三嶺〜剣山縦走
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 29.6km
- 登り
- 2,134m
- 下り
- 2,132m
コースタイム
- 山行
- 10:55
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 11:55
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪がまだ締まらず、踏み抜や、モナカ雪が多く、雪質も重いためラッセルの労力が大きい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
着替え
靴
ザック
アイゼン
ピッケル
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
針金
常備薬
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
シェラフ
|
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共同装備 |
コッヘル
ポール
テント
|
感想
リーダーの書いてる通りー(;_;)
カヤハゲ過ぎてからは全く脚が動かなかった。
日が落ちてからの暴風強行軍
萎え萎えー。
うーん、一回オーバーホールせにゃならんですぜこりゃ
三嶺から剣の縦走は距離が長いので、雪の質、量によって大きく異なる。今回は、新雪がまだ固まりきらず、雪の量自体はそれほどでは無いが、踏み込むと体が沈み、雪質も重く、モナカ雪という中々体力と手間のいる、いわゆる「じわじわくる」と言う奴だった。
初日の出発は6時を予定していたが、見事に寝過ごして、7:30といきなり1時間30分のビハインド、先行者のトレースはあるが、ペースは上がらず、三嶺着がはや昼前、この調子だと丸石小屋着は日没ぎりぎりだと思われた。
三嶺を過ぎると、ファーストトレースとなり、悪い雪質でペースは上がらず、おまけに弱いメンバーがラッセルについていけないと言う始末で、次第に予定より遅れていった。時間が進むにつれて明るいうちの丸石小屋着は絶望的になった。
17時に石立山分岐で、時間から言えば小屋をあきらめてテントを張ってもいいが、朝からずっと北西の強風が吹きつけているため、どうしても快適な小屋どまりをしたかった。幸いルートは尾根筋で迷う恐れも無かったので、たまには雪の中の残業をやってみるかと決意したわけである。
遅いペースに、止むことなく吹き付ける風。時間の概念すら怪しくなりかけたころようやく小屋にたどり着いた。有るだけのコンロを出して、水を作り、のどを潤し、大量に持ち上げた肉を鍋にして腹に詰め込んだ。すべて終わってシュラフに入ったのは22時前だった。明日の気象は5時。どうも塔の丸は無理のようだ。
翌日6時20分出発。今日も風が強い。丸石の稜線に抜けてからは、ゆっくりと休める場所も無いので、休むこともできず、のろのろと足だけを進めた。次郎笈直下の大岩が風よけになるのでそこでようやくゆっくり休憩が出来た。風はまだ強いが、少しだけ息継ぎの時間が長くなり、上空は青空も見えてきた。冬型もピークを超えたようだった。
そこからは先が見えたので、漸く気持ちだけは元気になり、次郎、太郎と山を越え、見ノ越に着いたのは14時前だった。そこからエスケープの長い国道を10キロばかり歩いて名頃に着いた。剣からの下りだけど時には腰まである雪をかき分けながら降りているとソロの登山者が登ってきた。この2日間人に会ったのはそれだけだった。天気が荒れると言う予報だったので多くの人は山に行くのを避けたのかもしれない。我々は敢えてそれを無視して山に入ったわけだが、その結果は、天気も悪く、景色も見えず、行動時間は長く、ラッセルはしんどく、目的は達成できないと言う、いわば冬の山のエッセンスを煮詰めたような山であった。そして私はそういうのも決して嫌いではないのである。
それにしても、誤算と言うか、もう少し考えたら当たり前と言うのか、まあ、見積りが甘かった。当初は4名でメンバーがそれぞれラッセルできるものと考えていたが、よりによって「一番弱い奴が夏から秋のにかけて、ふやけた山ばかりしている上に、日常のトレーニングをサボってるもんだから、ラッセルの戦力どころか、ブレーキになり全体のスピードを低下させ、本来の目的である塔の丸をあきらめる羽目になったのは残念であった。
積雪期の山行のメンバー選考は、本来ならもっと厳しく行うべきであるが、そいつの今後の成長などを考えると一概に切り捨てる事も出来ず。とりあえず、参加させて自分の弱さを認識したうえで、本人の自覚と日常のトレーニングを期待すると言うのが現状ではある。今回の山行はトレーニング目的と言う面もあるので、それなりの成果はあったともいえるのだが、それでも当初の目的をあきらめたのはやはり悔しい。今度はもっとメンバーをそろえてまた来ることにしよう。
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