茅ヶ岳 金ヶ岳【百名山聖地巡礼】


- GPS
- 06:01
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,222m
- 下り
- 1,221m
コースタイム
- 山行
- 4:47
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 5:58
天候 | 晴れ(一時上空に雪雲が覆い雪がパラつく。午後から強風に) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◼深田記念公園から女岩 斜度もあまりなくのんびり歩ける。危険箇所も特に無し。 女岩が立ち入り禁止のため途中の水場が唯一利用出来る水場だが、この季節は枯れているようだ。 女岩は落石が多く危険な為立ち入り禁止で、厳重にテープが貼られている。 ◼女岩から茅ヶ岳山頂 コースタイムは1時間。ここから斜度がキツくなる。 この季節は枯葉が足首より深く堆積していて非常に歩きにくい。足元がズルズル滑る上、枯葉に隠れた浮石などが厄介だ。 尾根まで上がって暫くすると深田久弥先生終焉の地の碑がある。 この前後で雪雲が上空に流れてきてチラつく程度だが雪が。 さらに尾根を進むと山頂。 山頂は広く眺めは最高で、間近に鳳凰三山や甲斐駒ケ岳が、また富士山や八ヶ岳も楽しめる。 ◼茅ヶ岳から金ヶ岳へ 金ヶ岳へはいくつかのピークを登っては降りる1時間程の道のり。 最初の鞍部への下りは凍りついた雪がそれなりに残っていた。 本格的な雪の季節になるとこの下りは手強そう。 途中の眺めの良い場所が何度かある。 道は岩がちになっていきかなり急な場所も。 観音峠方面への分岐には注意看板がある。 金ヶ岳山頂は茅ヶ岳程ではないが広さと眺めはある。 ◼金ヶ岳山頂より明野ふれあいの里方面へ 下り始めて暫くは岩場や痩せ尾根を行く注意を要するルート。 この区間はかなり開放感があり、八ヶ岳や南アルプスの展望が良い。 尾根から降り樹林帯に入るとダラダラと同じような道が続く。 1時間程下ると林道にぶつかり、真っ直ぐゲート方面へ進めばキャンプ場へ、林道に沿って進めば深田記念公園方面へ繋がる |
その他周辺情報 | 山梨フラワーパーク ハイジの村の一角のクララ館内に天然温泉クララの湯がある。 (大人820円 20時まで受付) |
写真
感想
前日の土曜が忘年会な上、腹の具合もイマイチで不安があったが、せっかくの晴天だと言うことで「日本百名山」の著者、深田久弥の最後の山として名高い茅ヶ岳に日曜日に行ってきた。
軽めの山のはずなので体調が万全でなくても何とかなるだろうとの読みだ。
前日購入したナノエアフーディの性能テストも兼ねている。
■深田記念公園
秋頃までは八王子ジャンクションは朝6時頃から渋滞が始まり、少しでも遅れれば行きも帰りも中央道は渋滞地獄にはまってしまうものなのだが、もう渋滞の季節も終わったのだろうか?
ナビが示すより50分も早く深田記念公園の駐車場に着いていた。
時間は朝八時を少し回った頃。既に登山者の車が12〜13台は停まっていただろうか。
この駐車場には大きくて綺麗なトイレもあり安心だ。
(買い物できるような場所は無いのでインターを降りた付近で行う必要があるが)
おにぎりを車の中に忘れて出発してしまい取りに戻って15分ほどロスしたが、とりあえず出発。
今日は予報では相当気温が低く風も強いとの事だったが、風のほうはそれ程でもなく日差しもあるおかげでまだマシな部類だ。
それでも手袋は厚めのものでちょうど良いくらいだったし肌が露出している場所はすぐに冷えてしまう。もう季節は真冬になってしまった様だ。
■ナノエアフーディ感想
この日は前日に購入したパタゴニアのナノエアフーディをアウター、中にはファイントラックのドライレイヤー、メリノウールのアンダーウェアにキャプリーンミッドウェイトを着込みんでみたが、薄い割りに保温が非常に良いナノエアフーディ、女岩までの日陰の樹林歩き(風なし)では充分力を発揮。汗蒸れすることも無く快適に歩けた。
女岩以降の急な登りでも暑さは感じず、尾根で雪がちらつき始めてからも特に上に羽織ることなくナノエアだけで寒さは感じなかった。
