ったら12月でも暑くなり汗をかきそうだと思った。このルートを上ってくる人がしんどそうにしているのもよく分かった。避難小屋まで降り西側のルートで大浪池を半周する。ここからしばらくは霜柱が溶けていて、登山道は全面ドロドロの田んぼ状態の所が多く、歩くのに大変難儀した。スパッツは持参したのだが、靴底に通すゴムが昨日の開聞岳で左が切れ、今日になって右が切れ、普通に使用しているとずり上がるというか、使用に耐えない状態になっていたのでザックにしまっていた。よって今日は盛大に靴と衣類を泥で汚してしまう。ここぞという時に相応しい道具が使えないのは、我がことながら嘆かわしい。半周して下りに掛かるはずだが、下るところを見落としてしまい、しばらく進んでしまう。考え事などしながら歩くものではない。これで15分くらいタイムロス。戻って正規のルートで下り始める。大浪池登山口までは、石畳というか、遊歩道と言えるくらいの整備状態で、これならサンダルでも上がってこられるくらいだった。最後は余計に15分歩いたが、それが特に何かに影響することもなく無事朝クルマを停めた駐車場に戻る。行動終了。この後霧島の温泉につかり、レンタカーを返し、飛行機に乗って帰宅。移動に疲れたが、行動時間が予想以上に短かったので、予定よりも一本早い便で帰れたのは幸い。
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