山頂停滞時は上にウインドブレイカーを羽織ったがこれは無くてもいけたかもしれない。
今まで薄手のフリースとソフトシェル二枚重ねていた所をこれ一枚でいけるのはかなり魅力。いちいち着たり脱いだりしなくて良いし。
どこまで苛酷な環境に耐えられるかはこれから試してみないと分からないところだろうか。
■女岩〜深田久弥終焉の地の碑まで
女岩まではなだらかな道で特に難所も無いが、女岩以降は急な登りに変わる。
しかも溜まりまくった落ち葉の絨毯が厄介で、足元は滑るわ隠れた浮石はあるわで歩きにくい事歩きにくい事。
落ち葉ラッセルとはよく言ったものだ。
落ち葉を踏みながら30分ほど急坂を登ると尾根の上に出る。
この頃には流れてきた雪雲が茅ヶ岳上空を覆う、チラチラとではあるが雪が舞い始めた。
強くならないことを祈りながら先に進むと道の脇に深田久弥の終焉碑が立っていた。
日本百名山には色々な意見があると思うが、わたしには様々な山の楽しみを教えてくれる教科書的存在。
感謝の祈りを捧げて山頂へ向かった。
◼茅ヶ岳山頂から金ヶ岳へ
茅ヶ岳は評判通りの絶景で、登り始めて2時間足らずでこの景色を拝めるとなれば登山者が多いのも頷ける。
鳳凰三山と甲斐駒ケ岳の雄大さは憧れをかき立てるに充分。
来年の夏山でチャレンジしてみたいものだ。
上空の雲は長くは停滞せずに太陽も顔を出したので少し早いがここで昼休憩とした。
天候が悪化して寒い中震えながらの昼飯は避けたい。
30分程休憩する間に雲は薄くなる代わりに風は強くなり雪もまだ舞い続けていたが、どうやらこのまま本降りになったりする事はなさそうだ。
寒ければこのまま降りようかとも考えていたが、当初の予定通り隣の金ヶ岳まで足を伸ばすことにする。
金ヶ岳へのコースタイムは1時間。
2つほどピークを越える。ここまでの道に比べ斜度は急で岩が増えて行く印象。
茅ヶ岳山頂からの最初の下りは急な上雪が残り少し怖いが、幸い登山道の上はほぼ土で滑るようなことはなかった。
眺望が良い場所が何箇所かあり、石門など見どころもある。
ただ道が雪に覆われたり凍結したりすれば危険度はかなり上がりそうな道だ。事前の調べが大切だろう。
金ヶ岳は茅ヶ岳ほどの広さは無いが10人ほどが腰を下ろせるほどの空間があるし眺めも中々だ。
茅ヶ岳より標高は高いので見下ろす型になる。
この山頂でも団体さんに紛れ暫し休憩をとった。
団体さんも自分と同じくふれあいの里方面への降りてから林道を深田公園の駐車場に向かうつもりらしい。
◼金ヶ岳登山口から深田記念公園へ
金ヶ岳登山口方向に降り始めると山頂にいた男性が荷物を整えていた。
自然に一緒に降りる流れになり、雑談しつつしばらく尾根を進む。
山と高原地図に注意マークがあったが、岩の細い尾根で確かに少し危ない道、しかし眺めは最高で楽しい道でもある。
八ヶ岳や南アルプスの眺望が良い。
しかし金ヶ岳登山口からピストンだという男性の言葉通り、尾根を下り樹林に入ると特に特徴も無い長い下りに。
この直登はきつい割に面白くなさそうだ。
かなり早足だったが林道出合いまで1時間程かかった。
ここでふれあいの里に車を止めている男性とは別れ、深田記念公園を目指し舗装路を進む。
駐車場までは1時間以上かかりそうだ。
◼登山道では無い道を深田記念公園まで
ヤマレコマップの足跡を見ながら進むと林の中に分け入っていくものがあり、道もハッキリしているし車道をずっと行くのも退屈なのでそちらに折れて見た。
道は明瞭で車両の通行も出来そうな感じだったが、誰もおらず静かな道が続く。
途中通りかかったオフロードバイクの二人組に道迷いかと心配されたりしつつ足跡通りに進むも次第に踏み跡は落ち葉の下に消え、道無き道の様相を呈してくる。
しかし信じて坂を上がると最初に見た太陽光パネルの上に出てしまった。
眼下に深田記念公園の碑も見える。とりあえずゴール出来そうだ。
深田記念公園には例の「百の頂きに 百の喜びあり」の文字が。
なんだか今年の締めくくり的な雰囲気になってしまったが、まだ2017年中に何回かは登りたいかな。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する